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今日のアフリカ

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TICAD VIIに向けて:東京で閣僚会合を開催

2018/10/07/Sun

10月6~7日、土日を使ってTICAD閣僚会合が東京で開催された。この2日間、会場となった東京プリンスホテルはロビーも含めアフリカからの参加者で混雑した。

外務省の報告に基づけば、この会合の中で、対アフリカ支援と日本外交が重点的に取り上げられている。前回のTICAD VIで取り上げられた経済多角化やユニバーサル・ヘルス・カバレッジ等につき話されているが、アフリカに限るものではない自由で開かれたインド太平洋構想も日本側からインプットされたようである。

また、河野大臣の演説の中に、何を意味するものだろうかと思われる一言があった。

「・・・仮に日本が承認していない,『国』として自称する主体がこの会場にいたとしても,その事実は暗示的に明示的にも国家承認に関する日本の立場に影響を与えるものではないことを表明する。」前回のモザンビークでの会合でひと揉めあった西サハラ問題を意識したものであろうか。」(外務省ウェブサイトより引用。全文はこちらから)

(参考:その部分の英語文)
「・・・even if a group, which claims itself as a "State", which Japan does not recognize, was sitting in this room, this fact does not mean that Japan in any way implicitly or explicitly recognizes it as state.」(外務省ウェブサイトより引用。全文はこちらから)

今回の会合にはアフリカから52カ国という多数の参加があった。アフリカの高い関心を得つつ、来年8月のTICAD VIIに向け、準備は着々と進んでいる。