7日付ルモンド紙は、ガボンの大統領アリ・ボンゴの病状について報じた。ボンゴは10月24日、投資フォーラムに参加するためサウジアラビアの首都リヤドに到着した直後、脳出血で緊急入院した。大統領府関係者によれば、手術を行って出血を処置した後、人工的に昏睡状態に置かれているという。ガボン大統領府も10月28日、大統領が疲労のため体調不良でファイサル国王病院に入院中と発表した。SNSではアリ・ボンゴは既に死去したとの主張も飛び交い、大統領の病状がガボン内外で強い関心を集めている。
アリ・ボンゴは、父親オマール・ボンゴの死去を受けて、2009年に大統領職を引き継いだ。オマールが大統領の座についたのが1967年だから、父子二代で半世紀以上もガボンを支配してきたことになる。アリ・ボンゴが職務復帰できるかわからないが、この長期入院がガボン内政に影響を与えることは必至である。
今日のアフリカ
ガボン:ボンゴ大統領、脳出血で入院
2018/11/09/Fri