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行ってきました!夏留学

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東京外国語大学で夏学期や冬学期に海外の本学協定校に短期で留学する「ショートビジット制度」を設けています。世界教養プログラム短期海外留学科目「ショートビジット」に登録して履修することにより、単位認定も行われます。

2017年夏学期ショートビジット留学先・留学者数

今年の夏学期は、3つのタイプのショートビジットに、33ヶ国・地域・52大学に総計348人の学生が参加しました。

  • 各国言語コース:197名(昨年度152名)
  • 英語コース:129名(昨年度131名)
  • 英語で学ぶ総合型コース:22名(昨年度13名)

各国言語コース

イタリア ヴェネチア大学 2名、トリノ大学 5名 ドイツ ギーセン大学 1名、ミュンヘン大学 9名
イラン イスラーム自由大学シーラーズ分校 15名 トルコ アンカラ大学 16名
エジプト カイロ大学 2名 フランス エクス・マルセイユ大学 2名、グルノーブル大学 2名
オーストリア ウィーン大学 10名 ベトナム ハノイ国家大学・人文社会科学大学及びホーチミン国家大学・人文社会科大学 13名
韓国 ソウル大学校 2名、延世大学 2名、韓国外国語大学校 2名、聖公会大学 1名 ポーランド シロンスク大学 3名、ヤギェロン大学 7名
スイス ジュネーヴ大学 16名 ポルトガル コインブラ大学 1名
スペイン アルカラ大学 2名、サラマンカ大学 8名 ミャンマー ヤンゴン大学 9名
台湾 開南大学 4名、国立台湾師範大学 10名、国立台湾大学 1名 メキシコ グアナフアト大学 7名
チェコ プラハ・カレル大学 4名 コロンビア エアフィット大学 4名
中国 上海外国語大学 1名、北京語言大学 5名 リトアニア ヴィータウタスマグヌス大学 4名
香港 香港中文大学 3名 ロシア モスクワ大学及びサンクトペテルブルグ大学 10名、極東連邦大学 6名
モンゴル モンゴル国立大学 5名 ウクライナ リヴィウ大学 3名

このうち、ベトナム、ミャンマー、トルコには、ベトナム語、ビルマ語、トルコ語を学ぶ1年生全員が参加しています。

英語コース

アイルランド アイルランド国立大学コーク校 34名 ニュージーランド オークランド大学 8名
イギリス エセックス大学 5名、マンチェスター大学 1名、リーズ大学 1名、ロンドン大学東洋・アフリカ研究学院 8名 フィリピン デラサール大学 11名
カナダ ブリティッシュ・コロンビア大学 24名、レジャイナ大学 10名 米国 カリフォルニア大学サンディエゴ校 14名、コロンビア大学 1名、サンディエゴ州立大学 6名、ハワイ大学マノア校 6名

英語で学ぶ総合型コース

イギリス マンチェスター大学 1名 フィンランド オウル大学 2名
インドネシア ガジャマダ大学 7名 ブルネイ ブルネイ・ダルサラーム大学 8名
スイス ジュネーブ大学 1名 カナダ ブリティッシュ・コロンビア大学 1名
チェコ プラハ・カレル大学 2名

短期留学者をインタビュー!

この夏学期にショートビジットを経験した7名の学部学生にインタビューしました。

ブルネイ・ダルエスサラーム

  • 西依勇輝さん(国際社会学部東南アジア第1地域1年)
  • 留学先:ブルネイ・ダルエスサラーム大学(ブルネイ)
  • 留学期間:2017年7月10日-8月6日(27日間)

——おかえりなさい!どのような留学プログラムに参加したのですか?

