【総合国際学研究基礎】4月17日「研究倫理」
【リレー講義】
4月17日(月)5限に226教室において、博士前期課程1年生を対象にした総合国際学研究基礎の講義のなかで「研究倫理」について講義をしました。以下に、その要点をのせておきます。
自立した研究者として研究倫理を理解し、研究不正を行わないことが責務。
研究不正のなかでもっとも顕著なものは次の3項目:
- 捏造(Fabrication)
- 改ざん(Falsification)
- 盗用(Plagiarism)
盗用は「正しい引用」をすることで防ぐ。
「正しい引用」には次の3つのタイプがある:
- 短い引用(かぎ括弧・引用符でくくる)
- 長い引用(インデントでブロックにする)
- 要約または言い換え
「正しい引用」を構成するのは次の3つの要素である:
- 本文のなかの「引用」
- 引用に付けられた「出典参照」
- 参考文献リストまたは注のなかの「書誌情報」
日本語で書くことに自信のない留学生の皆さんはチューターを活用。
修士論文・修士研究における不正は処分の対象:
- 学位授与前に不正行為が発覚した場合は不正の程度に応じた処分
(東京外国語大学学生に係る懲戒等に関する規程) - 学位授与後に不正に学位の授与を受けたことが発覚した場合は学位の取り消し
(東京外国語大学学位規定第21条)