5月11日 【読解】
【インドネシア語読解】
今日は、たくま班に、ユドヨノ大統領による内閣改造についてのBBCのインドネシア語ニュースの翻訳を発表してもらいました。
このテキストの中でjugaという言葉がでてきます。「また」という単純な意味の言葉ですが、「もまた」と「さらまた」の二つの使い方に気をつけましょう。
太郎と次郎は食堂へ行った。太郎はカツ丼を注文した。次郎もカツ丼を注文した。というのが、「もまた」です。これに対して、
太郎は食堂へ行った。太郎はカツ丼を注文した。太郎はさらに天丼も注文した。というのが、「さらまた」です。異なった行為者が続けて同じ行為をおこなう場合と、同じ行為者が続けて異なった行為をおこなう場合と考えてよいでしょう。このテキストに出てくるjugaは「さらまた」と理解すると、文意がよく通ります。
このあと、これまでの内容を対象にした小テストをおこないました。
テキストは、第1章第7パラグラフの途中、p.10の最後の文まで進みました。次回は、この部分の説明から始めます。とくにbaruの使い方には気を付けたいと思います。
今回読んだテキストに出てくるファタヒラは、インドネシアではヒダヤトゥーラ、シェイク・ムアラ、スナン・グヌンジャティといった名前で知られている人物です。ドゥマック王国のスルタンに仕える司令官としてバントゥンおよびスンダ・クラパに遠征しました。とくに1527年にはスンダクラパに進出を企てたポルトガルを追放して、ジャヤカルタと改名したことは有名です。その後、チルボンにイスラーム政権を建て、死後、この地のグヌン・ジャティに埋葬されました。その墓所は聖地として崇拝されています。
次回のBBCニュースの翻訳はチーム地球です。