6月22日 【アジア文化論】
【東南アジア古典文化論】
今週は、ボロブドゥールについての講義の2回目です。小乗仏教(上座仏教)、大乗仏教、密教という仏教の三つの発展段階を視覚的に表現したものがボロブドゥールです。どのレベルにある信徒にもそれなりの仏教の教理が理解ができるように工夫されていると言ってよいでしょう。
今日は、Learning from Borobudurという英語のビデオを紹介して、主として仏伝とジャータカ(シャカの前世の物語。本生物語とも言う)に焦点をあてて、小乗仏教(上座仏教)のレベルから見たボロブドゥールの意味を考えてもらいました。
ビデオのあとは、配布レジュメ「ジャータカの伝播と変容」に基づいて、ウサギ本生物語を例にとって、インド、東南アジア、中国、日本に広がった仏教の理念(布施)について講義しました。
来週は、プランバナン寺院について講義をおこないます。
すでに別のエントリーでお知らせしたように、TUFS e-Learningを使ったミニレポートの第1回の返却と第2回の発表をしていますので、TUFS e-Learningにアクセスしてください。
また、来週は、学期末レポートの課題の発表もおこないます。