Global Leadership Summer School という1か月のプログラムに参加しました。リーダシップについてのワークショップももちろんありますが、いわゆる社会科見学に出かける時間や、大学の寮でいろいろな国から来たプログラム参加者や現地の大学生と交流する時間の方が圧倒的に長かったです。

——留学を通して思ったことは。

コミュニケーションにおいて大事なのは、語学力ではないと思いました。プログラム参加者の中には,英語が得意でない方も多くいましたが、英語が得意な方も発音にクセがあったりして、なかなかスムーズにコミュニケーションをとることができません。他の参加者と積極的にコミュニケーションを取ることが重要です。

——そのため秘訣はなんだと思いましたか。

話題と、それを伝えたい、もしくは知りたいという気持ちです。片方でも欠けるとコミュニケーションが成立しません。自分から話しかけることができないからです。逆に、こちらが話のネタを用意していれば、海外の方はグイグイ食いついてきます。日本のアニメが世界各地で流行っているので、日本に強く興味を抱いている人は想像以上に多く感じました。

——ブルネイ留学について後輩になにかメッセージがあればお願いします。

ブルネイは広い国ではありません。しかし、世界中からブルネイのプログラムにやってきます。たくさん話せば、自分の中の世界を広げられる、濃い1か月になります!

ロシア・ウラジオストク

  • 丸島莉子さん(言語文化学部ロシア語1年)
  • 留学先:極東連邦大学(ロシア)
  • 留学期間:2017年8月7日-27日(21日間)

——おかえりなさい!留学はどうでしたか?

ロシアに行くのは初めてだったので不安でしたが、とても楽しかったです。

——それはよかった。初めてのロシア、困ったこともあったのでは?

初日、空港にサマースクールの送迎の人が迎えに来てくれるはずだったのですが、いなかったので急きょ一人でタクシーに乗って大学に向かいました。大学についた後も大学が広すぎるためどこが寮の入り口かわからず歩き回りました。

——初日から大変でしたね。

初日は大変でしたが、サマースクールに来ている人はみんな親切で仲が良かったので行ってよかったと思います。

——1年生での留学に迷っている後輩になにかメッセージがあればお願いします。

一年生のうちにロシアに行くのは早すぎると思っていましたが、極東連邦大学は初日にクラス分けテストがあり、習熟度別にクラスを分けるので大丈夫でした。ロシア語を全く勉強したことがないのに来ている人もいたので一年生でも問題ないと思います。

アメリカ・サンディエゴ

  • 武藤珠代さん(言語文化学部英語1年)
  • 留学先:カリフォルニア大学サンディエゴ校(米国)
  • 留学期間:2017年7月31日-8月25日(26日間)

——おかえりなさい!留学はどうでしたか?

留学先で出会った全ての人が私の先生となりました。寮ではブラジルの医者やスペインのエンジニアといった人たちと毎食を共にして会話を重ねることで、アメリカ英語のみならず第二言語として話されるアクセントの入った英語に耳を慣らすことができました。外出時に利用していた車の運転手の国籍も様々で、初対面でもフレンドリーに会話してくれる人ばかりで人生の教訓のようなものを教わることもあり、移動時間でさえとても刺激的でした。

——授業はどうでしたか。英語の上達は実感できましたか。

授業では初対面の人に自ら声をかけ、かなり個人的な深い内容のインタビューをするといった、またとない経験ができました。帰国一週間前の時期に飛躍的なリスニング力の向上を感じ、そこからは自信が生まれコミュニケーションを楽しむ余裕が生まれました。

——これから留学を考えている後輩にメッセージがあればお願いします。

一緒に行動していた日本人学生同士で会話する時も緊急時以外は常に英語を使ったことで英語に漬かる時間が増えたことはもちろん、他の国の人から話しかけやすい態度で良いねと言ってもらえました。いつ来るか分からない会話のチャンスを逃さないように常にオープンな気持ちでいる努力が必要です。

フィンランド・オウル

  • 島津明日香さん(国際社会学部ラテンアメリカ地域1年)
  • 留学先:オウル大学(フィンランド)
  • 留学期間:2017年8月28日-9月15日(19日間)

——おかえりなさい!留学はどうでしたか?

