社会論入門に関連するお知らせ

学生グループ・プレゼンテーション 第2回

今日は、学生グループ・プレゼンテーション第2回として、チームジジ、チームフレッシュ、チューリップ、バンガーズが発表をおこないました。各グループごとに15分の発表、5分の質疑応答、計20分の持ち時間があります。センター教職員が審査をおこないました。

社会論入門の授業は今日で最後です。Add-on Programでは、入門で取り上げたテーマをさらに掘り下げる理論部門の科目を用意しているので、来年度にはこれらの科目を受講し、社会論入門でいだいた問題意識を、さらに深め広げてもらえるとうれしく思います。

学生グループ・プレゼンテーション 第1回

今日は、学生グループ・プレゼンテーション第1回として、ASIA、ROOKIES、1年生ズ、ガイダイズの4グループが発表をおこないました。各グループごとに15分の発表、5分の質疑応答、計20分の持ち時間があります。センター教職員に審査をおこなってもらっています。

来週は、第2回で残りの4グループに発表をしてもらいます。

プレゼンテーション入門

今日は、来週からのグループ・プレゼンテーションに備えて、パワーポイントによるプレゼンテーションの作り方を中心に、プレゼンテーション入門(駆け足中級編)をおこないました。

■配付資料2点は以下から入手可能です。
1. ファイルをダウンロード
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来週と再来週はグループ・プレゼンテーションをおこないます。準備をしっかりとしてください。

ミニシンポ

明けましておめでとうございます。今日は今年最初の授業となりました。

多言語・多文化教育研究センターの尹先生と杉澤さんと青山の3人で2学期の授業を振り返るミニシンポをおこないました。尹さんに授業の印象を語ってもらい、杉澤さんがつっこむという形で進めました。

来週は、グループ・プレゼンテーションにそなえて、プレゼンテーション入門をおこないます。

鈴木江理子先生の授業終了

今日は立教大学の鈴木江理子先生に「労働市場と外国人」というテーマで語っていただきました。

在留資格で外国人労働者が認められているのが専門的・技術的労働であるのに対して、日系人などのニューカマーの多くが従事しているのがいわゆる「単純労働」であるねじれに問題があること、制度的な平等が保証されているのにもかかわらず実質的な不平等が広がっていることなど、具体的な事実をおりまぜた力強いお話でした。

今年の授業は今週が最後です。

来年最初の1月13日の授業では、多言語・多文化教育研究センター教職員によるミニ・シンポで、一年間の授業を振り返り、問題を整理したいと思います。

そのあと、一部予定が変わります。1月20日には、パワーポイントを使ったプレゼンテーションの仕方について、簡単な説明をおこない、そのあと2週間を使って、10月14日に提示した問いに対する答えをグループによるプレゼンテーションで出してもらいます。

1月27日は、ASIA、ROOKIES、1年生ズ、ガイダイズ、2月3日は、チームジジ、チームフレッシュ、チューリップ、バンガーズの順番を予定しています。各グループで時間を見つけて十分な準備をしておいてください。

それでは、よい新年を。

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山口元一さんと金智恩さんの授業終了

今日は、弁護士の山口元一さんと本学院生の金智恩(キム・チウン)さんに法律の観点から話をしていただきました。本学の留学生も経験する家探しの現場での外国人差別の問題や、改正国籍法をめぐる様々な問題は、受講生の皆さんをおおいに「挑発」したようです。

ななころびやおき氏の『ブエノス・ディアス、ニッポン―外国人が生きる「もうひとつのニッポン」』を読むと今日の話の理解がさらに深まると思います。

今日の授業では、定住外国人の増加の背景にあるグローバル化の進展にともなう安価の労働力の輸入という側面が見えてきました。来週は、このテーマに関連して、立教大学の鈴木江理子先生に「労働市場と外国人」というテーマで語っていただきます。今日配ったリーディングス用資料をしっかりと読んできておいてください。

欠席した人は、来週のリーディングス用資料を206まで取りに来てください。

金根煕さんの授業終了

今日は韓国広場の金根煕(キム・クンヒ)さんに「地域住民としての外国人」というテーマで語っていただきました。

日本の地域統治と地域自治の歴史から、大久保での外国人居住の背景まで、とても興味深いお話をしていただきました。外国人との共生にはホスト社会の共生意識の醸成が不可欠という指摘は、学生たちに強いメッセージとして伝わったと思います。

次回は、弁護士の山口元一さんと本学院生の金智恩(キム・チウン)さんに法律の観点から話をしていただきます。今日配ったリーディングス用資料をしっかりと読んできておいてください。

