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今日のアフリカ

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コンゴ民主共和国のエボラ出血熱

2018/05/19/Sat

WHOは、コンゴ民主共和国で発生しているエボラ出血熱について、国際的な公衆衛生上の緊急事態とは言えないとの見解を発表。コンゴでは北西部でエボラ発症が確認され、今週に入って中西部の都市バンダカで患者が確認された。WHOは、今回の発症が十分コントロール可能と判断している。コンゴでは昨年も北東部でエボラが発生したが、迅速な対応で拡大を防いだ。同国にはエボラに対する知見が蓄積されており、この段階で必要以上に騒ぎ立てる必要はないとの判断である。同国保健省はWHOと協力しつつエボラへの対応を住民に呼びかけており、国際社会としても必要に応じた支援を実施しつつ事態の推移を見守る段階と言えよう。