【3年次ゼミ】1月7日
【3年次対象ゼミ】
今週は2021年最初のゼミです。以下の文献について全員に書評レジュメを提出してもらい、議論をおこないました。なお、書評レジュメの対象にしたのは、出版用の原稿のもとになった脚注・出典表示のある原稿です。
- 青山亨「地震は神の徴か:イスラームの信仰と災害」串田久治編『天変地異はどう語られてきたか:中国・日本・朝鮮・東南アジア』(東方書店、2020年)
この論文では、イスラームの信仰と災害、そして防災教育の在り方について論じています。導入から結論にいたるまでの論の立て方、論をサポートするためのデータの取り扱い方、さらに、使用したデータの出典表示の仕方に注目してもらい、卒論を書くときの参考にしてもらいました。
次回は、今学期最後のゼミとなります。A4判1ページ以内に、卒論の研究計画を作成し、提出してください。
研究計画には以下の要素を盛り込んでください。
- 卒論のテーマ(何を明らかにするのか、何を論じるのか)
- そのテーマについて卒論を書くために必要と予想されるデータ
- そのデータを集めるために必要と予想される方法
- 以上を踏まえた、卒論完成までの月単位の工程表(スケジュール)
- 卒論のテーマに関わる基本文献
基本文献には、テーマに関連して読んでおくべき基本的な文献(論文ではなく、書籍)をあげてください。この文献の書評レジュメの提出が、春学期の4年次ゼミの最初の週に提出する課題となります。書評レジュメを書くときには、単なる感想にならないよう、その文献の中のどの論が自分の卒業論文にどう関わってくるのかを明らかにしてください。