【4年次ゼミ】10月15日
【4年次対象ゼミ】
今週は、WKに独立期のインドネシアの宗教政策について、独立前の民族主義運動にさかのぼって報告してもらいました。
スカルノと宗教政策とすべきか、インドネシアの近代化と宗教政策とすべきか悩んだようですが、報告を聞くかぎりでは、インドネシアの近代化と宗教政策を主眼とし、近代化の主導者の一人としてスカルノを位置付けるのが適当だと感じました。
宗教政策のなかではとくにイスラームが重要になっているので、19世紀後半から20世紀にかけての世界的なイスラーム改革運動についても目配りする必要があることを指摘しました。インドネシアのムハマディヤもナフダトゥルウラマもこの大きな潮流のなかで理解する必要があります。
この2回は歴史的な現象を扱う卒論が続いたので、来週は、現代の状況をテーマにしたTSさんに報告してもらいます。