【古典文化論】 10月28日
【東南アジア古典文化論】
今週は、配付資料とスライドに基づいて、まず、ナラティブ、ストーリー、テクストについて説明をし、ラーマーヤナにも無数のテクスト(異なった媒体と言語による)が存在し、膨大な物語からなる物語世界が構成されていること、正統なラーマーヤナの物語とすべきものを決定することは困難であること(実際にはヴァールミーキ版を基準とはしていますが)を解説しました。
続いて、物語世界がユガという時間枠で区切られていること(ユガが変わると世界の秩序が変わる)をあらためて説明し、最初のユガを舞台に語られている物語として「乳海攪拌」を紹介しました。
アンコール・ワット第1回廊に見られる乳海攪拌の浮き彫り
(写真:Wikipedia「乳海攪拌」より)
次回からはラーマーヤナの物語に触れていきます。今日配った資料に基づいて、ラーマーヤナの登場人物の関係図を作っておいてください。
■今週の配付資料(テクストと物語)
ファイルをダウンロード (184KB, PDF)
■今週の配付資料(ラーマーヤナの概要)
ファイルをダウンロード (344KB, PDF)