インドネシアでサッカーアジア杯2007
【一般】
サッカーアジア杯2007は、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムによる共同開催でした。1次リーグではD組のインドネシアは、初戦バーレーンを1-0で下すという快挙を成し遂げましたが、そのあと、サウジアラビアに1-2、韓国に0-1で破れ、決勝トーナメントに出ることはできませんでした。
7月18日のインドネシア-韓国戦では、インドネシアは負けたものの、大変にさわやかな試合観戦であったようです。外務省の渡航情報を見ると混乱が予想されているだけに、うれしい知らせです。
準々決勝でオーストラリアを破った日本は7月25日に準決勝を迎えます。決勝戦は7月29日、ジャカルタで開催されます。
【追記】
日本は残念ながら決勝戦には食い込めず、イラク対サウジアラビアの決勝戦はイラクの勝利で終わりました。ジャカルタでの決勝戦の様子については「アラーの国のフットボール」に面白いレポートがのっています。サウジが用意したチケットで入場したインドネシア人が実際にはイラクを応援していた、という話です。
【追記】
ところで、1938年にフランスで開催された第3回FIFAワールドカップ大会にオランダ領東インド・チームが初出場で参加しています。ハンガリーに0-6で負けていますが、選手の中にはインドネシア人の名前も見えます。とすると、アジア圏の選手で最初にワールドカップに参加したのはインドネシア人ということになるかもしれません。もっとも、選手の中には中国系の名前も見えるので「国籍」にこだわるのは的外れですが。
オランダ領東インド時代を含めてインドネシアがFIFAワールドカップ大会で活躍したのは後にも先にも1938年の大会だけですが、おそらくこのような歴史もあって、インドネシアではサッカーの人気は大変に高いものがあります。2002年大会のテレビでの報道の様子を別のページでレポートしているので参考にしてください。