インドネシア固有の言語の数は738
【一般】
1月9日(土)にジョグジャカルタで開かれた文化遺産評価セミナーで、文化観光省の考古学局長ユヌス・サトリオ・アトモジョ(Junus Satrio Atmojo)氏は、文化としての母語の維持の重要性を訴えるなかで、現在使われているインドネシア固有の言語の数は738あり、そのうちの15は消滅の危機に瀕していると述べました。
738という数は、政府機関の代表が明言した数としては最大ではないかと思います。なお、インドネシア固有の言語という限定がありますから、華人の中国語系諸語などは数えられていないとみられることに注意が必要です。
なお、世界の言語情報データベースであるEthnologueには、インドネシアの言語として726という数をあげています。今回の発表はこの数字を少し上回る程度ですが、Ethnologueの数には華人の諸言語が含まれているので、単純な比較はできません。
出典:Bataviaseに掲載された記事(この記事の見出しで「75」の言語が消滅の危機とあるのは「15」の誤りと思われます。)