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今日のアフリカ

今日のアフリカ

マラリア

2018/04/17/Tue

ルモンド、ファイナンシャルタイムズなど主要紙が、マラリアに関する記事を一斉に掲載し始めた。今月はマラリアに関する重要な会議が開催されるため、啓発の一環である。15日~29日に、Multilateral Initiative on Malariaによる第7回パンアフリカ・マラリア会議(MIM2018)がダカールで開催される。また、 18日には世界的マラリア撲滅運動「ロールバック・マラリア(RBM)パートナーシップ」が主催し、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が後援する、マラリアに関する世界サミットがロンドンで開催される。MDGsの課題でもあったマラリアは2000年代に入ってかなり抑制されてきたが、2016年には感染者数が10年ぶりに増加に転じた。新薬開発と耐性原虫出現のいたちごっこが続き、根絶にはほど遠い状況にある。とはいえ、アフリカのなかにも、農村部で蚊帳の配布が進み、状況がかなり改善した国がある。感染症対策に医薬品は欠かせないが、それだけに頼らない対策が必要なのだろう。