【古典文化論】5月15日
【東南アジア古典文化論】
今週は、配付資料に基づいて初期国家の形成について、日本の事例を参考にしながら、検討しました。卑弥呼の事例に見られる王と神職の兼任から、先週のレポート課題である崇神天皇の事例に見られる、王(天皇)と神職(神主)の分離へと社会分化が進展いく様子が見られました。また、日本書紀に見られる仏教受容のプロセスには、外来宗教と土着信仰が対立する様子が見られました。東南アジアの限られた史料からも、同様の状況が起こったことが推測されます。
次回は、東南アジアのインド化について検討する予定です。
■今週の配付資料(PDF)
・初期王権