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今日のアフリカ

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マシャール元南スーダン第一副大統領のジュバ帰還

2019/09/10/Tue

新政府設立に向けた準備期間中の南スーダンに関し、今月9日にマシャール元第一副大統領がキール大統領と面談するため首都ジュバに戻った旨、現地紙で報じられた。両者が顔を合わせるのは、今年4月のバチカン市国以来と言われている。その際には、フランシスコ法王が膝をつき両者の足にキスをして和平の実現を訴えかけたことでも話題となった。

南スーダンにおいては、昨年9月にキールとマシャールら紛争当事者が和平合意に署名したものの、その後、新政府設立の準備が遅延し、暫定準備期間が今年11月まで延期されるなどした。現在はハルツームに居住しているとされるマシャールの今般の帰還は、2日程度の予定と短いものだが、期限内に新政府設立を果たそうとする動きとして評価できるものであろう。

また、今般のマシャールの帰還に、スーダンの軍部有力者であるヘメティ(Mohamed Hamdan Daglo)が同行したことも興味深い。バシール前スーダン大統領による、南スーダンの和平協議への貢献は大きかった。今後、ヘメティが、スーダン側のキーパーソンとして南スーダンの和平協議に関わってくる可能性も見えてきた。