新刊書 小笠原欣幸著『台湾総統選挙』紹介

このたび拙著『台湾総統選挙』が晃洋書房から刊行されました。
台湾の民主主義を理解する一助となることを念願しております。
11月10日より書店等で発売です。ご一読いただければ幸いです。

出版社:晃洋書房,発行日2019年11月10日,頁数344,定価2800円+税


カバー写真は熊倉潤氏提供

目 次

序 章 台湾政治概説
    ——民主化・台湾化の政治変動——
第1章 総統選挙の争点
    ——補論 標準偏差で台湾の選挙を切る—— 
第2章 1996年選挙
    ——民主化後の起点——
第3章 2000年選挙
    ——政権交代・改革の模索——
第4章 2004年選挙
    ——藍緑二大陣営の対決——
第5章 2008年選挙
    ——馬英九の台湾化路線——
第6章 2012年選挙
    ——92年コンセンサス——
第7章 2016年選挙
    ——民進党完全執政——
終 章 総統選挙の四半世紀


内容紹介

日本の隣の民主主義 台湾の選択

台湾の総統選挙は,台湾の最高指導者を決めるだけでなく,台湾の方向を決める。総統選挙は人々の意識を変え,台湾アイデンティティを興隆させた。それはまた,米中の力関係に影響を及ぼし,東アジア情勢を変えていく。

本書は,1996年の第1回から2016年の第6回まで全選挙のプロセスと結果を分析。統一/独立の争点から米中の綱引きに到るまで選挙の諸要因を整理し,総統選挙が映し出す台湾政治の変動,そして,台湾の民主主義がたどってきた路を明らかにした。6回の全選挙を網羅した初の研究書。


晃洋書房の本書紹介ページはこちら
http://www.koyoshobo.co.jp/book/b482626.html


「nippon.com」書評
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/bg900113/

「産経新聞」書評
https://www.sankei.com/life/news/191117/lif1911170024-n1.html

OGASAWARA HOMEPAGE