欠席した人は、今日の配付資料と来週のリーディングス用資料を206まで取りに来てください。

松野勝民さんの授業終了

今日は、MICかながわ副理事長で済生会神奈川県病院ソーシャルワーカーの松野勝民さんに、在留資格がないために健康保険の対象とならない外国人労働者がかかえる医療費の問題について語っていただきました。最初にビデオを見たあと、グループ・ディスカッションをして受講生から論点を出してもらいました。

MICかながわは、医療通訳派遣などの支援活動をおこなっている特定非営利活動法人多言語社会リソースかながわの通称です。

来週は外語祭のためお休みです。次回は12月2日に韓国広場の金根煕(キム・クンヒ)さんに「地域住民としての外国人」というテーマで語っていただきます。追加のリーディングス用資料を配付したので、しっかりと読んできてください。欠席した人は206まで取りに来てください。

善元幸夫先生の授業終了

今日は、新宿区立大久保小学校の日本語国際学級を担当している善元幸夫先生に「国境を越える子どもたちの教育の現状と課題―人権教育を中心にすえて―」と題して、学校教育の現場の視点から語っていただきました。

大久保小学校は、在校生205人のうち70%が外国とつながりがある子どもたちです。今日の講義では、ことばは単なるコミュニケーションのツールではない、子どもたちの心を開く道だ、といった興味深い話が満載でした。

来週は、MICかながわ副理事長で済生会神奈川県病院ソーシャルワーカーの松野勝民さんに、制度の外に置かれた外国人医療の現場について語っていただきます。リーディングス用資料をしっかりと読んできてください。

吉富志津代さんとルマさんの授業終了

今日は、神戸市の多文化プロキューブの吉富志津代さんと日系ブラジル人で慶應大学学生のルマ・ユリ・アキズキ・マツバラさんに「アイデンティティ」というテーマでお話をしていただきました。最初に、ルマさんとルマさんのお姉さんが作った2本のビデオ見た上で、グループでディスカッションをおこない、最後にルマさんと吉富さんと質疑応答をしてもらいました。

ブラジルという外国とのつながりから中学のときに自分のアイデンティティについて問題として取り組んだ経験が、ブラジル人でもあり、日本人でもあり、どちらに決めつけなくてもいい、という今の心境に達したというルマさんの話は、とても興味深いものがありました。

また、外国人コミュニティが地域と交流することによって、地域も活性化するという吉富さんのお話も、多文化共生の意味を考えるうえで、参考になりそうでした。

来週は、新宿区立大久保小学校の善元幸夫先生に、教育の現場をテーマに語っていただく予定です。リーディングスの資料をしっかりと読んできてください。

河北祐子さんの授業終了

今日は、本学の多文化コミュニティ教育支援室専門員として外国につながる子どもたちの学習支援にかかわっている河北祐子さんと、同支援室の学生ボランティアとして学習支援の体験をした本学の学生さん(ご本人もかつて学習支援を受けたことがあります)に、ビデオ映像も交えて、外国につながる子どもたちの学習支援について語っていただきました。

グループディスカッションでは学習支援において大切だと思われることについて考えてもらい、子どもたちに自信を持たせてあげること、楽しいという気持ちをもたせること、人と人とのかかわり、ふれあいをもつことが大切だ、と言った意見が寄せられました。

来週は、学習支援を受ける側である、外国につながる子どもたちのアイデンティティの問題について、多文化プロキューブの吉富志津代さんとルマ・ユリ・アキズキ・マツバラさんに語っていただきます。リーディングスの該当部分をしっかりと読んできてください。

尹慧瑛先生の講義

今週は本学センターの尹慧瑛(ゆん・へよん)先生に在日朝鮮・韓国人の現在にいたる状況についてご自身の経験に即しながら話をしていただきました。本学朝鮮語専攻のご出身なので、先輩から後輩への身近な感覚の講義になりました。オールド・カマー(在日の人たち)の経験はニュー・カマーの人たちの今後を考えるうえでも有効だと思います。もういちどリーディングス用資料をよく読んで講義の内容を反芻しておいてください。

来週は、本学多文化コミュニティー教育支援室の河北祐子さんに、外国とつながりがある児童・生徒に対する学習支援を通じて、言葉のコミュニケーションの問題、そして、それに取り組む私たちのあるべき姿勢(「決めつけない」)について話をしていただきます。

アイスブレーキングとグループ分け

今日の授業では、センター・スタッフの杉澤さんにアイスブレーキングとして「部屋の四隅」というグループワークをしてもらいました。日本はもっと外国人を受け入れるべきと思いますか?という問いに対して、おおいに受け入れるべき、まあまあ受け入れるべき、あまり受け入れるべきではない、まったく受け入れるべきではない、という四択で答えてもらい、その答えにあわせてグループを分けました。

2学期最後のグループ・プレゼンテーションでは、このグループで、この問いに対するグループとしての回答を出してもらいますから、グループ内でしっかりとコミュニケーションがとれるようにしておいてください。

