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2023年5月23日

第89回 "Human-Wildlife Conflicts and the Compensation Scheme around Protected areas of Rwanda. The case of Nyungwe National Park."

2024年度初めてのセミナーとなる第89回目ASCセミナーは、当センターに招へい客員准教授としてお越しいただいているグロリオズ准教授にお話していただきます。 ニュングウェ国立公園での研究についてお話をしていただきます。奮って、ご参加ください。 ◆演目: "Human-Wildlife Conflicts and the Compensation Scheme around Protected areas of Rwanda. The case of Nyungwe National Park. " ◆講師: Dr.グロリオズ・ウムジラネンゲ(Gloriose Umuziranenge)(Senior lecturer /Protestant Institute of Arts and Social Sciences (PIASS), Protestant University of Rwanda (PUR)、現代アフリカ地域研究センター・客員准教授) ◆要旨:In African countries human-wildlife conflicts such as crop-raiding by wild animals are common concerns for conservationists and surrounding populations. At different levels, these challenges hinder the achievement of conservation goals and the tolerance of wild animals by local people. The aims of the study are to assess: (1) the community perceptions on human-wildlife conflicts and (2) to assess the community' perceptions about the compensation scheme. A qualitative approach was adopted. The data were collected using semi-structured interviews from a sample size of 20 respondents which comprises of the representatives of the park management, key stakeholders including local communities who experienced crop raiding and conservation NGOs.The data were analysed using content analysis. The findings indicate that communities are affected by crop raiding which cause socio-economic and livelihood losses, food insecurity and injury. The findings also indicate that communities are not satisfied with the compensation scheme because of difficult requirements, complicated compensation procedures, rejection of compensation claims, undervalued payment and irregular compensation as well as delay of payments that cause the victims of crop raiding abandon compensation claims.The findings call for an improvement of the compensation scheme. Some Pictures of Nyungwe National Park and Crop Raiding in local community's farms. 【Key words: Human-wildlife conflict, Crop raiding, Compensation scheme】 Pic1. Nyungwe National Park Pic 2: Crop raiding in community's farm Pic 3: Crop raiding ◆日時:2024年5月23日(木) 17:40~19:10(日本標準時)/ 8:40~10:10(グリニッジ標準時) ◆場所:対面(東京外国語大学 研究講義棟 100教室)& オンライン(Zoomミーティング) ◆使用言語:英語 ◆参加費:無料 【参加をご希望の方は、こちらより事前にお申し込みください。】もしくはQRコードより事前申し込み願います。 定員:対面30名 ・ オンライン300名 申し込み〆切:2024年5月22日(月)※ 定員に達し次第締め切らせていただきます。 ※ Zoom情報はセミナー当日午前中までに登録メールアドレス宛てにお送りします。 ◆共催:日本アフリカ学会関東支部
ASCセミナー
第89回
2024年4月10日

3名の留学生と Welcome Open Lunch

2024年春学期が始まり、学内も新入生を加えた生徒たちが増え賑やかです。 現代アフリカ地域研究センターでは、学生・教職員自由参加の月に1回(第一水曜日)にOpenLunchを行っていますが、学期が始まった今週・水曜日、新たににアフリカ各国から日本へ到着し、交換留学生として迎えられた3名と客員准教授として来日したグロリオズ博士のウェルカム・オープン・ランチを行いました。 アフリカ専攻の1年生の生徒達とも自己紹介し合う良い機会になりました。 既に交換留学生として滞在中のアフリカからの生徒たちも、各自ランチを持ち寄って参加してくれました。 今春に受け入れたのは、ザンビア大学からチャムシサ・ペギーさんとナンフクウェ・ムペルワさん2名、ヤウンデ第一大学(カメルーン)からクマトウォ・イェマタ・ヴェルジィアンヌさん1名です。 ヤウンデ第一大学とは2023年5月に協定を結び、今回本学として初めて交換留学生を受け入れることができました。 ペギーさんとムペルワさんは1学期間の滞在で2024年7月まで、ヴェルジィアンヌさんは2学期間の滞在で2025年2月まで本学に滞在予定です。 Iafp(大学の世界展開力強化事業)受入ページに、自己紹介文が掲載されますので、併せてご覧ください。当センターのHPにも順次記事でお知らせする予定です。
その他のイベント
3名の留学生と Welcome Open Lunch
2024年5月11日、12日

