台湾総統選挙予想ほぼ的中

2016年台湾総統選挙予想ほぼ的中
2016.2.10

　台湾の人々が民主的手続きで新総統を選出したことをお慶び申し上げます

2016年総統選挙の得票率予想がほぼ的中しました
　
1月12日に小笠原HPで発表した予想：
予想：蔡56% 朱32% 宋12%
結果：蔡56% 朱31% 宋13%
立法委員選挙の議席予想もあたりました
　
1月11日に作成した議席予想（1月13日小笠原HP掲載）
予想：民進党68　国民党35　親民党4　その他6
結果：民進党68　国民党35　親民党3　その他7
正直に言いますと，各選挙区の当落予想はかなり外れましたが，運よく差し引きで一致しました。
選挙区の当落予想がズレたのに議席数の結果が一致したのは，投票率低下の二重の作用によるものです。つまり，投票率の低下が北部では国民党候補の予想以上の落選をもたらし，中部では逆に基礎票をもつ国民党候補に有利に作用し，差し引きすると予想と一致となった次第です。これは幸運でした。この作用については「総統選挙の見通し（4）」で指摘しています。
選挙区における民進党の得票率については予想44.77%　結果45.08% でほぼ一致です。これは73選挙区の全候補の動向を総合して計算した数字なので，こちらがあたったのは非常にうれしいです。比例区の予想もけっこうあたっています（国民党はあたり，民進党ははずれ）。
1月13日掲載の「3種の票の動き解説図」に結果を記入してUPしましたので関心のある方ご覧ください。また，総統選挙の予想作業で作成した県市別の得票率予想表も公開します。蔡英文の県市別の結果を記入しました。新北，桃園，台中などがあたっていますので，こちらも関心のある方ご覧ください。
選挙関連の情報・資料を提供してくださった皆様にこの場を借りてお礼申しあげます（2016.1.21）
台湾メディアで取り上げられました
　被「姚神」推崇神人級預測　自由時報（2016.1.20）　
　資深媒體人張瑞昌專欄－沙西米刀解剖大選　中國時報（2016.1.26）　
選挙の予想と結果についての資料

　総統選挙県市別得票率予想表（結果手書記入） UP （2016.1.21）　
　総統・立法委員選挙の3種の票の動き解説図（結果手書記入） UP （2016.1.21）　
　 2016年台湾総統選挙の見通し（4） UP （2016.1.13）　
　総統・立法委員選挙の3種の票の動き解説図 UP （2016.1.13）　
　立法委員選挙の全73選挙区情勢 UP （2016.1.12）　
2016年台湾総統選挙の選挙戦についての資料　

　月刊『Wedge』1月号「台湾総統選民進党の〝勝ち方〟を注視する中国」　（2016.1.14）　　
　北海道新聞識者談話「蔡氏の優位　台湾帰属意識の高まり背景」　（2015.12.20）　　
　馬英九習近平中台トップ会談小笠原コメント　（2015.11.20）　　
　産経新聞掲載「習氏は民進党とも会談を」　（2015.11.20）　
　［中国語］兩岸領導人會面評論：習近平應該與蔡英文舉行會面
　中台トップ会談開催発表直後のコメント　（2015.11.4）　
　2016年台湾総統選挙の見通し（3）　
台湾の総統・立法院のダブル選挙の投票日まで2か月を切った。9月から11月にかけて大小のサプライズが断続的に発生したが，候補者の支持率には大きな変化は見られない。蔡英文・民進党が優勢のまま1月16日の投票日を迎えそうだ。国民党の総統候補すげ替えという前代未聞の事態を解説。（2015.11.24）
　Four months until Taiwan Vote: A change of government very likely （AJW 2015年9月17日）
　台湾総統選まで４カ月、政権交代ほぼ確実（朝日新聞AJWフォーラム 2015年9月24日）
　［中国語］　

　2016年台湾総統選挙の見通し（2）　
国民党の総統候補がようやく決定。洪秀柱が予備選挙で候補者資格を得たプロセスを分析。（2015.6.20）
　2016年台湾総統選挙の見通し（1）　
台湾の総統選挙は来年1月16日に決まりました。これから9か月，選挙戦を通じて台湾の将来についての議論が展開されます。その動向を解説していきます。（2015.3.29）

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