地球ディッシュカバリー【第13回・前編】社会学を通して見るブラジルの今 ゲスト:近田亮平教授
研究室を訪ねてみよう!
今回の「地球ディッシュカバリー」の舞台は、日本のちょうど真裏に位置する広大な国、ブラジル。サッカー、カーニバル、そしてコーヒー。私たちが抱く陽気なイメージの裏側には、植民地時代から続く複雑な歴史と、多種多様な人々が織りなす現代社会の光と影が広がっています。
ブラジルを中心としたラテンアメリカの社会研究を専門とする近田亮平教授をゲストに迎え、お笑いコンビ・ママタルトのお二人と共に、東京・赤坂のシュラスコ料理店「アレグリア」を舞台に、知のフルコースをいただきます。
ゲスト: 近田 亮平 教授
東京外国語大学大学院総合国際学研究院 教授。専門はブラジルを中心としたラテンアメリカ社会の研究で、特に都市部のスラム街「ファヴェーラ」などの貧困問題や社会運動、治安対策としての交番制度の導入など、現代ブラジル社会の変遷を長年調査研究している。学部から博士号までを東京外国語大学で取得した「生粋の東京外大生」であり、ジェトロ・アジア経済研究所での約四半世紀にわたる研究員生活を経て、2025年に母校へ着任した。研究の傍ら、ブラジル政府の応用経済研究所(IPEA)の研究員(2005〜2007年)やサンパウロ大学の客員教授(2017〜2019年)を歴任するなど、現地に深く根ざした活動を続けている。研究者情報
パーソナリティ: ママタルト 檜原洋平さん、大鶴肥満さん
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\ぜひ耳で味わってみてください!/
「ママタルトの地球ディッシュカバリー〜東京外大の先生と一緒〜」
- ポッドキャスト 第13回・前編を聴く
100年以上の歴史が紡ぐ、日本とブラジルの深い縁
────さて、本日の「学びの食卓」は、地下鉄・溜池山王駅からほど近いシュラスコ&ビアレストラン「アレグリア赤坂」さんです。高層ビルの1階にある開放的なお店ですね。近田先生、こちらにはよく来られるんですか?
アレグリアさんは都内にもいくつか店舗がありますが、こちらの赤坂店には以前、夜に来たことがあります。ただ、ランチの時間帯にお邪魔するのは今日が初めてですね。以前伺った夜の時間には、シュラスコの食べ放題をいただきました。
──── 今回は、「社会学を通して見るブラジルの今」がテーマということで、まずは、ブラジルの基本情報から教えていただけますか?
ブラジルは非常に広大な国で、国土面積は日本の約23倍もあります。人口は2億人を少し超えるくらいですね。まず大きな特徴として、歴史的な背景から人種や民族など地域ごとの特色が大きく異なる点が挙げられます。北の方には、植民地時代にサトウキビ農園の労働力として、アフリカから連れてこられた奴隷の人たちの末裔の方々が多く住んでいます。一方で南の方、特にサンパウロなどには、後にコーヒー産業の労働力として導入されたイタリア系、ドイツ系、そして日本からの移民が多く、サンパウロには世界最大の日系コミュニティが存在します。
首都についても歴史的な経緯があります。現在の首都は内陸部にあるブラジリアですが、1960年に遷都されるまでは沿岸部のリオデジャネイロが首都でした。ブラジルは植民地時代から内陸開発が大きな課題でしたが、なかなか進まなかったため、1960年に首都を内陸部に移転して開発を促進したのです。ブラジルの内陸部は乾燥した地帯でしたが、1970年代から日本政府も協力したサバンナ開発プロジェクトによって、現在は「緑の大地」へと生まれ変わっています。ここでは大規模な大豆生産が行われており、その大豆を飼料とした畜産業も非常に盛んです。ブラジルは今や、食肉の輸出量で世界一、二を争うほどの農業・畜産大国となっています。このように、単に「広い」だけでなく、地域ごとに異なる多様な人種や民族、内陸開発によって成し遂げられたダイナミックな経済発展が共存しているのが、ブラジルの大きな特徴と言えます。
────先生はなぜ、ブラジルに興味を持ったんでしょうか。
私は子供の頃から海外に非常に興味がありまして、「どうせ行くなら、日本からできるだけ遠くて、すごく違う国がいいな」と思っていたんです。そうなるとやはり、南米大陸が日本から物理的に一番遠い場所にあります。その中でも一番目立っていたのがブラジルでした。少し調べてみると、言葉がポルトガル語だということで、ポルトガル語を教えている大学は限られており、志望していた東京外国語大学を受けて入学できたのが始まりです。
