南山大学では下記のとおりセミナーを開始します。関心のある方の参加をお待ちしています。青山もコメンテーターとして参加いたします。
セミナー「"国民国家"インドネシア再考」
主催:南山大学外国語学部アジア学科
共催:南山大学アジア・太平洋研究センター/科研C「植民地末期インドネシア・ムスリムの国際関係認識」/東南アジア学会中部例会
日時:2019年3月17日(日)~18日(月)
場所:南山大学Q棟51・52会議室 名古屋市昭和区山里町18(交通アクセス)(キャンパスマップ)
連絡先:南山大学外国語学部アジア学科合同研究室
dpt-ajia@nanzan-u.ac.jp
準備の都合上、参加される方はお知らせください。また、その際に懇親会(17日)への参加の有無、昼食(18日、数に限りがあります)が必要かもお知らせください。
第1日 3月17日(日)
13時 開会 趣旨説明:小林寧子(南山大学教授)
13時10分―16時15分
第1セッション:「国民国家」をめぐる思索 司会:貞好康志(神戸大学教授)
趣旨説明:小林寧子
- 「イスラームとナショナリズム:『ビンタン・イスラーム』(1923-1930)を読み解く」小林寧子
- 「オランダ植民地末期ナフダトゥル・ウラマーによる"イスラーム国家論":伝統派ムスリムにおける改革主義の影響」山口元樹(東洋文庫研究員)
- 「ナショナルヒストリーと"国民"の創出:日本占領期インドネシアで刊行された多歴史書を手掛かりに」姫本由美子(立教大学アジア地域研究所特任研究員)
コメント:青山 亨(東京外国語大学教授)
16時30分―17時50分 特別講演
"Local, national and transnational Islam in Indonesian history" Martin van Bruinessen博士(ユトレヒト大学名誉教授)
18時 懇親会
第2日 3月18日(月)
9時―12時5分
第2セッション:独立後国家建設の混乱 司会:間瀬朋子(南山大学准教授)
趣旨説明:小林寧子
- 「スカルノが描いた〈建設(プンバングナン)〉の夢:1950年代後半~1960年代半ば」加藤 剛(京都大学名誉教授)
- 「マフィリンド構想の挫折とボルネオ分断:旧ブルンガン王国の経験から」奥島美夏(天理大学准教授)
- 「"楽園"に潜む対立の歴史:バリ島ジェンブラナにおける1965年の虐殺」倉沢愛子(慶応大学名誉教授)
コメント:岡本正明(京都大学教授)
13時20分―16時25分
第3セッション:インドネシア華人史の再構築 司会:森山幹弘(南山大学教授)
趣旨説明:津田浩司
- 「客家系商人とアジア域内貿易」工藤裕子(東洋文庫研究員)
- 「『共栄報』と日本軍政下の華僑社会」津田浩司(東京大学准教授)
- 「インドネシアの華人理解の特色:インドネシア出身の中国・華人研究者への聞き取りに基づく考察」松村智雄(法政大学講師)
コメント:貞好康志
16時40分~17時 総括コメント
青山 亨
岡本正明

チラシ(PDF)