国連「放牧地と遊牧民の国際年2026年」に向けた国際セミナー・ワークショップ

宮本佳和特任研究員が、5月11日(土)と12日(日)に開催される「 国連「放牧地と遊牧民の国際年2026年」に向けた国際セミナー・ワークショップ 」に登壇します。 セミナーとワークショップは、会場、申し込み方法がそれぞれ異なりますのでご注意ください。 ◆日時:2024年5月11日(土)と12日(日) ◆場所:法政大学市ヶ谷キャンパス(セミナーのみハイブリッド開催) ◆参加方法:事前登録が必要です。登録方法はセミナーとワークショップで異なりますので下記ウェブページをご覧ください。 国際セミナー:https://ir.u-shizuoka-ken.ac.jp/climateafurica/2024/04/06/国際セミナー-国連「放牧地と遊牧民の国際年2026年/ 国際ワークショップ:https://ir.u-shizuoka-ken.ac.jp/climateafurica/2024/04/06/国際ワークショップ-国連放牧地と遊牧民の国際年2/ ◆参加締切:2024年5月3日(金) ◆使用言語:英語 ◆参加費:無料 ◆問い合わせ先:localizationtoafrica@gmail.com ◆概要:国連の「放牧地と遊牧民の国際年2026年」(UN IYRP 2026)に向けて、オックスフォード大学からアリエル・アハーン講師とトロイ・スタンバーグ主任研究員をお招きして、国際セミナーとそのサイドイベントとなる国際ワークショップを開催致します。 2022年3月に開催された国連総会において、2026年を「放牧地と遊牧民の国際年」とすることが全会一致で宣言され、日本政府もこれに向けた動きを支持してきました。同宣言は、地球の地表面積の半分以上は放牧地が占めており、かつ、急速な砂漠化に苦しんでいることを指摘しました。また、放牧地と遊牧民は、現在各地域で緊急の課題に直面しており、SDGsの達成のためには、持続可能な放牧地と遊牧の実現に向けた取り組みを急速に拡大する必要があることが承認されました。 日本では国連IYRP2026の認知度は低く、SDGs達成のために遊牧民と放牧地が果たす重要な役割も十分に認識されていません。同宣言では、遊牧は多様な生態系、文化、アイデンティティ、伝統的知識、自然と共存してきた歴史的経験と結びついた、ダイナミックで柔軟性に富んだ生業であると認められています。したがってIYRP2026年に向けて、放牧地と遊牧に関連する研究分野による学術的な対話を促進することが期待されています。 本セミナーとワークショップでは英国の内陸アジア研究者と日本のアフリカ研究者がそれぞれ報告を行い対話します。 *詳細は変更になる場合がありますので、随時上記ウェブページをご参照ください。
その他のイベント
国連「放牧地と遊牧民の国際年2026年」に向けた国際セミナー・ワークショップ
2024年4月19日(金)18:00~20:00(JST)

フランスとルワンダ----対アフリカ外交の蹉跌と転換(日仏文化講演シリーズ第383回)

当センター長の武内教授が日仏会館 (東京・恵比寿) にて、日仏文化講演シリーズ第383回『フランスとルワンダ----対アフリカ外交の蹉跌と転換』に登壇します。 学生は無料で聴講できますので奮ってご参加下さい。 フランスはアフリカの旧植民地諸国との間で、独立後も強い結びつきを維持してきました。時に「フランサフリック」といった言葉で表現される密接な関係は、近年様々な形で見直しを余儀なくされていますが、その端緒となったのは今からちょうど30年前にルワンダで起こった大量殺戮(ジェノサイド)でした。内戦とジェノサイドを経てルワンダに誕生し、今日まで継続する「ルワンダ愛国戦線」(RPF)政権との間で、フランスは緊張に満ちた、紆余曲折の外交関係を切り結んできました。講演では、フランスとルワンダとの関係を振り返り、それがフランスの対アフリカ外交に持った意味を検討します。 ◆演題:フランスとルワンダ----対アフリカ外交の蹉跌と転換 ◆講師:武内 進一氏(東京外国語大学・現代アフリカ地域研究センター) ◆司会:平野千果子(武蔵大学) ◆日時:2024年4月19日(金)18:00~20:00(JST) ◆場所:公益財団法人日仏会館ホール ◆使用言語:日本語 ◆参加費:一般1000円、日仏会館会員・学生 無料【当日はチケットを必ずご用意ください】 ◆定員:130名 ◆参加をご希望の方は、こちらより事前にお申し込みください。 ◆主催:(公財)日仏会館
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フランスとルワンダ----対アフリカ外交の蹉跌と転換(日仏文化講演シリーズ第383回)