────先生、ブラジルといえば日系人が非常に多いイメージがありますが、どのような歴史があるのでしょうか。
ブラジルへの日本人の移民が始まったのは1908年のことです。それ以前からも、ハワイや北米、メキシコなどへ日本人は集団で移住していましたが、人種差別などの観点から禁止されたり、条件が厳しすぎて定着しなかったりという経緯がありました。
そんな中でブラジルへ向かうことになった背景には、当時のブラジル側の事情があります。20世紀初頭、ブラジルではコーヒー産業が隆盛しており、労働力を必要としていました。その頃は奴隷制が1888年に廃止されて間もない時期だったため、ブラジル側は奴隷に代わる労働力を外国からの移民に求めたのです。最初はイタリア人が多く入ったのですが、奴隷の代替労働力である移民たち労働や生活状況はあまりに劣悪なものでした。そのため、イタリア政府はブラジルへの移民を中止してしまい、困ったブラジル側が日本人の受け入れを始めたという経緯があります。
一方、当時の日本側にも事情がありました。日本の農村部は非常に貧しく、特に二男や三男は家を継げないため、新天地に希望を求めてブラジルへ行くしかないという切実な背景があったのです。当時の多くの人たちは、ブラジルで一旗揚げて日本へ帰国することを考えていた出稼ぎ移民でしたが、今のような電話などの通信手段もありませんから、まさに決死の覚悟での旅立ちでした。
移民船の多くは神戸港から出発しました。現在、神戸には当時の移住者が宿泊した施設が「海外移住と文化の交流センター」として残っていますが、そうした場所を経て多くの日本人が海を渡っていきました。こうした歴史を経て、現在ブラジルには世界最大の日系コミュニティが築かれています。
食から探るブラジルの多様性
────さあ、最初のお料理です。なんと今日は、ブラジルの肉料理「シュラスコ」の“食べ放題コース”です。食べ放題と聞くと、全種類制覇したくなるのが性分です。おお、さっそくお肉が来ましたよ。これは……イチボ(ピッカーニャ)ですね! 最高の赤身! ブラジルの方は、やはりシュラスコをよく食べられるんでしょうか。
シュラスコはブラジル人にとって、日本における「お寿司」や「お刺身」のような存在で、ブラジルを代表する料理といえます。普段から毎日家で食べるというわけではありませんが、週末などに親戚や友人がみんなで集まって、お肉を焼いて楽しんだりします。ブラジルのそこそこのお宅になると、ベランダや庭などにシュラスコを焼くための専用の場所が備わっていることも多いんですよ。そこにみんなで集まって、自分たちで肉を焼いて食べるというのが、現地の定番の過ごし方ですね。
────お肉以外も豪華ですよね。この小さな、焼きたてでプニプニしたパンは何ですか?
それは「ポン・デ・ケージョ」というチーズパンです。「ポン(Pão)」はポルトガル語でパン、「ケージョ(Queijo)」はチーズを意味します。ちなみに、日本語の「パン」という言葉自体、ポルトガル語が語源なんですよ。
────ポンがパンで、ケージョがチーズ……。じゃあ、ミスタードーナツの「ポン・デ・リング」もそこから来てるんですか?
そうですね、「輪のパン」という意味になります。現地では、こうしたサイドメニューも楽しみの一つです。ビュッフェにはサラダだけでなく、黒人奴隷が起源とも言われる豆料理の「フェイジョアーダ」や、実はお寿司や刺身も当たり前のように並んでいるんです。
────シュラスコにお寿司ですか!?
はい。ただ、日本のものとは少し違って、中身がイチゴの巻き物だったり、マンゴーが入っていたりと現地化しています。ちなみにブラジルの主食はお米なのですが、日本のように水だけで炊くのではなく、油と塩、ニンニクなどを入れて炊くのが一般的ですね。
────へぇ〜、最初から味がついているんですね。……おっと、次のお肉が来ました! ズッキーニやナス、ポテトに焼きチーズまで!
実は、シュラスコで焼き野菜が出てくるのは日本らしい特徴なんです。ブラジルでは野菜はビュッフェに取りに行くのが基本ですから。日本とブラジルの食文化が融合しているのも、こうしたお店の面白いところですね。
────まさに「知のフルコース」の幕開けにふさわしい賑やかさです。それでは、冷めないうちにいただきましょう! 食べる前に、ブラジルの言葉で「乾杯」は何と言うんでしょうか?
