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10月5日 【読解】

【インドネシア語読解】

今日の授業では、1学期末の試験を返却し、夏休みの課題を回収しました。夏休みの課題を今日提出できなかった人は、来週の授業時間までに提出してください(2学期の評価の一部になります)。

BBCニュースの報告も、1学期と同様に行います。次週はチーム地球です。

2学期の読解の授業ではAjip RosidiのOrang dan Bambu Jepangを読みます。今年はp.27のPerkeretaapianの章から読んでいきます。以下の点に注意を払っていきたいと思います。

1. 文の構造。この章ではとくに関係詞yangが複数回使用されている文がたくさん現れます。文の構造がどのようになっているのかに注意を払ってください。本文中から例をとります。

Hal yang lain yang membedakan stasiun Eropa dengan Jepang ialah ...(日本の駅をヨーロッパの駅と区別している他のことは...)
この部分では、Hal(こと)に対してyang lain(他の)とyang membedakan stasiun Eropa dengan Jepang(日本の駅をヨーロッパの駅と区別する)という二つの関係節が修飾していて、全体としてialahの主語になっていることを理解する必要があります。

2. 連語関係。単語を一つ一つばらばらに理解するのではなく、いっしょに使われている他の単語との関係とあわせて理解しましょう。たとえば、ある動詞には特定の前置詞が続いて使われる傾向があります。本文中から例をとります。

membedakan kereta api di Jepang dengan kereta api di Eropa(ヨーロッパの鉄道と日本の鉄道を区別する)
この文から、動詞membedakan(区別する)を使うときは、denganという前置詞を使って、membedakan A dengan Bという形をとるんだな、と理解するわけです。

入門の段階ではどうしても一つ一つの単語の意味を理解し、覚えることに集中してしまいますが(このことは当然のことです)、より広い視野で文を見ていくことが、読解力をつけるためのコツだと思います。

          

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