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今日のアフリカ

今日のアフリカ

ジンバブウェ、南部アフリカ

2018/01/26/Fri

ムナンガグワ新大統領による国際社会へ復帰を目指す動きが目立っている。今月18日には、国際的なメディアとして初めてファイナンシャル・タイムズとのインタビューに答え、また1月23-26日に開催中のダボス会議にも出席している。いずれも、西側諸国との改善を進め、投資促進を呼びかける内容。ムガベについては平和裏に引退することを認める一方で、妻のグレイスについて問われると「犯罪行為があった場合には処罰する」と明言している。インタビューを読む限り、英国をはじめ欧米との関係を悪化させ孤立状態にあったムガベ政権期からの変化を印象付けている。一方、開催中のダボス会議には、ムナンガグワの他にも、南アフリカのラマポサ、アンゴラのロウレンソも出席している。南部アフリカの新たな指導者が揃ってダボスに行ったことは、これらの国々が今後投資促進政策へと舵を切ることを意味する。これがどのような結果をもたらすか、注視する必要がある。