Africa Today今日のアフリカ

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2024/04/25/Thu

英国で「ルワンダの安全」法成立

 22日の真夜中、英国議会で、不法移民をルワンダに送致する法律(「ルワンダの安全」法)が成立した。この法律について、23日付けのファイナンシャルタイムズ(FT)紙は社説で、英国の民主主義にとって有害な先例になると厳しく批判した。  英国による不法移民(アサイラムシーカー)のルワンダ送致という考えは、2年前のジョンソン政権期以来追求されてきたものだ。当初は二国間の協定という形を取ろうとしたが、ヨーロッパ人権裁判所や英国最高裁が違法の判断を下すなか、国内法で規定する形に落ち着いた。  同法では、「ルワンダは安全な国である」と規定され、それに対して法的に異議申し立てをすることが禁じられた。ルワンダはアサイラムシーカーにとって安全であり、裁判所を含めた誰もがルワンダをそのように扱わねばならない。ルワンダが安全でないという議論は禁止された。  昨年11月、英国最高裁は、ルワンダがアサイラムシーカーを本国に送り返す可能性があり、安全な国とは言えないとの判断を示した。今回の法律には、裁判所によるそうした介入を阻止する意図がある。  保守党が優越する議会が、司法の介入を封じ、ルワンダが安全だという「事実」を法によって定めたことになる。FT紙は、「この論理に従えば、議会は黒を白だと、あるいは犬をネコだと法律で決めることができる」と批判している。  この4月、トーゴ議会は、直接選挙による大統領選出方法を廃し、議会が大統領を選出するやり方に改めた。政権与党が支配する議会を使って、フォール・ニャンシンベ現大統領の永続化を図る動きである。英国議会での保守党のやり方と大差ない。 (武内進一)

News & Activitiesお知らせ・活動記録

春学期が始まりました

2024年4月11日
Glorioseさんが受け持つ国際社会学部の専門科目・国際協力論1として「気候変動と開発 (Climate Change and Development)」 の授業が、2024年4月11日(木) 4限目 306教室にて始まりました。 テーマは、『気候変動と開発』です。昨今の異常気象やSDGsに関連する内容の授業のためか、たいへん多くの学生が興味を持って先生のクラスを履修します。
研究活動
春学期が始まりました

グロリオズ・ウムジラネンゲ准教授が着任されました

2024年4月3日
プロテスタント人文社会科学大学・ルワンダプロテスタント大学(ルワンダ共和国)でシニア講師を務めるグロリオズ・ウムジラネンゲ博士が2024年3月下旬に来日し、4月1日より外国人研究員(肩書:客員准教授)として着任されました。2024年7月末日までの4カ月と少しの間、日本に滞在されます。 グロリオズ准教授は春学期間、国際社会学部の専門科目・国際協力論1として「気候変動と開発 (Climate Change and Development)」をテーマにした授業をご担当いただきます。 また、ASCセミナーなど公開セミナーでもお話しいただく予定です。 滞在期間は短いですが、実りある日本滞在となるよう、私たちもサポートしてまいります。
お知らせ
グロリオズ・ウムジラネンゲ准教授が着任されました

安全情報冊子『学部生の安全なアフリカ留学に向けて』

2024年4月3日
東京外国語大学「大学の世界展開力強化事業(アフリカ)」では、学部生のアフリカ留学時の安全対策に役立つ経験や知識をまとめた安全情報冊子『学部生の安全なアフリカ留学に向けて』を作成しました。 こちらの冊子は、学部生のアフリカ留学に関わる東京外国語大学の教員を中心に、アフリカ留学時の安全対策に役立つ経験や知識を学内外に広く共有することを目的に作成されています。東京外国語大学「大学の世界展開力強化事業(アフリカ)」安全情報冊子のページよりご覧ください。 ぜひ、ご活用ください。 『学部生の安全なアフリカ留学に向けて』 2024年2月29日発行発行者:東京外国語大学「大学の世界展開力強化事業(アフリカ)」編著者:神代ちひろ執筆者:大石高典・小松謙一郎・坂井真紀子・椎野若菜・武内進一協力者:清水貴夫、東京外国語大学学生有志、春木宏介、三島伸之、山﨑瑛莉目次:1.はじめに2.東京外国語大学の渡航情報システム『ただいま海外留学中』について3.学生の経験したトラブル事例とそこからの教訓4.学生の経験した体調不良の傾向と対策5.性的なトラブル回避について6.引率型現地実習についての座談会7.おわりに8.海外安全お役立ちリンク集
お知らせ
安全情報冊子『学部生の安全なアフリカ留学に向けて』