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第91回外語祭 語劇・料理店・舞踊

【一般】

2013年11月20日(水)~24日(日)に東京外国語大学の第91回外語祭が開催されます。インドネシア語専攻関係では、例年のように1年生は料理店、2年生は語劇、インドネシア舞踊部はインドネシア舞踊公演をおこないます(2011-11-23更新)。

外語祭の詳細は外語祭公式サイトをご覧ください。


インドネシア語劇

2013年のインドネシア語劇のタイトルは『真夏の国の夢』(Impian Negara di Pertengahan Musim Panas)です。ぜひご観覧ください。
・日時:2013年11月24日(日)13:30-14:30
・場所:アゴラ・グローバル内 プロメテウス・ホール
・原作:横山紗也香、翻訳:牛上皓右ほか、校閲:降幡正志先生、Florentina Erika先生、Dea Andriany Prasari
・学生たちのブログFacebookでも案内されています。
・インドネシア語劇『真夏の国の夢』の映像をYoutube(45分)で公開しています(2014年6月27日公開)。
真夏の国の夢
インドネシア語劇Facebookより

インドネシア語劇の紹介

 今年のインドネシア語専攻の語劇では、2年生たちがオリジナル脚本による『真夏の国の夢』を上演します。題名からはシェークスピアのあの幻想的な舞台劇を思い出させますが、こちらは、1945年のインドネシアを舞台にした、とても現代的なテーマをもつ作品です。
 親日国として知られるインドネシアですが、過去を遡ると、日本とインドネシアの関係はけっして平坦な時代ばかりではありませんでした。とりわけインドネシアが最も苦しんだ時期が、日本軍による支配が行われた1942年から1945年の3年半です。
 日本軍政期のインドネシアを舞台に、日本人兵の男性とインドネシア人女性との悲恋の物語は、劇団四季の『ミュージカル南十字星』で取り上げられたテーマです。『真夏の国の夢』は、このミュージカルに触発されながらも、タイムトラベルというSF的アイデアを取り入れることで、現代の日本の若者と日本軍政期のインドネシアの若者との交流を描くことを試みます。
 日本は、1942年にアメリカとイギリスに宣戦布告をしますが、その真の狙いは東南アジアの豊かな資源、なかでも当時オランダの植民地であったオランダ領東インド、現在のインドネシアの石油にありました。オランダ本国はすでにドイツに降伏しており、取り残された植民地のオランダ軍は抵抗するすべもなく日本軍のもとに降伏します。日本軍は、植民地解放を旗印にインドネシアを占領し、オランダからの独立を主張して投獄されていたスカルノたち民族主義者たちを自由にして日本軍の協力者にしますが、実際にはインドネシアの資源を収奪し、労務者として多くの人々を強制労働に動員し、独立の約束は果たされることなく3年の月日が経って1945年を迎えます。この年、戦局が悪化した日本はついにスカルノたちにインドネシア独立に向けて準備を進めるよう指示しました。スカルノは当初から日本の敗戦を見越して日本軍と協力したと言われています。
 現代の日本の三人の姉妹をこの時代のインドネシアに置くことで、インドネシアの人たちとどのような関係を結ぶことができるのでしょうか。作品とはとても興味深い思考実験の場となっています。国家間の思惑で社会の軋轢が高まるなかで、一人一人の人間が国境や民族の壁を越えてどのような関係を結びえるのかを考えるこの課題は、現在になっても決して意味を失っていないばかりか、まさに今日的な問題であるように思われます。この作品が、今の私たちに、現代の状況を考えるためのヒントを与えてくれることを願っています。
 深いテーマを扱う作品ですが、劇には、歌って踊るミュージカルの要素もあり、話題のタイムスクープハンターの登場もありと、楽しさも満載です。ぜひ、多くの方が観覧されることを願っています。


インドネシア料理店~makan makan~

今年のインドネシア料理店は「食べよう、食べよう」という意味のmakan makan(マカン・マカン)です。ナシゴレンなどの定番や外語祭ならではのビンタン・ビールなどが揃っています。ぜひお立ち寄りください。

・営業日:11月20日(水)~24日(日)(外語祭期間中)
・営業時間:10:00~18:00
・場所:円形広場の北側(多磨駅方向から入って左手の方向)(料理店の地図
《メニュー》
・nasi goreng (ナシゴレン) ピリっとした辛さとほどよい甘みが特徴の、インドネシアの炒飯。
・mi goreng (ミーゴレン) 少し辛味の、インドネシアの焼きそば。具材が豊富。
・pisang goreng (ピサンゴレン) バナナを揚げたもの。甘くて食べやすい。
・sate (サテ) インドネシアの焼き鳥。タレに浸けておいた肉に甘辛なソースを絡めて食べる。ビンタンビールと非常によく合う。
・bubur sumsum (ブブルスムスム) インドネシアのデザート。プリンに似たような食感でスイーツのように甘い。
・bir bintang (ビンタンビール) インドネシアのビール。日本の生ビールのような味で飲みやすい。

ツイッター外大ねし科料理店makan makanで随時情報提供をおこなっています。


インドネシア舞踊

今年の外語祭では以下の3公演をおこないます。演目は変更される場合があります。また、例年と違って今年度の外語祭では教室での公演はありません。

11月20日(水) 野外ステージ公演
・14:50-15:20 円形広場 野外ステージ
・演目:Renggong Manis, Bhayangkari, Cendrawasih

11月21日(木) ダンスフェスティバル
・13:30-14:00 研究講義棟101教室
・演目:Sekar Jagat, Cendrawasih, Yapong, Panji Semirang

11月24日(日) 野外ステージ公演
・13:40-14:10 円形広場 野外ステージ
・演目:Renggong Manis, Bhayangkari, Legong, Cendrawasih

インドネシア舞踊部の活動の詳細はブログツィッターも参照してください。

          

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