「サウージ(Saúde)」と言います。元の意味は「健康」です。スペイン語やイタリア語とも似ていて、ラテン語系の言葉の繋がりを感じられますね。
────サウージ!……(お肉を食べて)……うわっ、めちゃくちゃ美味しい! 脂がしつこくなくて、いくらでも食べられそうです。
人種のるつぼで目撃した「多様性」の原風景
────ブラジルで生活していた頃の、思い出深い出来事やエピソードを教えてください。 私が最初にブラジルへ渡ったのは20歳で、21歳になる年でした。当時は今のように留学制度が充実していなかったので、大学を休学してボランティアとして現地へ向かったんです。
一番思い出深いのは、パラグアイとの国境に近い、現地で「フィンド・ド・ムンド(Fim do Mundo)」、つまり「世界の果て」と呼ばれるような内陸部での経験ですね。そこに多くの日本移民の方々が移住されていたので、日系人の子供たちに日本語を教えるボランティアをして過ごしました。その後、3ヶ月ほどかけてブラジル各地の日系人コミュニティを一人で訪ねて回る旅をしたのも、今では得がたい経験です。
また、内陸部での食事についても忘れられないエピソードがあります。ある時、お祝いで肉を焼いてもらってたくさん食べたのですが、肉が硬すぎて、歯が筋肉痛になってしまったんです(笑)。それまで日本では貧乏一人暮らしをしていて、肉自体を食べることがあまりなかったので、現地の人の「肉食」としての凄みを肌で感じた瞬間でした。
そして、私の研究者としての原点とも言えるのが、サンパウロの交差点での光景です。信号待ちをしていたら、目の前に白人、黒人、アジア系、そしてそれらが混ざり合ったあらゆる肌の色や髪の色をした人々が、当たり前のように並んでいた。日本を出たことがなかった私にとって、これほど多様な人々が同じ場所に存在していること自体が、まさに「人種のるつぼ」を目の当たりにする衝撃的な体験でした。
さらに、研究者になってからはリオやサンパウロの「ファヴェーラ(スラム街)」にも実際に足を運びました。そこは排水が垂れ流しで、治安も決して良くない非常に厳しい環境です。しかし、そんな場所でも住民たちが自ら組織を作り、教育や環境改善のために社会運動を展開している姿を目の当たりにしました。ちょうどブラジル社会が民主化によって大きく変化する時期に、その最前線に「入り込んで」現実(リアリティズ)やデータを捉えることができたのは、私のブラジル社会の研究において非常に大きな財産となっています。
────ブラジルは“貧困”の方が多いイメージがある。 現状を教えていただけますか?
ブラジルは1985年まで軍事政権が続いていましたが、当時は国民の半分くらいが貧困層と言われていました。その後、民主体制へ移行し、社会保障制度が整備されたこともあり、貧困層が全人口に占める割合は約4分の1程度にまで下がってきています。
しかし、歴史をさかのぼるとブラジルの貧困には根深い構造的な問題があることがわかります。植民地時代に数百万人の人々がアフリカから奴隷として連れてこられ、ポルトガル系の白人やアフリカ系の人々の間に大きな格差が存在していました。奴隷制が廃止された後も、アフリカ系の人々は労働者としての訓練や生きる術を教えられないまま解放されたため、およそ居住に適さない場所に住み着くしかありませんでした。当時首都だったリオデジャネイロ中心部にある岩山の急斜面に作られたスラム街が、ブラジルの「ファヴェーラ」の発祥地と言われています。
────貧困層の人たちは、どんな生活をしているんでしょう?
