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1930年代植民地期の東南アジアで撮影されたハリウッド映画

【一般】

1930年代にインドネシア(オランダ領東インド)のバリ島とベトナム(フランス領インドシナ)で撮影されたハリウッド無声映画2本を上映します。

1931年にタヒチでロケをしたTabuがヒットしてから、「エキゾチック」な土地で現地の人々に演技をさせるドキュメンタリー風映画がハリウッドで多数作られるようになりました。今回紹介する2本のハリウッド作品にも、東南アジアの「エキゾチック」な風物に対する西洋の好奇な視線を感じとることができます。

他方、1930年代の東南アジアの人々の生活や風景が写しとられており、貴重な記録ともなっています。

アジア文化論IIの授業ですが、受講生以外にも公開します。関心のあるかたは自由にご参加ください。

1930年代植民地期の東南アジアで撮影されたハリウッド映画上映会
いずれの回も簡単な紹介のあと上映にはいります。
■第1回上映■
日時:2012年5月10日(木)6限(17:40-19:10)
場所:東京外国語大学研究講義棟115教室
題目:Legong: Dance of the Virgins(レゴン―乙女たちの踊り)
インドネシア(オランダ領東インド)、バリ島で撮影。
Henry de La Falaise監督、アメリカ作品、1935年公開、2原色式テクニカラー、65分、無声。ガムラン音楽の伴奏録音、英語による説明字幕
内容:現地ロケで制作されたバリ社会を舞台にした悲恋の物語。村の少女でレゴン舞踊の踊り子プトゥはガムラン演奏者の若者ニョンに恋するが、ニョンはプトゥの妹サプラックに魅かれる。
詳細:Internet Movie Database(英語)

■第2回上映■
日時:2012年6月14日(木)6限(17:40-19:10)
場所:東京外国語大学研究講義棟115教室
題目:Kliou: The Tiger(人食い虎)
ベトナム(フランス領インドネシナ)で撮影。
Henry de La Falaise監督、アメリカ作品、1936年公開、白黒、49分、無声。
内容:中部高原の少数民族(当時は「モイ族」と総称されていました)の村を舞台に、村人を恐怖させる虎を狩る若者を主人公にした物語。前作と同じくHenry de la Falaise監督作品。
詳細:Internet Movie Database(英語)

movie-poster-legong-02.jpg

ポスター(PDF)
東南アジア植民地期映画-Legong-02.pdf
東南アジア植民地期映画-Kliou.pdf

          

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