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今日のアフリカ

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AU改革

2018/01/30/Tue

1月29-30日、AUサミットが開催され、議長がギニアのアルファ・コンデからルワンダのポール・カガメに交代した。カガメは昨年来、財政的自立性を高めるためのAU改革を推進しており、これが議長としての最大のテーマになる見込み。特定商品の輸入に際して0.2%の税金を科し、それを対AU出資金に充てる政策などが推進されている。一方、1月29日付ルモンド紙によれば、カガメのAU改革について、十分な相談なく性急に事を進めるのではないかという懸念をもつ首脳もいるという。AU改革案を、アフリカ首脳に説明する前にワシントンのブルッキングス研究所で発表するといったカガメの姿勢が反発を招いている。特に、SADCの首脳との距離感が指摘されている。ルワンダは、カガメのイニシャティブもあって、国際社会で着実に存在感を強めているが、これから1年間、カガメ主導の改革がどのように進むか注目される。