実際の生活環境は非常に厳しく、インフラが整っておらず、衛生的にも治安の面でも多くの問題を抱えています。また、ブラジルの貧困は「色つきの貧困」とも言われ、歴史的経緯から肌の色が濃い人ほど貧困率が高いという構造的な問題もあります。
社会保障については、1985年の民主化以降、制度面での改善が進みました。例えば、公共の医療サービスを国民は無料で受けることができます。しかし、制度上は無料でも現実は厳しく、病院に行っても診察を受けるまでにものすごい行列に並ばなければならなかったり、受診しても十分な治療を受けられなかったりすることもあります。そのため、経済的に余裕のある人々は民間の医療保険に入る一方、貧困層は無料ですが不十分な可能性の高い公的な医療サービスに頼らざるを得ないというのが現状です。
こうした厳しい環境で育つ若者たちにとって、貧困から抜け出すための最も現実的な手段の一つがサッカーです。代表選手になれるのはごく一握りですが、地元などのプロサッカーチームの選手となり、生計を立てることを目指す貧困層の若者は非常に多いです。また最近では、ファッションや「ファンク」という音楽において、スラムの出自であること前面にアピールし、差別や偏見に抵抗しながら、ポジティブに自分たちを表現しようとする動きも活発になっています。
────先生もファヴェーラを訪れたことはあるのでしょうか。
はい、実際に現地のファヴェーラに調査で足を運びました。やはりビジュアル的にも非常に強いインパクトがありますし、排水がそのまま垂れ流しになっているような衛生的な問題や、環境問題、そして治安の問題など、多くの課題を抱えている場所です。しかし、ただ問題があるだけではなく、その改善に取り組んでいる住民たちの姿も目の当たりにしました。サンパウロのファヴェーラでは、住民たちが自ら組織(住民組織)を作って、住宅問題や教育などの改善を目指す社会運動を展開しています。
私が研究者として調査を始めた時期は、ちょうど政権が交代してルーラ大統領が初めて誕生した2003年頃でした。21世紀はじめのルーラ政権下において、社会運動や市民を政治により参加させようという政策が普及するようになり、ブラジルは非常にダイナミックな変化の時期を迎えました。そのタイミングで実際に現地に入り込み、社会の変化を実体験やデータから捉えることができたのは、研究者として非常に幸運なことだったと感じています。
もちろん、治安が良くない場所ですので、調査には危険も伴います。私の研究スタイルは「実際に現地に入り込んで、現実を理解する」というフィールド調査を基本にしていますが、危ない思いをすることも皆無ではありませんでした。例えばサンパウロでは、日本の交番制度が導入された際の治安対策についても研究していましたが、治安状況が良くないためフィールド調査をなかなか行えずにいました。ですが、治安に外国移民の問題を絡めることにより、コミュニティベースの対策が進む一方で、不法移民の人々が防犯のネットワークから外れてしまっている一現実を、研究成果としてまとめることができました。また、リオデジャネイロの北部に広がる貧困・低所得層居住地では、麻薬犯罪組織、住民、住民たちによる自警団、政府、警察などの治安当局などが入り乱れ、一体誰がそこを統治しているのかわからないような非常に難しい状況も存在しています。単なる「ファヴェーラ」という言葉では片付けられない、多様な力がせめぎ合う社会の現実がそこにはあります。
────そんなファヴェーラについて知ることが出来る講演会や映画上映会などが東京外国語大学で行われるそうですね。
はい、直近でいくつか関連する催しが予定されています。
まず、6月16日(火)の午後4時から、東京外国語大学でハイブリッド形式(対面とオンライン)の講演会が行われます。最近、ブラジルの麻薬犯罪組織(PCCとCV)がトランプ政権からテロ組織認定を受けましたが、本講演会で登壇いただく専門家の方には、ラテンアメリカの治安や麻薬の問題など、非常に興味深いテーマについてお話しいただく予定です。オンライン配信は無料で見ることができますので、遠方の方でも気軽に参加していただけます。
また、映画についても注目していただきたい作品があります。本学ではTUFS Cinemaとして定期的に各国の映画を上映していますが、6月24日にはブラジル映画の『ファヴェーラはファッション』という作品を上映します。この作品は、ネガティブなイメージを持たれがちなファヴェーラを舞台に、そこに住む若者たちがファッションを通して差別や格差に抵抗し、ポジティブに自分たちを表現しようとする姿を描いています。昨年のブラジル映画祭でも上映された話題作で、ファヴェーラの一現実を知ることができる秀作です。
さらに、本学ではないのですが、7月18日(土)の午後には、東京大学の駒場キャンパスで『これは君たちの闘争だ』という映画の上映会も予定されています。こちらは大統領選挙に関連した学生運動に焦点を当てたドキュメンタリーで、アフリカ系の学生や同性愛者の学生たちが、自分たちの声を上げる様子を追っています。
こうした講演会や映画を通して、ブラジル社会のダイナミックな動きや人々が直面する現実をぜひ感じていただきたいですね。
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学びを広げるリンク集
訪れたお店の紹介
シュラスコ&ビアレストラン
