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【古典文化論】6月25日

【東南アジア古典文化論】

今週は、映像資料「密林の至宝 アンコール・ワット」(Discovery Channel、2002年、53分)を見て、レスポンス・シートを書いてもらいました。レスポンス・シートは授業後に提出してもらいました。

そのあと、東南アジア古代史における仏教の展開(5世紀~9世紀を中心に)について、配付資料とスライドに基づいて検討しました。今週は、義浄の記録の途中まで進みました。続きは次回に行います。

■配付資料
・東南アジア古代史における仏教の展開
(Moodleを参照してください。)

期末レポートの課題を以下のとおり発表しました。Moodleでも同じ案内をしています。

提出期限:2015年7月10日(金)18:00
提出方法(①~③のいずれかの方法):
①7月9日講義最終日に紙版を教室で提出するか、講義終了後は②633研究室ドアボックスに提出、または、③Moodleのレポート提出機能を使ってワードファイルをアップロードする。
レポート作成の条件:
①A4判で2-3ページにまとめる。紙版の場合は、左上でホッチキス止めする。
②1枚めの上部に氏名・専攻語・学生番号・題目「東南アジア古典文化論1学期期末レポート」を明記する。
③パラグラフ単位に文章を作成し、必要に応じて小見出しをつける。各パラグラフの1行目は字下げをする。パラグラフ単位に書く方法が分からない人は倉島保美『論理が伝わる世界標準の「書く技術」:「パラグラフ・ライティング」入門』(ブルーバックス、講談社、2012年)などを参考にすること。
④レポート作成にあたって参考にした文献は、レポート末尾の参考文献リストに必ず記載すること。

課題:
 東南アジアの「インド化」とは、インドのグプタ朝において完成した古典的文化の影響を受けて、4~7世紀の東南アジアにおいて、土着の権力者によって形成された初期国家がインド的王権概念に基づいた王国へと再編成され、その中で、インド系文字の使用、サンスクリット語彙の借用、ヒンドゥー教および大乗仏教の定着、インド叙事詩の文学的伝統の受容、といった文化的変化が生じた過程を指します。また、その文化変容は現代の社会にも大きな影響をの残しています。
 このように、外部の高度な文化の影響を受けて、土着の社会の文化が大きく再編成されていく過程は、歴史上、世界の各地でおきました。ある時代・地域における同様な事例を一つ選んで、その過程を具体的に記述し、「インド化」との共通点と相違点を論じてください。

          

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