12月7日 【卒論・卒研ゼミ】
【4年次対象ゼミ】
今日のゼミは、冬休み前卒論・卒研最終報告会の第1回として、5名の報告がありました。そのうち卒研の3名の分がいずれもDVDを使った映像記録を含んでいたのは、新しい傾向のように感じました。ただ、映像記録の編集にはいろいろノウハウが必要なので、限られた時間内で完成するように計画を立てておくことが必要となります。
報告会のあと、希望者を対象に、ワードの使い方、とくにタブとインデントの使い方について説明をおこないました。
来週は、冬休み前卒論・卒研最終報告会の第2回です。開始時間は、予定を繰り下げて午後5時からになります。
以下、今週のポイントです。
1. 文の照応 卒論・卒研のようなフォーマルな文章では、とくに照応ということが大事です。たとえば、「第一に、...」と書き始めた文は「...ということである。」、「...である。」、「...したという点である。」という風に体言で結ぶ必要があります。
2. 表記の整合性 卒論・卒研のようなフォーマルな文章では、表記の整合性に気をつける必要があります。たとえば、月の表記を「5月」と書いたり「五月」と書いたり統一が取れていない文章は、表記の整合性に欠けています。横書きの場合は、アラビア数字(「5月」)に統一した方がよいでしょう。地名でも「スラカルタ」と「ソロ」をいつまでも混ぜて書くのは望ましくありません。「スラカルタ」で統一するのであれば、最初に「スラカルタ(ソロ)」と書いて、あとは「スラカルタ」で統一するようにしましょう。
3. 一つのパラグラフには一つの大きなアイデア、一つのセンテンスには一つの具体的なアイデアをいれるようにしましょう。文章の意味がすっきりしないときには、パラグラフの内容を整理したり、センテンスを二つに分けてみることを検討するとよいと思います。
4. 卒論・卒研は、最終的には、それでもって読み手に何を伝えたいのか、という書き手のメッセージが大切です。何を伝えたいのか、がはっきりすれば、文章の中に何を盛り込んだらよいのかもはっきりしてきます。