【古典文化論】 1月29日
【東南アジア古典文化論】
今週は、先週に続いて、ビルマの写本に描かれた仏伝図をもとに、仏陀の生涯の物語(仏伝)をシッダールタ王子が出家したところから見ていきました。
そのあと、配付資料にしたがって、一仏主義の上座仏教と多仏主義の大乗仏教におけるブッダやボサツの概念の違い、上座仏教における仏伝とジャータカ(本生物語)の性格を説明しました。
次回は、インドネシアのボロブドゥール寺院の壁画に描かれた仏伝とジャータカをビデオで見てもらったあと、「兎本生」を例にとって、ジャータカの説明をおこなう予定です。
■今週の配付資料
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(このほかに、パーリ語ジャータカに収録された兎本生の日本語訳(第316話)、ボロブドゥール寺院の浮き彫りに描かれた兎本生の写真(第1回廊欄楯上段第23-25面)、玄奘『大唐西域記』に記載された兎本生の日本語訳(巻7バラナシ国)、『今昔物語集』に収録された兎本生のテキスト(巻5第13話)を資料として配付しました。)