今週は、先週に引き続いてベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』から、先週できなかった「序」の報告と、今週初めて読む「第2章 文化的根源」の報告をもとに議論をおこないました。
第2章では、「宗教共同体」、「王国」、「時間の了解」の3つのトピックが挙げられています。その中で、とくに「時間の了解」の部分が理解しづらいようでした。議論の結果、中世(宗教共同体と王国の時代)における「メシア的時間」から近代(国民国家の時代)の物理的で「均質で空虚な時間」への変化があったことを確認しました。
次回は、「第3章 国民意識の起源」の報告をもとに議論をする予定です。
