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【3年次ゼミ】12月8日

【3年次対象ゼミ】

今週は、11月26日に配付した論文(青山亨「インド化再考:東南アジアとインド文明の対話」『総合文化研究』Vol.10(2007):122-143)の書評レジュメを報告してもらいました。今週は4人まで済んだので、次回は残りの3人にしてもらいます。

また、次回には、今週のゼミで示したクリティカル・シンキングの考えにしたがって、自分の卒論のテーマについて、問いと答えと理由について仮説を立てたものを報告してもらいます。

論文として必要な要素は次の4点です。
1. 「問い」:何らかの「問い」を提起している。
2. 「答え」:「問い」に対して、論理的に「答え」(結論)を出している。
3. 「理由」:「答え」を出すにあたって、「理由」を示している。
4. 「根拠」:「理由」を裏付けるための「根拠」(文献やデータなどの資料)を提示している。
(山田剛史・林創『大学生のためのリサーチリテラシー入門:研究のための8つの力』ミネルヴァ書房, 2011年, pp.110-111.)

卒論を書くにあたっては、まず、「問い」から「理由」を経て仮の「答え」に至る全体の見通しを立てる必要があります。これを「仮説」を立てると言います。仮説を立てるためには、上の4要素を意識しながら多くの関連文献を読むことが大切です。さらに、適切な仮定を立てるなかで、仮説を支える根拠をどのように集めるか、という次の具体的なステップが見えてきます。

          

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