≪ 第88回外語祭 語劇・料理店・舞踊 | トップ | 【古典文化論】 11月25日 ≫

『アヒルと鴨のコインロッカー』インドネシア語劇で上演

【一般】

2010年11月19日(金)~23日(火・祝)に開催される第88回外語祭において、インドネシア語専攻の2年生たちは、伊坂幸太郎原作の『アヒルと鴨のコインロッカー』のインドネシア語版を上演します。インドネシア語への翻訳・脚本は4年生の安富佐紀子さんが担当しています。

会場は今年竣工したばかりの真新しいアゴラ・グローバルのプロメテウス・ホールを使います。日程は11月21日(日)の最終回(18:45から)に決定しました。開始時間は18:45に決定しました。

■インドネシア語専攻語劇『アヒルと鴨のコインロッカー』
 原作:伊坂幸太郎 翻訳・脚色:安富佐紀子
 インドネシア語(日本語字幕付き)
■日時:2010年11月21日(日)18:45-19:45頃 (開始時間が18:45に決定しました)
■場所:東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール

詳細はこのブログおよび外語祭公式サイトでおってお知らせします。ぜひご期待ください。

アゴラ・グローバル
会場となるアゴラ・グローバルの全景
(写真:東京外国語大学アメリカンフットボール部の学校紹介より)

【物語の紹介】
語劇上演に寄せて

インドネシア語劇は、ここ数年、インドネシアを舞台にした歴史物が続いていましたが、今年の語劇は大きく方向転換します。現代の日本を舞台にした『アヒルと鴨のコインロッカー』インドネシア語版の登場です。原作は伊坂幸太郎さんの作品。2003年に発表され、第25回吉川英治文学新人賞を受賞し、2007年には映画化されています。

東北の大学に入学した新入生の椎名は、引っ越し先のアパートで不思議な学生河崎に出会います。彼が持ち出した突拍子もない計画とは?物語は、アパートの隣の隣の部屋に住むブータン人留学生ドルジ、そして二人の共通の知り合い琴美をめぐって展開します。

物語にはある仕掛けがあります。映画化のときにも困難がありましたが、舞台での演出はなおさらです。そこをどうクリアしているかは、原作をすでに知っている人にも興味をもっていただけるでしょう。

この手強い作品を相手に、日本語からインドネシア語への翻訳と舞台劇への脚色というダブルの難事業をやり遂げたのは4年生の安富さんです。今回の上演にあたっては、原作者の暖かいご理解と励ましをいただきました。

そして、挑戦のしがいのある脚本を得て、2年生たちが体当たりの芝居をおこないます。原作のサプライズに負けない舞台をお目にかけることができれば幸いです。ご期待ください。

なお、蛇足ですが、外国からの留学生が日本語もできずに入学するという設定は、現実にはまずありえません。誤解ありませんよう。

語劇の上演は無事に終了しました。語劇にかかわったすべてのみなさん、お疲れ様でした。日曜日の最終回にもかかわらず、大勢のお客さんが見に来てくれました。観客のみなさま、ありがとうございました。

写真を掲載しておきます。

トラックバック

          

カテゴリー

新規エントリーの投稿
[権限をもつユーザのみ]