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小笠原ホームページ
小笠原ホームページでは, 
台湾政治,総統選挙,中台関
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2020年台湾総統選挙コメント

1月11日,台湾の総統選挙が無事に終了した。1996年に総統直接選挙が導入されてから今回が7回目にあたる。
投票率は74.9%で,4年前と比べて8.6ポイント上昇した。即日開票の結果は,与党民進党の現職の蔡英文総統が57.2%の得票率で再選を果たした。最大野党の国民党の韓國瑜候補(高雄市長)は38.6%の得票率で敗れた。両者の差は,得票率で18.5ポイント,票数で約270万票であった。小政党の親民党の宋楚瑜候補は4.3%の得票率に終わった。
4年前の選挙と比べると,国民党の得票率は前回の朱立倫の31.0%から7.6ポイント上昇した。4年前も出馬した宋楚瑜の得票率は8.5ポイント減少した。前回56.1%であった蔡英文の得票率は1.1ポイント増えた。
選挙戦の流れでいうと,夏以降蔡英文の優勢が固まり,そのままほとんど変化がなくゴールとなった。韓國瑜は大きく引き離されていたが,最後の段階で宋楚瑜の票を取って一部盛り返した。
4年前の総統選挙は台湾の政党政治の地殻変動をもたらした歴史的選挙であった。国民党は確かにその歴史的大敗から一定の回復を見せたが,民進党優位の構造を揺さぶることはできなかった。
一方,同時に行なわれた立法委員選挙は,民進党が61議席を獲得し,過半数を維持した。国民党は38議席に終わった。他に柯文哲台北市長が立ち上げた新政党台湾民衆党が5議席,時代力量が3議席,無党籍・諸派が6議席獲得した。
民進党は前回の歴史的大勝利から7議席減らしたが,国民党は3議席増やしただけで,前回の大敗とほぼ同じであった。無党籍・諸派のうち4名は民進党の支援を受けて当選した候補なので,民進党は61議席プラス4議席とカウントできる。
この結果,大統領・行政院と国会にあたる立法院を民進党が掌握する「完全執政」がさらに4年続くことになった。2つの選挙を総合すると,やはり民進党の大きな勝利,国民党の大きな敗北となる。

蔡英文総統の勝利という選挙結果は,多数派の選挙民が韓國瑜候補との比較で蔡総統の実績と安定感を再評価したことにある。その判断の背後にあるのが香港情勢と国民党の立ち位置の問題であった。
蔡総統は,内政において改革の進め方に批判が集まり支持率が低迷し,2018年の地方選挙で大敗した。再選を目指す蔡英文にとって非常に厳しい状況でのスタートであったが,身近な生活関連の政策が争点となる地方選挙と異なり,総統選挙は台湾のあり方が問われる。
台湾政治のイデオロギー構造は中国ナショナリズム(統一派)と台湾ナショナリズム(独立派)の二極構造であるが,選挙政治においては,両者の中間にゆるやかな台湾アイデンティティの支持層がある。この支持層は経済的な繁栄と台湾の自立の両方を求める中間派である。総統選挙ではこの支持層の票を多く取った者が当選する。過去6回すべてそうであったし,そして今回もそうであった。
国民党は蒋介石以来反共親米路線であったが,2005年からの10年間に共産党と協調する路線へと転換した。「両岸関係の平和的発展」をスローガンとした胡錦濤時代は,国民党が,中華民国の自立を維持しながら共産党と対話し中国の経済成長の恩恵に与るという夢を語ることができた。しかし,それは習近平時代には通用しなくなった。
習近平は昨年(2019年)1月の包括的対台湾政策の演説で,中華民国の存在空間を一切認めず,「一国二制度」方式による台湾統一への強い決意を表明した。そして,6月以降,その制度の下にある香港で,多くの人が悲痛な叫び声をあげた。香港の状況を見た人は,習氏のいう一国二制度を台湾が受け入れたら大変なことになると直感した。韓國瑜はこの状況に対応できず,香港の若者への連帯を示した蔡英文が中間派の支持を集めることになった。
米中対立時代に入ったことも,その間(はざま)にある台湾の選択に影響を与えた。この状況は,中国と距離をおき米日との連携を主張する蔡英文の追い風となり,「蔡政権は反中・親米」だと批判してきた韓國瑜に逆風となった。総統選挙の基本的な構図はこれで決まった。
「繁栄と自立」のジレンマでいうと,前回の2016年総統選挙では「自立」が強く出て,2018年の地方選挙では「繁栄」に傾いたが,2020年総統選挙でまた「自立」に戻ったことになる。

