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5月14日 【3年次ゼミ】

【3年次対象ゼミ】

今日は、文献リストの書き方(その3)として、文献の種類別に基本的なフォーマットを説明しました。文献リストと論文につける参考文献目録の違いについて質問がありましたが、基本的に、参考文献目録は論文で参照または引用された文献だけを集めた文献リスト(ただし、そのためにフォーマットが若干異なる)と考えてもらえればよいと思います。

そのあと、予定を変えて、受講生それぞれの卒論・卒研のテーマをどのように選ぶかについて、話し合いをしました。

卒論のテーマを考える場合には、テーマを絞り込むことと、それに対してどのようにアプローチするかを決めることの二つが必要となります。たとえば、料理についても、肉料理にするとして、牛肉、豚肉、鶏肉のどれを使うのか素材を絞り込む過程と、鶏肉を使うと決めたとして、和洋中華いずれの方法で調理するかを決める過程があるのと似ています。ここまで決めて初めて、たとえば鶏肉で親子どんぶりを作るとか、カレーライスを作るとか言った具体的な料理が形になるわけです。

インドネシアの儒教をテーマとする受講生には、最近正式の休日になった中国正月イムレックについて、ネット上の新聞記事を集めて、インドネシア社会の意見について整理するよう指示しました。

ジェンダーに関心がある受講生には、テーマをさらに絞り込むために、ジェンダー関係の文献で関心が持てそうなものを選ぶよう指示しました。文献が決まったら、輪読したようと思います。

文化と呼ばれる現象について多角的な見方ができることに関心をもつ受講生には、青木保の『日本文化論」の変容―戦後日本の文化とアイデンティティー 』(中公文庫、1999)を探して来るように指示しました。 同じ著者の『異文化理解』 (岩波新書、2001)も参考になるでしょう。

次回は、関本論文のレジュメの報告の続きをおこないます。

          

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