アレグリア赤坂
東京都港区赤坂1丁目8−1 1F
(「銀座線溜池山王駅」14番出口インターシティAir直結 徒歩3分/国会議事堂前駅直結 徒歩5分)
『ラテンアメリカへのお誘い―社会を知り学んでみよう』
『ラテンアメリカへのお誘い―社会を知り学んでみよう』ジェトロ・アジア経済研究所(2026年)
ラテンアメリカは、日本で最も知られていない地域かもしれません。そのため、ラテンアメリカへの関心も低いといえるでしょう。そして近年、日本では少子高齢化のため、ラテンアメリカなどを大学で学ぶ学生の数自体が減っていきます。 そこで、大学の教員である私たち執筆者は、「ラテンアメリカを知ってもらうこと」を目的に、本書を作成しました。まずは「知る」ことで「関心をもち」、「もっと学びたい」と思ってもらえるような教科書をめざしました。次世代を担う大学生(高校生も大歓迎)をおもな対象に、私たちが日々生活する「社会」に焦点を当て、ラテンアメリカへ「お誘い」するのが、本教科書のコンセプトです。そのため、学術性の高さより、もっと専門的なさらなる学びへの「きっかけ」となるよう、本書を編纂しました。 電子書籍の利点を生かし、本書ではインターネットで先行研究、ウェブサイト、動画などをみられるよう工夫しました。無料でダウンロードできますので、是非ご覧ください。
『躍動するブラジル: 新しい変容と挑戦』
新興国の雄として21世紀初頭に世界での存在感を増したブラジルについて、政治、経済、企業、社会、外交、開発をテーマに解説。近年のブラジルが成し遂げた変容や試行する挑戦について、総合的に理解することをめざした一書。
『躍動するブラジル: 新しい変容と挑戦 (アジ研選書 No. 34)』 日本貿易振興機構アジア経済研究所
発売日 : 2013/11/8
言語 : 日本語
本の長さ : 211ページ
ISBN-10 : 4258290343
ISBN-13 : 978-4258290345
本体価格:2,860円(税込)
『千鳥足の弁証法 マシャード文学から読み解くブラジル世界』
批評家スーザン・ソンタグによって「ラテンアメリカ最高の作家だ」と評されたブラジルの文豪マシャード・ジ・アシス。武田千香教授は、そのマシャードの最高傑作『ブラス・クーバスの死後の回想』の物語世界を、独自の視点で読み解き、その本質に迫ります。2014年FIFAワールドカップ、2016年リオデジャネイロ五輪と今後ますます注目される「ブラジル」を、人・社会・文化という観点からも考察した渾身の一冊です。
『千鳥足の弁証法 マシャード文学から読み解くブラジル世界』 武田千香〔著〕
発売日 : 2013年3月15日発売
ジャンル : 学術書・文学・文芸・評論
版・頁 : 四六判・上製・325頁
ISBN : 978-4-904575-24-6 C0098
本体価格:2,800円(税抜)
『世界の中のラテンアメリカ政治』
植民地、独立、国家形成、ポピュリズム、軍事政権、米国の介入、新自由主義、左傾化、民主制の後退、専制の台頭———世界を動かす政治の「基層」に触れるラテンアメリカ諸国は非常に類似した経験を共有しており、しかし同時に、これまで各国が示してきた政治的特徴は極めて多様である。複雑に絡み合う国際社会との関係、歴史の変遷を丁寧に読み解き、先植民地期から現代まで、日本や欧米諸国などと対比しつつ、ラテンアメリカ政治史の全体像を俯瞰する、新しい概説書。ラテンアメリカ政治の基礎をこの一冊で。歴史総合の副読本、世界史の学び直しにも!
『世界の中のラテンアメリカ政治』 舛方周一郎 宮地隆廣〔著〕
発売日 : 2023年3月27日発売
ジャンル : 国際社会・政治・地域研究
版・頁 : A5判・並製・328頁
ISBN : 978-4-910635-04-0 C0031
本体価格:2,400円(税抜)
『不平等のコスト ラテンアメリカから世界への教訓と警告』
世界各地でいま、不平等が拡大している。不平等は経済成長を阻み、民主主義制度を弱体化させ、暴力や社会的不信を蔓延させる。それらは翻って、不平等を一層悪化させる。長くこの悪循環を経験してきたラテンアメリカから、世界は何を学ぶべきか。また、どうしたら方向転換ができるのか。豊富な事例研究が指し示す警告と、変革のための民主主義的提言。
『不平等のコスト ラテンアメリカから世界への教訓と警告』
ディエゴ・サンチェス=アンコチェア〔著〕 谷 洋之・内山直子〔訳〕
発売日 : 2025年3月3日発売
ジャンル : 経済・政治・社会問題・地域研究
版・頁 : 四六判・並製・352頁
ISBN : 978-4-910635-14-9 C0036
本体価格:3,000円(税抜)
世界を食べよう!―東京外国語大学の世界料理―
食を通じて文化を知る――そんな体験をもっと広げたい方には、東京外国語大学出版会の『世界を食べよう!―東京外国語大学の世界料理―』がぴったりです。料理から見える世界の多様性を、ぜひ味わってみてください。
世界を食べよう!―東京外国語大学の世界料理― 沼野恭子【編】
ジャンル:食文化・料理・地域研究
版・貢:A5判・並製・224頁
ISBN:978-4-904575-49-9 C0095
出版年月:2015年10月30日発売
本体価格:1800円(税抜)
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