さらに,候補者の個別条件,キャラクターの違いも選挙民の選択に影響した。韓國瑜は非常にダイナミックで異色の政治家で,特定の支持層から熱狂的に支持されているが,失言も多く,安定性と信頼感に欠けると感じた人も多かった。蔡英文は面白みのない政治家と言われるが, 4年間の地味ながらも堅実な蔡総統の姿勢が一定の評価を得たことも勝利の要因である。
4回目の出馬となった親民党の宋楚瑜主席は,第三勢力の結集を訴えたが,蔡と韓の争いの中で埋没した。第三の候補が柯文哲あるいは郭台銘であれば選挙の展開は違っていたが,今回蔡英文に勝つことはできなかったであろう。

ただし,民進党も手放しでは喜べない。立法委員選挙の比例区の政党得票率を見ると,民進党は前回の44%から34%へと10ポイントも低下した。これは,一つには前回は民進党と連携していた柯文哲と決裂した影響による。柯が立ち上げた台湾民衆党は11.2%の得票を獲得した。また,他方で,2018年地方選挙で見られたように,主として民進党の体質や改革の進め方に対する不満が反映されたと見ることができる。
蔡政権第二期も内政では難しい局面が続くことが予想される。若者の雇用対策など経済政策で成果が出せないと不満の声は簡単に広がる。二大政党に不満な選挙民の声が広がる可能性は常に存在する。
(2020年1月12日)

お知らせ 1/9-14は台湾出張で不在です

拙著『台湾総統選挙』刊行のお知らせ

このたび 小笠原欣幸著『台湾総統選挙』が晃洋書房から刊行されました。1996年の第1回以来の総統選挙と台湾政治の20年の歩みを1冊にまとめました。11月10日より書店/ネットで発売です。ご一読いただければ幸いです。

出版社:晃洋書房,頁数344,定価2800円+税

[目次・内容紹介・書評はこちら]


研究会のお知らせ 「2020年台湾総統選挙の分析」
日時:2020年 1月31日 (金)17:20-20:20
場所:早稲田大学3号館 3階 305室
司会:若林 正丈(早稲田大学)
報告:小笠原 欣幸(東京外国語大学)
討論:松田 康博(東京大学)
概要:2020年台湾総統選挙は,米中対立,香港情勢という外部環境と,前年の地方選挙で与党民進党が大敗したという内部環境の中で,1月11日投開票を迎える。総統選と立法委員選の選挙戦をたどり,各陣営の選挙戦略と結果を分析し,選挙後の台湾政治および中台関係を展望する。
共催:日本台湾学会,早稲田大学台湾研究所,科研基盤A(松田康博代表)

ポスター拡大


CONTENTS

THE DIPLOMAT に拙稿 掲載されました
Taiwan's 2020 Presidential Elections: Incumbent Tsai Ing-wen has enjoyed a resurgence in support. Here's why.
台湾総統選挙:蔡総統優勢の原因を短く書きました。



2019.12.12
2020年台湾総統選挙の見通し(11/30)
台湾総統選挙は1月11日の投票日まで1か月半を切った。選挙戦は蔡英文が優勢のまま終盤戦に入り,焦点は立法委員選挙で民進党が過半数を維持できるかどうかに移っている。11月30日時点での簡単な情勢認識をUP。 [こちら]
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2019.11.30
  
選挙戦の経緯と蔡総統優勢の原因については, 月刊誌『Voice』1月号に「米中対立下の台湾総統選」を寄稿 したのでそちらを参照してください(12月10日発売)。 [本誌サンプル画像]


2019.12.10

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アジア調査会シンポジウム
8月22日 日本記者クラブホールにて開催されたアジア調査会シンポジウムの講演記録が『アジア時報』10月号に掲載されました。小笠原の講演記録をPDFでご覧いただけます。 「ソフトパワーとしての台湾総統選挙/投票まで5か月を切った現時点での選挙情勢」 (PDF 4.3MB)
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張瑞昌さん,野嶋剛さん,坂東賢治さん,小笠原の全記録は[アジア調査会HP]のアジア時報の頁からダウンロードできます。容量が大きいのでご注意(20MB)。 アジア時報 2019年10月号

