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今日のアフリカ

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「コンゴのルンバ」がユネスコ無形文化遺産に

2021/12/17/Fri

 14日、「コンゴのルンバ」がユネスコの無形文化遺産に登録された。コンゴ民主共和国とコンゴ共和国が共同で提案していたもので、ユネスコのホームページでは、「両国の都市部に共通の音楽およびダンス」と説明されている
 少しでも現地を知る人には、こうした説明は少し回りくどく聞こえるだろう。街のバーやレストランはもとより、車の中やオフィスのラジオなど、人がいるところでは必ずこの音楽が流れている。都市部に限らず、農村であっても、電気があるところではどこでも、この音楽が聞こえてくる。軽妙なギターとドラム、管楽器の響きと高音を強調した歌声。この音楽を聴くと、条件反射でコンゴの様々な風景が脳裏に浮かぶ。
 音楽が無形文化遺産に登録された例としては、中央アフリカピグミーのポリフォニー(2003)、ブルンジの太鼓(2014年)、キューバのルンバ(2016年)などがあると、ルモンド紙は報じている(14日付)。