【3年次ゼミ】11月28日
【3年次対象ゼミ】
今週は、Act of Killingを見るための準備として、以下の論文を読んで書評レジュメを作成し報告してもらいました。
- 倉沢愛子. 2002. 「インドネシアの9.30事件と住民虐殺」『三田学会雑誌』94 (4): 645-664.(慶応義塾大学学術情報リポジトリ)
9.30事件の発生にいたるまでの経緯を整理するのに時間を割きました。オランダ植民地時代のインドネシア民族主義と共産主義の特色、オランダとの独立戦争におけるインドネシア国軍の立場、独立後のイスラームの位置づけをそれぞれ確認したあと、それらとのスカルノの関係、スハルトの関係を確認しました。
また、9.30事件のあとに起こった住民虐殺については、地域によって要因と経緯が異なることを確認しました。
次回からは、映画『Act of Killing』を見る予定です。