シンポジウムでお話した 現時点での台湾総統選挙情勢の要旨をUPしました [こちら] (8月23日)


[メディア報道]
「日本テレビ」のニュースで取り上げられました。
http://www.news24.jp/articles/2019/08/23/10487099.html

『中央社』『自由時報』『毎日新聞』でも記事が出ています。
https://news.ltn.com.tw/news/world/breakingnews/2893158
https://www.cna.com.tw/news/aipl/201908220396.aspx
https://mainichi.jp/articles/20190822/k00/00m/030/252000c



2020年
台湾総統選挙


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BSテレビ東京「日経プラス10」 2019年7月10日
「揺れる台湾 対中関係と総統選」にゲスト出演


番組の事前質問と私の書面回答を編集し 小笠原解説 の簡
略版を作りました。番組では飛ばした部分も含んでいます。
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2019.8.2 UP


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2018年台湾統一地方選挙の分析  PDF 4.7MB

注目県市の状況から民進党大敗の原因まで選挙の全体像を明らかに。
昨年1年だけで8回訪台し,各県市で行なった現地調査の成果です。
1月25日の研究会報告を基に大幅に加筆修正,全44頁(半分は図表)。
これで ようやく 2018年台湾統一地方選挙 に区切りがつきました。


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2019.2.19
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習近平の包括的対台湾政策「習五項目」を解読する

2019年1月2日,習近平は五項目からなる包括的対台湾政策を発表。
習は統一への強い意欲を示し「一国二制度」を台湾に突きつけた。


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2019.1.13
おすすめ

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2017.6.26 UP
1時間でわかる台湾政治
台湾政治概説 - 民主化・台湾化の政治変動

東京外国語大学 3・4年生向け「現代台湾政治」授業テキスト


月刊『Voice』2月号に拙稿が掲載されました。 台湾地方選での民進党の敗因を分析してます。
 台湾統一地方選の
     本質を見誤るな

見出しだけ紹介しますと:
〇台湾の選挙の争点は単純でない
〇二カ月で民進党は戦線崩壊
〇「棚から牡丹餅」の習近平
〇台湾の「並外れた主権者意識」
〇二〇二〇年総統選挙の展望
780円です。ネット版はありません。是非お読みください。

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Nらじ特集 台湾で何が起きているのか~中台関係の行方~ 発言録
11月27日に出演したNHKラジオ Nらじ<特集一本勝負>「台湾で何が起きているのか ~中台関係の行方~」の発言録を掲載しました。番組を聴いたリスナーの方が作成してくれました。お礼申し上げます。

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2018.12.24 UP
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2018年台湾統一地方選挙コメント「自滅した蔡政権」

民進党の敗因は蔡政権の失政と選挙戦略の失敗にある。
今回は国民党の勝利ではなく蔡政権の自滅というべきである。


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2018.11.28 UP

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「韓國瑜現象」- 高雄市長選挙の異変

民進党の地盤の高雄市で国民党候補の韓国瑜が支持率でリードしている。今回の台湾統一地方選挙を特徴づける「韓国瑜現象」を解説する。

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2018.11.4 UP

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THE DIPLOMAT に拙稿掲載されました

The Tsai Administration, Local Elections and China-Taiwan Relations: Upcoming local elections in Taiwan will have regional significance

蔡政権の状況と11月地方選挙そして中台関係の見通し(来年2019年は厳しくなる説)を短く書きました。

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2018.6.11 UP



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2017.11.27 UP
この20年間の中台の力関係の変化
中国と向き合う台湾-激変する力関係の中で


『ワセダアジアレビュー』2014年No.16 掲載原稿をアップデート
東京外国語大学 3・4年生向け「中台関係論」授業配布資料
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新刊書のお知らせ

『現代台湾の政治経済と中台関係』
松田康博・清水麗編著(晃洋書房、2018年、2700円)
台湾政治・中台関係に関心のある方にお薦めです

オンラインジャ
ーナルのお知らせ

東大の松田康博先生がオンラインジャーナル『現代日本與東亞研究』を立ち上げました。これは,松田先生の研究プロジェクトの研究成果を中国語(または英語)で公刊するものです。2017年8月創刊号が公刊され,第2号に拙稿「膠著狀態下的兩岸關係和川普上台」が掲載されました。 オンラインジャーナル創刊の趣旨は[こちら]


