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今日のアフリカ

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南部アフリカにおける豪雨と深刻な洪水被害

2026/01/19/Mon

 南部アフリカの南アフリカ、モザンビーク、ジンバブエでは、数週間にわたって豪雨が襲い、モザンビーク中南部と南アフリカ北部で深刻な洪水が発生している。昨年末に雨が降り始めて以来、3か国で合わせて100人以上が死亡し、数十万人が避難を余儀なくされている。

 南アフリカは16日、北部のリンポポ州とムプマランガ州で発生した洪水で少なくとも30人が死亡したと発表し、18日には国家的災害と宣言した(16日付BBC、16日付ロイター通信、19日付AP通信)。増水した河川が町や村を襲い、屋根や木の上に逃れた住民の救助のため、軍のヘリコプターが派遣されている。観光地として有名なクルーガー国立公園も被害を受け、約600人の観光客と職員が洪水被害を受けたキャンプから避難した。公園当局は、死傷者の報告はないものの、河川の氾濫により依然として広い地域が立ち入り禁止となっていると発表している。

 17日付アルジャジーラによると、モザンビークでは昨年末から続く激しい雨で103人が死亡した。この数字には、洪水、落雷、インフラ崩壊、そして汚染された水源に関連したコレラの流行による死者も含まれている。ジンバブエでも今年に入ってから少なくとも70人が死亡し、千世帯以上の家屋が損壊し、学校、道路、橋梁が洪水の影響で倒壊した。各国の気象局は、今後さらに壊滅的な天候が続く可能性があると警告している。

 南部アフリカでは近年、サイクロン、深刻な干ばつ、そして今回の豪雨といった一連の異常気象に見舞われている。先進国が原因とされる気候変動の影響が深刻に現れているように思えてならない。(宮本佳和)

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