とても有意義な3週間を過ごすことが出来たと思います。授業やチューターとの会話は英語で行いますが、他大学のメンバーとは日本語で会話できるので初めての留学にはぴったりだったと思います。

——授業などはどうでしたか。

授業は講義だけでなくグループワークや体験、訪問などが多く充実していました。サウナやシナモンロール作り、二泊三日の宿泊合宿もありました。また、放課後が長いので様々なことに挑戦できました。休日には、電車やバスを使えばロヴァニエミなどかなり遠くまで行くことが出来ます。このようにフィンランドの文化、社会、自然をすべて満喫できるプログラムだったと思います。

——これから留学を考えている後輩にメッセージがあればお願いします。

英語に自信が無くても行きたいという思いがあるならば、ぜひ挑戦してみる価値があると思います。英語力だけでなく、人間としても成長できると思います。

ドイツ・ミュンヘン

  • 高見菜穂子さん(言語文化学部ドイツ語3年)
  • 留学先:ミュンヘン大学(ドイツ)
  • 留学期間:2017年8月3日-8月29日(26日間)

——おかえりなさい!留学はどうでしたか?

ショートビジットでミュンヘンに行けて良かったと思います。観光プログラムでもすべてドイツ語で説明などがされるのでとても勉強になりますし、何より楽しかったです。

——困ったことなどなかったですか。

コースの変更などの手続きも、事務の方が丁寧に対応してくださいました。

——授業などはどうでしたか。

授業で習ったことは繰り返し授業内でも復習してもらえるので、苦手な分野が身に付きやすい授業だったと思います。

——ドイツ留学を考えている後輩にメッセージがあればお願いします。

授業もとても良かったし、何より女子寮がとてもきれいで親切なシスターがいらっしゃいました。寮でささやかな交流パーティーなども行われたため、寮でも友達ができます。ショートビジットでドイツに行くならぜひおすすめしたいです。

メキシコ・グアナフアト

  • 安本梨花さん(国際社会学部中央アジア地域4年)
  • 留学先:グアナフアト大学(メキシコ)
  • 留学期間:2017年9月4日-9月29日(25日間)

——おかえりなさい!留学はどうでしたか?

1か月のクラスは学生が少なく、私のクラスはマンツーマンでした。そこで友達を作るために、学校で行われているダンスやバスケットボールのプログラムに参加したり、日本語学科に行って友達を作りました。また、学校の留学生担当の方のサポートは手厚く、週末には小旅行を計画してくれました。ホームステイ費用は割高に感じましたが、ホストマザーは親切でごはんもおいしかったです。1か月という短い間でしたが、メキシコが大好きになり、また必ず来ようと思いました。

——メキシコ留学を考えている後輩にメッセージがあればお願いします。

グアナフアトは日本人の多い街なのですが、日本人だけで固まらず、積極的に行動していろいろな人と触れ合うことをお勧めします。学校では授業以外にもスポーツのクラスや自由に参加できるレベル別の語学クラスもあり(スペイン語以外もあります)、充実しています。街は小さいので何もしないと退屈だと思います。週末旅行に出かけたり、様々なことに積極的にチャレンジして頑張ってください。

ポルトガル・コインブラ

  • 佐々木美緒さん(国際社会学部西南ヨーロッパ地域2年)
  • 留学先:コインブラ大学(ポルトガル)
  • 留学期間:2017年8月28日-9月15日(19日間)

——おかえりなさい!留学はどうでしたか?