過去の注目記事
中国社会科学院台湾研究所の『台湾研究』に拙稿「2016年台湾大选分析」
が掲載されました
(2016年8月)
2016年 台湾総統選挙 予想ほぼ的中 (2016.2.10)
台湾総統選挙の予想と結果についての詳しい資料はこちら

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  2019年の研究活動   2018年の研究活動
  2017年の研究活動   2016年の研究活動   2015年の研究活動
  2014年の研究活動   2013年の研究活動   2012年の研究活動

台湾政治 







蔡英文政権論4: 蔡英文政権の2年―閉塞感に覆われる台湾政治 (2018.8.11) [中国語]
 蔡政権の満意度低迷の要因を改めて整理し,緑陣営内部の矛盾,選挙民の矛盾も検討。台湾の政党も選挙民も自分が投げたブーメランにあたって閉塞状況に陥っている。

台湾社会の動向-台湾アイデンティティの定着 (2017.10.12)
 アジア調査会シンポジウム 講演原稿収録。前半で台湾アイデンティティ,後半で蔡英文政権の新南向政策について講演。

台湾行政院長交代を読み解く (nippon.comのサイトに掲載,2017.9.15) [中国語]
 行政院長交代の計算を民進党の内部事情と合わせて解説。

蔡英文政権論3: 蔡政権の1年―満意度低下,反転攻勢はできるのか (2017.7.21) [中国語]
 改革政策を次々と打ち出しながら中途半端な政権と見られる原因を分析。

蔡英文政権論2: 膠着状態の中台関係とトランプ政権の登場 (2017.2.22) [中国語]
 中国は「一つの中国」を認めない蔡政権にいら立ち,台湾への圧力を強めている。だが,台湾社会は冷静で,中国も決定打を欠き,中台関係は膠着状態に入った。そこにトランプ政権が登場し,米中関係の先行きは不透明になった。台湾はこれまでも米中の駆け引きに翻弄されてきたが,弱いなりに生き抜いてきた。台湾は慎重に嵐の中を進もうとしている。

蔡英文政権論1: スタートダッシュに失敗した蔡英文政権 (2017.1.17)
 「現状維持」を取り違え 「安全運転」が裏目に

食品輸入規制問題でかみ合わない日台、「急がば回れ」 (WEDGEのサイトに掲載,2016.12.22) [中国語]
 蔡英文政権が登場した当初,日台連携強化の期待が語られましたが,大きな進展は見られません。その原因である台湾側の日本食品輸入規制問題の解決がまた先送りされました。どう考えたらよいのか? ここは「急がば回れ」です。

国民党の今後 (『アジ研ワールド・トレンド』 2016年12月号)
 地盤,資金,路線,人材の四点から「国民党3分の1政党説」を説明。







習近平の包括的対台湾政策「習五項目」を解読する (2019.1.13) [中国語]
 2019年1月2日,習近平は五項目からなる包括的対台湾政策を発表した。習は統一への強い意欲を示し,「一国二制度」を台湾に突きつけた。この「習五項目」を解読する。

習近平の包括的対台湾政策「習x点」はいつ発表されるのか? (2018.4.25)
 中国共産党の歴代指導者は任期中に包括的対台湾政策を発表してきた。鄧小平は「台湾同胞に告げる書」と「葉九條」,江沢民は「江八点」,胡錦濤は「胡六点」である。習近平もいずれ台湾向け重要講話を発表し,それは「習x点」と呼ばれるであろう。その発表時期を予想してみたい。

「一つの中国原則」と「一つの中国政策」の違い (2017.3.20)
 中国の「一つの中国原則」とアメリカの「一つの中国政策」は別物なのに,両者を混同させた報道・解説が多々見られる。

馬英九 習近平 中台トップ会談 小笠原コメント (2015.11.20) [中国語]

中台首脳会談 習氏は民進党とも会談を (『産経新聞』2015年11月20日)

中台トップ会談開催発表直後のコメント (2015.11.4)

台湾の対中認識と政策 (日本国際問題研究所 2015年3月)
 中国の周辺国・地域の中で中国の大国化の影響を最も強く受けるのが台湾である。台湾統一を国家目標とする中国と現状を維持したい台湾との間で駆け引きが続いている。馬英九政権登場後,中国は圧倒的な国力の差を背景に台湾取り込み工作を展開したが,「台湾アイデンティティ」が高まる台湾の民意は統一には傾いていない。日本国際問題研究所の研究プロジェクト報告書「主要国の対中認識・政策の分析」の第7章。

