【古典文化論】 6月14日
【東南アジア古典文化論】
今週は、先週に続いて映像資料『世界遺産 プランバナン寺院遺跡群』(TBS, 2000年放送, 24分)の残りを最後まで見ました。
続いて、スライドと配布資料を使って大陸部におけるインド化した王権の活動の例としてアンコール朝のアンコールワットについて説明をしました。
そのあと映像資料『世界遺産 アンコール I』(TBS, 2000年放送, 24分)を最後まで見ました。
次回は、映像資料『世界遺産 アンコール II』を見る予定です。今週は6限補講をしました。
期末レポートの課題を出しました。以下の要領にしたがって提出をしてください。
■期末レポート課題
提出日:2012年7月12日(木)4限授業時まで
問題:下記の設問に答えなさい。A4判レポート用紙2-3枚にまとめ、左上でホッチキス止めすること。1枚めの上部に氏名・専攻語・学生番号を明記し、「東南アジア古典文化論1学期期末レポート」と表記すること。
日本や朝鮮(およびベトナム)は、中国文明の影響を強く受けた結果、漢字や漢語由来の単語を使用し、儒教や漢訳仏典を奉じる大乗仏教の教えを受け入れているにもかかわらず、日本や朝鮮それぞれの文化的独自性を維持している。このような現象を東アジアの「中国化」と呼ぶのであれば、同じような意味で東南アジアの多くの地域について「インド化」したと呼ぶことも可能である。このような観点から、東アジアの「中国化」と比較しながら、東南アジアの「インド化」(Indianization)の由来、特徴および意義を具体例をあげつつ論じなさい。
■今週の配付物(PDF)
配付資料:アンコール王朝とアンコール・ワット
■参考リンク
アンコール・ワットに影響を与えたとされるインドの寺院についての情報です。
Brahmeswara寺院(11世紀、オリッサ州)
Brahmeswara寺院の写真
Vaikuntha Perumal寺院(8世紀、タミルナドゥ州カンチプラム市)
Vaikuntha Permual寺院の写真