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悪文をさけるために

【インドネシア語専攻で勉強する人のために】

みなさん誰もが卒業論文を書くのに苦労していることと思います。論文の文章を書くコツはいろいろありますが、よい論文を書くことの前に、前提条件となっていることがあります。それは、「悪文を書かない」ということです。

悪文というのは、読んで意味がわからない文(センテンス)のことです。書いている本人は分かっているつもりでも、読んだ人には意味がわからない、わかりにくい、あるいは、誤解されてしまう文が悪文です。

悪文をさけるためには、同じ文を何度も読み返して、書き直すことが一番よいのですが、もう一つ効果的な方法は、他人の目を借りることです。ときどき先生、友人、家族などに文章を読んでもらうとよいと思います。

とはいっても、悪文にもいくつかのパターンがあるので、それを知っておくと、悪文をさけたり、悪文を直したりするときに役立つでしょう。ここでは、悪文をさけるための参考になるウェブサイトをあげておきます。
悪文
悪文ができる原因を6点に絞り込み、それぞれ用例をあげて説明しています。
文章教室
悪文をさけるための実践的な文章教室です。とくに第3回のパラレリズムの説明は有益です。

最後に、悪文を書かないようにするための最高の参考書として次の本をあげておきます。
岩淵 悦太郎『悪文 第3版』(日本評論社、1989)
20年前の本なのでさすがに用例は古くなっていますが、何度も改訂されて読まれている息の長い本です。この分野の古典と言ってもよいでしょう。

          

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