中国と向き合う台湾―激変する力関係の中で (2014年9月) [中国語]
 この20年間の中台の力関係の変化を台湾側の視点から簡潔にまとめた。『ワセダアジアレビュー』誌No.16(2014年8月刊行)に掲載されたものを編集部と出版社の許諾を得て[小笠原HP]にUP。

Recent efforts, mutual desires between Taipei and Beijing bear close watching: Top-level meeting? (2014年8月)
 APEC・馬習トップ会談をめぐる動きは続いている。ひまわり学生運動の成果を骨抜きにしたいという点で馬英九と習近平は利害が一致する。習が力を入れている来年の対日戦勝70周年と台湾割譲120周年の政治イベントに向けて馬習の連携の可能性がないのか注視する必要がある。

閣僚会談後の中台関係の見通し (2014年2月) [English]
 馬英九のAPEC出席問題ならびに馬英九習近平会談の可能性を検討。

「92年コンセンサス」をどうみるべきか (『毎日新聞』2012年2月)

胡錦濤政権の対台湾政策 (2011年6月)
 国共和解を実現させた胡錦濤政権の「機動的アプローチ」と「両岸関係の平和的発展」路線を解説。

中国の対台湾政策の展開-江沢民から胡錦濤へ (目次と要旨のみ) (2010年6月)










馬英九政権の八年を回顧する―満意度の推移と中台関係の角度から (2016.8.18) [中国語]
 馬政権がどこでどのように挫折したのかを,馬総統の満意度の推移と中台関係の二つの角度から探求。国民党の苦境を中台関係要因で説明。

ひまわり学生運動 二周年 (2016.3.18)
 2年前の今日,台湾の若者らによる国会占拠事件=「ひまわり学生運動」が始まりました。……

2014年台湾地方選挙―馬英九の敗北と中国要因 (AJW 2014年12月) [English] [中国語]

台湾学生立法院占拠事件について-ひまわり学生運動 (2014年4月)
 台湾で多数の学生が立法院を実力で占拠し馬英九総統に対し「中台サービス貿易協定」の撤回を要求するという異例の事態が発生した。台湾政治は民主化後最大の試練を迎えたが,王金平立法院長が事態収拾に動き,学生らは3週間に及んだ占拠を終了し立法院を退去した。ひまわり学生運動は「中国に呑み込まれたくない」という台湾人の感情を表出させたと言える。立法院占拠事件の経緯・背景を整理。

手柄を焦った馬総統 (『産経新聞』2014年4月11日) [中国語]
 立法院占拠事件について短くコメント。

馬英九政権論(その4)―王金平追い落とし政争 (2013年9月)

馬英九氏再選の台湾―自由と民主は譲らない (『朝日新聞』2012年3月) [English] [中国語]

馬英九政権論(その3) (2011年2月)

馬英九政権論(その2) (2010年4月)

馬英九政権論(その1) (2009年6月)













2016年台湾総統選挙・立法委員選挙の分析 (2016年2月)[中国語]
 2月5日開催日本台湾学会定例研究会での報告原稿を加筆・修正。「国民党の大敗は地殻変動の結果であって,一時的なスイングではない。国民党は台湾政治における一強政党としての歴史的役割を終え,3分の1程度の勢力になる。」 中国社会科学院台湾研究所でも報告。
http://cass.its.taiwan.cn/jdt/201603/t20160311_11407777.htm


2016年台湾総統・立法委員選挙コメント (2016年1月19日) [中国語]
 国民党は再起困難,大政党から中政党へ。台湾における歴史的役割を終了。台湾における中華民国を守る役割は蔡英文政権が担う。

2016年 台湾総統選挙 予想ほぼ的中 (2016年2月)

2016年 日本記者クラブ講演 (2016年2月)

2016年立法委員選挙 全73選挙区情勢 (2016年1月)

2016年台湾総統選挙の見通し(1)(2015年3月) (2)(2015年6月) (3)(2015年11月) (4)(2016年1月)

2012年 日本記者クラブ講演 (2012年1月)
 台湾総統選挙について最もわかりやすい解説。YouTubu動画。PPTスライドのダウンロードもできます。

2012年 選挙後のコメント (2012年1月)
 2012年台湾総統選挙の評価を談話形式で短く指摘。

馬英九再選―2012年台湾総統選挙の結果とその影響 (2012年5月)
 選挙結果を振り返りその原因を分析。全文のダウンロードできます。

2012年台湾総統選挙と立法委員選挙の分析―同日選挙効果と分割投票 (2014年6月)
 総統選挙と立法委員選挙のダブル選挙によってどのような相乗効果が発生したのかを検証。

