ルモンド紙の報道によれば、アンゴラからダイヤモンド採掘労働者を国外追放する動きが拡大し、死傷者が出ている。8日、アンゴラのメディアは、コンゴ民主共和国に隣接するルンダ・ノルテ州Lucapaの街で衝突が発生し11人が死亡したと報じた。
コンゴからは少なくとも6000人がアンゴラに移民として渡り、その多くが北部でダイヤモンド採掘に従事している。この移民労働者を追放する動きがアンゴラ側で広がっており、採掘現場や路上などで移民労働者がいきなり警察に連行され、退去を強いられているという。こうした強制退去者と自発的帰還者で、コンゴ国境は著しく混乱している。
アンゴラの人口は2700万人だが、300万人の外国人がいるという。コンゴとの間では、近年しばしば移民労働者をめぐる軋轢が生じてきた。コンゴ人の間には、アンゴラが移民労働者にひどい扱いをするという認識が広まっている。
今日のアフリカ
アンゴラで移民追放の動き
2018/10/10/Wed