私が留学したコインブラ大学は、大学全体が世界遺産に登録されている伝統ある大学でした。このような素晴らしい環境の中で勉強し、現地の歴史や文化に触れたことは、有意義な経験になりました。

——授業などはどうでしたか。

授業は全てポルトガル語で行われましたが、問題なく理解することができました。外大での勉強が糧となっているのだと改めて実感しました。また年齢や生活環境の異なる他の国からの留学生と切磋琢磨し合い、ポルトガル語を学んだことは刺激になりました。彼らとの交流も心に残るものでした。そしてこれを機に、更に自分の学びを深めるために、長期留学に行きたいと強く願うようになりました。

——留学を考えている後輩にメッセージがあればお願いします。

留学の際に必要なのは目的意識と積極性です。留学中は楽しいことばかりではなく、自分の思い通りにいかないこともあると思います。しかしそのような時に、目標を忘れずに努力し続けることは自分の中での大きな支え、そして指針になります。また積極的に行動することで、自分の世界を広げることができます。1ヶ月間はとても短いです。しかし、自分が常に何かを学び続ける姿勢で生活していたら、そこから多くのことを得られます。皆様が目的意識と積極性を持って、有意義な留学生活をお過ごしになることを祈っております。

番外編:長期留学から帰ってきました!長期留学者インタビュー

この夏に1年間あるいはそれ以上の長期留学から帰国した学生も多くいます。長期留学者もインタビューしました。

中国・北京

  • 宇佐美希さん(国際社会学部東アジア地域4年)
  • 留学先:北京大学(中国)、形態:交換留学
  • 留学期間:2016年8月15日-2017年8月16日(約1年間)

——おかえりなさい!留学はどうでしたか。

留学中は、日中社会問題座談会や学術分野横断勉強会など、様々な勉強会を企画しました。北京大学の優秀なエリートたちとの交流も面白かったですが、中国全省を貧乏旅行して、各地域の文化・歴史・社会を自分の目で見、現地の人々と交流して意見交換できたことが一番有意義でした。現地の色んなコミュニティに飛び込み、老若男女貧富、各思想・民族といった様々な視点から中国の現状を見て現地の人間から話を聞ける機会は留学を除いてまずないでしょう。

——これから留学を考えている後輩にメッセージがあればお願いします。

「自由を活用しよう!」というのが一番のメッセージです。留学生というのは、現地の大学にとってはある意味「お客さん」です。制約や強制される事柄が少なくなり、自分の頭で考え行動する裁量がうんと増えます。もちろん大学に真面目に出席し単位を取ることも大切ですが、それ以上に自分が現地で興味を持ったり、やってみたいと思ったことを優先してどんどん取り組んでみることをお勧めします。現地の先生方も、留学生にとっては大学の授業より直接自分の目で見て考え、学ぶことが重要だ、と考える方が少なくありませんよ。

台湾・台北

  • 平井理慧さん(言語文化学部中国語4年)
  • 留学先:国立政治大学(台湾)、形態:交換留学
  • 留学期間:2016年8月29日-2017年7月15日(約1年間)

——おかえりなさい!留学はどうでしたか。

台湾留学を決めたきっかけは、以前から興味を持っていた台湾での生活を体験し、台湾での中国語を学びたかったことでした。いざ留学が始まると、寮での共同生活、外国人という立場に置かれること…初めてのことだらけで新鮮でした。一度日本を離れることで、これまで住んでいた日本を客観的に見つめ、一方自分の知っていた台湾とはまた違った姿が見えてきました。
全部で320日滞在していましたが、そのどの部分を切り取っても、濃密で学びと面白さに満ちた、一生忘れられない日々でした。今後海外に再び長期滞在する機会に恵まれたとしても、この留学には代え難いように思います。

——これから留学を考えている後輩にメッセージがあればお願いします。

留学中に経験したことや様々な人との出会いは、留学を終えた今でもずっと続いています。ある程度長期間海外に滞在し学ぶことは、不安に思うでしょう。しかし、ほんの少しの勇気で自分の人生にとって、多くの価値ある体験が得られるのです。
学生のうちに留学できるのなら、ぜひそのチャンスを使ってください。「留学はいいぞ」と、心の底から推したいと思います。

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