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今日のアフリカ

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日本企業の船舶がモーリシャスで座礁

2020/08/09/Sun

商船三井が運航しているばら積み船がモーリシャスで座礁し、燃料油が流出している問題で、フランスが緊急支援を提供すると発表した。「わかしお」号は7月25日、モーリシャスのエスニー岬(Pointe d'Esny)で座礁したが、8月に入って燃料(200トンのディーゼル、3800トンの重油)が流出し始めた。エスニー岬は、近隣のブルー・ベイ(Blue Bay)とともにラムサール条約登録地域であり、深刻な環境被害が懸念されている。
 8日、マクロン仏大統領は、生物多様性が危機に瀕しており、緊急に行動する必要があるとして、レユニオン島から支援物資と援助隊を派遣することをツイッターで発表した(8月8日付ルモンド)。これは、モーリシャス首相からの要請に応えたものとAFPは伝えている。
 現地の悪天候のためさらなる状況悪化が懸念されているが、日本からも緊急支援を提供すべく、早急の対応が必要である。