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今日のアフリカ

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エチオピア首相が辞任

2018/02/16/Fri

15日、エチオピアのデサレン首相が辞任表明。デサレンは、メレス前首相の死去を受けて、2012年以来首相を務めてきた。反政府勢力を抑圧する強権的な姿勢を続けてきたが、それに対する抵抗運動が高まりを見せ、今年に入ってからは政治犯を釈放するなど融和姿勢も見せていた。EPRDF現政権の中枢を占めるティグライ人のメレスと違って、デサレンは南部出身であり、政権基盤はもともと強固とは言えないが、今回の辞任には唐突感が否めない。政権内に深刻な亀裂があることを窺わせるものであり、今後の展開が注目される。