2012年台湾総統選挙の見通し(1)(2011年8月)(2)(2011年12月)(3)(2012年1月)

2012年台湾立法委員選挙情勢(2012年1月) 全73選挙区情勢(2012年1月)







 -2018年台湾統一地方選挙-
序盤情勢 (2018年2月)
 台湾統一地方選挙は次の4年間の地方政治のみならず,台湾政治自体を動かす大きな意味を持つ。

「韓國瑜現象」- 高雄市長選挙の異変 (2018年11月)
 民進党の地盤の高雄市で国民党候補の韓国瑜が支持率でリードしている。今回の台湾統一地方選挙を特徴づける「韓国瑜現象」を解説する。

選挙結果コメント「自滅した蔡政権」 (2018年11月)
 民進党の敗因は蔡政権の失政と選挙戦略の失敗にある。今回は国民党の勝利ではなく蔡政権の自滅というべきである。

2018年台湾統一地方選挙の分析(2019年2月)
 注目県市の状況から民進党大敗の原因まで選挙の全体像を明らかに。2018年だけで8回訪台し,各県市で行なった現地調査の成果。全44頁(半分は図表)

 -2014年台湾統一地方選挙-
選挙前情勢 (2014年11月)  選挙結果コメント (2014年12月) [中国語]

馬英九政権へNOを突きつけた台湾の民意 (2014年12月) [English] [中国語]


台湾の選挙を地方から読み解く―雲林県の事例 (2014年4月)

2009年台湾県市長選挙分析 (2009年12月) 2009年台湾県市長選挙情勢 (2009年11月)

台湾五都物語-2010年五都市長選挙の考察 (2010年10月) (11月) (12月)
 11月29日,台湾のすべての県市で首長選挙(統一地方選挙)が行なわれる。台湾の地方選挙は過去のデータがものをいう。まずは前回の県市長・五都市長選挙の結果を振り返ることから始めたい。

2010年台北・新北市長選挙の考察-台湾北部二大都市の選挙政治 (『東洋文化研究所紀要』2012年3月) HP版 (2011年4月)
 通常大都市の市長選挙は浮動票が大きく左右すると思われるが,台北市は政党支持傾向が固定化していて浮動票が少ない。新北市は台北市よりは浮動票が多い。本稿を読めば北二都の選挙情勢が見えます。


















沖ノ鳥島沖台湾漁船拿捕事件―日台関係に激震 (2016年5月)[中国語]

故宮「国立」の二文字と日台関係 (2014年6月24日)[中国語]
 東京国立博物館で開幕した特別展「台北 國立故宮博物院」が「国立」の二文字で大もめになった。この問題へのコメント。

馬英九の博士論文から読み解く日台漁業交渉 (2014年3月)
 馬英九には,強硬に領土を主張する民族主義者と,平和的解決を主張する国際法学者の「2つの顔」がある。博士論文から見えてくる馬の思想が日台漁業交渉の中でどうのような政治行動に表れたのかを分析。『東洋文化』第94号掲載。掲載を許可していただいた東京大学東洋文化研究所,ならびに,画像の使用を許可していただいた沖縄タイムス社,WEDGE社に感謝申し上げます。

日台漁業交渉合意について コメント (『沖縄タイムス』2013年4月11日) [English] [中国語]
 日台漁業交渉ついに合意。その意義を解説。

尖閣めぐり重要性高まる台湾 カギ握る漁業交渉 (『WEDGE』2013年4月号)
 日台漁業交渉は漁業の問題に留まらず日台関係全体に大きな影響を及ぼし,東シナ海の安定にもかかわります。いま大詰めを迎えているこの交渉の背景を解説。(2013年3月27日)

馬政権は尖閣諸島問題で中国と連携しない (2013年2月27日)
 尖閣諸島問題で日中関係が緊張する中,台湾の馬英九政権は,この問題で中国と連携しないと表明。台湾が中国とは連携できない理由とは?日本メディアがほとんど報じない馬総統発言と台湾外交部声明を解説。

