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今日のアフリカ

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米軍のソマリア空爆で市民に犠牲

2019/03/22/Fri

20日、アムネスティ・インターナショナルが『ソマリアにおけるアメリカの隠された戦争―ローワー・シャベルにおける空爆による市民の犠牲』と題する報告書を発表。米軍の空爆によってソマリア人市民に犠牲が出ており、戦争犯罪にあたる可能性があると告発した。トランプ政権になってから、米軍によるソマリアへの空爆が急増していることは、既に報じられている。これまで米軍側は空爆について、ソマリア連邦政権のアルシャバブに対する戦いを支援するためであり、一般市民に被害は出ていないと説明してきた。しかし、アムネスティ・インターナショナルのこの報告書では、首都モガジシオ南方のローワー・シャベル州で空爆が一般市民を巻き込み、犠牲者を出していることが具体的な事例によって明らかにされた。米国政府はこの告発に真摯に向き合う必要がある。