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ルワンダ人有名歌手の逮捕と自殺

2020/02/23/Sun

17日、ルワンダ警察は、著名なゴスペル歌手キジト・ミヒゴ(Kigito Mihigo)が収監先の刑務所内で自殺したと発表した。この日朝5時頃、独房内で死亡しているところが発見されたという。彼はその3日前に、ブルンジに出国しようとしたとして逮捕されていた。
 キジトは12歳でジェノサイドに遭遇したサバイバーである。当初政権寄りの歌手と見られていたが、2013年にジェノサイドに関する政策を疑問視する歌を発表した後に逮捕され、2015年には反政府勢力と共謀した容疑で10年の実刑判決を受けて収監されたが、2018年9月に大統領の恩赦を受けて釈放された。釈放に際して、国外に出る際には許可が必要とされていたが、無断でブルンジに出国しようとして逮捕された。警察は、キジトがブルンジの反ルワンダ勢力に合流しようとしていたと主張している。
 警察がキジトの自殺を発表して以来、それに対する疑問の声が湧き上がっている。アムネスティ・インターナショナルやヒューマン・ライツ・ウォッチは、国際的な調査が必要だとの見解を出した。19日付ラ・リーブル・ベルジック紙によれば、後ろ手で縛られ、血まみれで横たわるキジト似の人物が写真がSNSで拡散している。
 ルワンダにおいて、政府を批判した人物が逮捕・収監されたり、殺害された例は少なくない。警察の発表をそのまま信じる人は、多くはないだろう。