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今日のアフリカ

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ブルンジの憲法改正レファレンダム

2018/03/19/Mon

18日、ブルンジ政府は憲法に関するレファレンダムを5月17日に実施するとの政令(デクレ)を発布した。憲法改正案は昨年後半から議論されてきたもので、大統領任期を7年に延長して再選可能とすること、副大統領を2人から1人に減らすこと、新設される首相職に実権を与えることなどが主要な改正点とされている。次の大統領選挙が2020年に予定されているので、この憲法改正案が承認されれば、ンクルンジザ現大統領は、2034年まで大統領職にとどまることができる。ちなみにこれは、隣国ルワンダのカガメ大統領がとどまりうる任期と同じである(武内「アフリカの三選問題」『アフリカレポート』No.54参照)。憲法レファレンダムのキャンペーンは公式には投票2週間前からしか許されていないが、すでに昨年憲法改正案が発表されて以降、与党CNDD-FDDを中心に改正を推進する運動が組織され、反対の意思表明をした者が逮捕されるといった報道が相次いでいる。ブルンジは2015年にンクルンジザの三選出馬をめぐって混乱し、国際社会から孤立化を続けているが、今回の憲法改正はそれに拍車をかけることになるだろう。