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【東南アジア研究入門】4月22日 歴史(その1)

【リレー講義】

今週は、4月22日(月)1限に227教室で、地域基礎1A「東南アジア研究入門」歴史(その1)を担当しました。受講生は東南アジア地域の専攻語を学ぶ1年生、103名でした。今回は新年度初めての1限の授業だったので、時間配分を間違えて失礼しました。

初めに、現在の東南アジアの文化的多様性を、宗教の多様性という観点から確認し、多様性を理解するために過去の歴史を学ぶという目的を確認しました。

次に、東南アジアの歴史を象徴する12点の写真を見て、写真の対象が象徴している人物・場所・出来事・時代について考えてもらいました。これは1年生にはちょっと難しかったかもしれません。

続いて、超構造化年表に書き込み作業をしながら、東南アジアの歴史の枠組みを学びました。年表を完成してから、もう一度12点の写真をあてはめる作業をする時間をとればよかったかもしれません(次回への反省です)。

最後に、東南アジアの古代の特徴を学びました。ベトナム、フィリピン、それ以外の地域の地理的条件による歴史過程の違いを理解し、ベトナムの中国化、フィリピンにおける基層文化の継続、それ以外の地域におけるインド化について焦点をあてて、学びました。インド化した地域では初期国家の出現が先行していたことも大事なポイントです。また、古代史の歴史過程が、現在の国民国家のあり方ともつながっていることを、インド化した地域の事例から紹介しました。

講義のあとマークシートを使った小テストを行いました。各1点10問の問題で、平均点は7.2点でした。

コメントシートはすべて読ませてもらったあと、各専攻語の先生を通じて返却します。

          

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