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【大学院ゼミ】6月19日

【大学院】

修論ゼミでは、Aさんに修論の第1章であつかう翻訳理論の歴史について報告をしてもらい、その内容について議論をおこないました。翻訳理論一般で扱う翻訳の仕方(アプローチ、スタイル)の類型と、Aさんが扱っている日本語からインドネシア語への翻訳における対人関係表現の表現の問題とは区別して議論するとよいことを確認しました。

院生ゼミでは、ベネディクト・アンダーソン『定本 想像の共同体』(書籍工房早山、2006年)の第3章「国民意識の起源」をAさんに報告してもらいました。ラテン語が宗教者による聖典の言語として知識人の公用語であった地位から没落するなかで、様々な方言や俗語が標準化されて公用語の地位を獲得するプロセスにおいて、出版資本主義が大きな役割を果たしたことを確認しました。また、出版資本主義とならんで教育制度も重要であることが指摘されました。

次回は、第4章「クレオールの先駆者たち」をTさんに報告してもらう予定です。また、加えて、博士後期課程のOさんに香港での調査計画について報告してもらう予定です。

          

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