尖閣問題と日台関係 (2012年10月25日)
 尖閣諸島をめぐる日本と台湾の動き,日台漁業交渉について解説。

馬英九総統の「東シナ海平和イニシアチブ」 (2012年9月24日)
 尖閣諸島をめぐる争いは日中の対立としてとらえられていますが,台湾も領有権を主張していることを忘れてはなりません。馬英九総統は8月5日と9月7日の2回に渡り「東シナ海平和イニシアチブ」(東海和平倡議)を提唱しました。「対立行動をエスカレートさせない,すべての関係国が自制を」という馬総統の提案を日本政府は真剣に受け止めるべきです。

尖閣問題 馬総統の呼びかけに注目 (『朝日新聞』2012年9月29日) [English] [中国語]
 上記拙稿の短縮版


  2016年2月6日に発生した台湾南部地震で被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
Yahoo!基金「台湾南部地震緊急支援募金」寄付総額 約12650万円
http://donation.yahoo.co.jp/detail/1630020/  (2016年3月17日)
  東日本大震災でたくさんの支援を寄せて くれた台湾の皆さんに深く感謝します。
非常感謝台灣民衆對日本災民的關懷和聲援! ありがとう台湾! 謝謝台湾!

台湾への感謝メッセージ(1) (2011年3月21日) (2) (2012年5月13日)



共著出版のお知らせ:若林正丈編『現代台湾政治を読み解く』研文出版 (2014年4月)

雲林県農業博覧会参観 (2014年1月) 台湾の地方自治体の地道な取り組みを紹介

台湾のメディア状況 (第16回朝日アジアフェローフォーラム「チャイニーズ・メディアのいま」2011年9月)

2010年台湾立法委員補欠選挙(その1) (2010年1月) (その2) (2010年2月) (まとめ) (2010年7月)

台湾地方政治 雲林県の動向 (2009年7月)

書評:若林正丈著『台湾の政治―中華民国台湾化の戦後史』 (2009年4月)

2008年台湾総統選挙分析-政党の路線と中間派選挙民の投票行動 (『日本台湾学会報』2009年4月)

陳水扁再選後の中台関係(1) (2) (3) (2008年7月)

2008年台湾総統選挙後のコメント (2008年3月)

2008年台湾総統選挙の見通し(Ⅰ) (Ⅱ) (Ⅲ) (Ⅳ) (Ⅴ) (2007年-08年)

陳水扁の政権運営(暫定版) (2008年3月)

2008年台湾総統選挙シミュレーション・ソフト (2008年3月)

2008年台湾立法委員選挙コメント (2008年1月)

2008年台湾立法委員選挙情勢(その2) (2007年12月) (その1) (2007年8月)

陳水扁総統辞任要求運動のゆくえ (2006年10月)

台湾アイデンティティ研究(総論) (2006年1月)

張榮味県長の末路(その2)―台湾地方政治の動向・雲林県 (2006年1月)

2004年台湾総統選挙分析 ―陳水扁再選と台湾アイデンティティ (『日本台湾学会報』2005年5月)

2004年台湾立法委員選挙分析 (2005年1月) ―英文コメント(2004年12月)

2004年台湾立法委員選挙情勢 ―議席数の見通し (2004年10月)

一橋新聞インタビュー記事 ―中台関係について (2004年10月)

第2期陳水扁政権の発足と立法委員選挙の見通し (2004年7月)

2004年台湾総統選挙後のコメント (2004年4月)

2004年台湾総統選挙の見通し(Ⅰ) (Ⅱ) (Ⅲ) (Ⅳ) (2004年2月)

標準偏差を用いた台湾選挙分析(日本政治学会報告:2003年10月)

陳水扁政権 ―権力移行期の台湾政治 (2003年10月)

2001年立法委員選挙における得票数変動の分析 (2002年)

台湾アイデンティティと「一つの中国」 ―李登輝政権の対中政策の展開 (2001年)

台湾の黒金問題と陳水扁政権 (2001年)   ・ 雲林県から見た2000年総統選挙 (2000年)

2000年台湾総統選挙観察記 (2000年)    ・ 「宋楚瑜現象」要旨 (2000年)

台湾の民主化と憲法改正問題 (1998年)   ・ 台湾の民主化と海峡両岸関係 (1996年)

台湾の将来についてアンケート

その他いろいろ

小笠原プロフィール

翻訳出版のお知らせ(2009年12月)

広東省に行きました(2009年2月)  ・ デリーに行きました(2008年12月)  ・ 厦門に行きました(2006年8月)

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