次回は、センター教員の尹先生による講義です。

2学期授業始まる

今日は、2学期最初の授業です。授業担当の青山は海外出張のため、センター教員の尹先生に授業のガイダンスをしていただきました。来週はグループ分けがあります。

2008年度2学期の授業計画

多言語・多文化社会論入門の2008年度2学期の授業計画は次のとおりです。

日付題目・内容講師・ゲスト
110月7日ガイダンス尹 慧瑛(本学)
210月14日アイス・ブレーキング+グループ分け杉澤経子(本学)
310月21日日本社会の多文化化:歴史的な概要
410月28日コミュニケーション:学習支援の視点から河北祐子(本学多文化コミュニティー教育支援室)+本学学生
511月4日アイデンティティ吉富志津代(多文化プロキューブ)+ルマ・ユリ・アキズキ・マツバラ(慶應大学学生)
611月11日教育の現場善元幸夫(新宿区立大久保小学校)
711月18日医療:制度の外にある患者松野勝民(MICかながわ副理事長、済生会神奈川県病院ソーシャルワーカー)
11月25日外語祭につき休講
812月2日地域住民としての外国人金根煕(韓国広場代表取締役)
912月9日法律:入管法と外登法、留学生にとっての現実山口元一(弁護士)+金智恩(本学院生)
1012月16日労働市場と外国人鈴木江理子(立教大学)
12月23日休日につき休講
111月13日ミニ・シンポジウム北脇保之(本学)、青山、尹、杉澤
121月20日学生グループ・プレゼンテーション(1)
131月27日学生グループ・プレゼンテーション(2)
142月3日予備日

7月22日 塩原良和先生の講義

今週は1学期最後の社会論入門の授業です。まず、前々回と前回におこなった学生グループ・プレゼンテーションの評価発表と講評をおこないました。評価は次のとおりです(30点満点)。

1 Fresh 27.25
2 さらだ 25.2
3 four leaves clover 24.4
4 アー・イー・ドス 24
4 Tuesday 24
6 キミタカ屋 23.6
7 バーンガーズ 23.5
8 セブン 22.75
9 GIC. SP 21.75
10 じゅうよん 21.4
11 FEECS 21.25
12 ヤングギャルズ 20.8
13 lima 20.5
14 12班 20
15 ウリ 19
16 ぐるーぷいち。 18.75

多くの班が1学期の授業内容をしっかりと消化したうえでプレゼンを構成しており、全体として内容・形式ともに水準が高かったです。そのなかでも、ドラマ仕立てにしたりして表現を工夫した班、論点を吟味してよく整理した班、主張したいメッセージを明確にもっていた班が高い評価をえました。

このあと、センター専任の塩原先生に、入門のまとめとなる講義をしてもらいました。「深い」多文化主義とは?「経済的人間」を乗り越えて共生するための人間像とは?といった興味深いテーマが出されたと思います。また、プレゼンテーションとも関連していますが、「居場所」とか「人と人のつながり」といった問題にも触れられたように思います。

社会論入門は1学期の「社会論入門1」と2学期の「社会論入門2」がセットになっています。「入門1」の受講生はぜひ2学期の「入門2」を受講して、多言語・多文化社会論への理解を深めてください。Add-on Program「多言語・多文化社会」の修了証を目指す人には「入門2」は必須です。

1学期の授業お疲れ様でした。充実した夏休みを過ごしてください。それでは、2学期にまた会いましょう。

7月15日 学生グループ・プレゼンテーション第2回

今週は、先週に引き続いて、1学期のまとめとして第9班から第16班による学生グループ・プレゼンテーションの第1回をおこないました。

まだ、班のプレゼンテーションの概要を示すレポート(発表の原稿、パワーポイントのスライドのプリントアウトでも可)を提出しいないところは、班の代表が責任を持って提出してください。教室で提出できなかった場合は、206に持ってきてください。

次週は、プレゼンテーションの評価発表と講評をおこなったあと、塩原先生による総括の講義を予定しています。

7月8日 学生グループ・プレゼンテーション第1回

今週は、1学期のまとめとして第1班から第8班による学生グループ・プレゼンテーションの第1回をおこないました。各班の持ち時間は9分でしたが、いずれの班も時間内にぴったりと収めてくれました。次週は、第9班から第16班による第2回をおこないます。

各班の代表は、班のプレゼンテーションの概要を示すレポート(発表の原稿、パワーポイントのスライドのプリントアウトでも可)を提出してください。教室で提出できなかった場合は、206に持ってきてください。

プレゼンテーションの評価と講評は7月22日の授業時間内におこないます。

7月1日 杉澤経子さんの授業

今週は、本学の多言語・多文化教育研究センターの杉澤経子さんに外国人を支援する側の視点から、様々な課題を語ってもらいました。前半のグループワークではこれまでの議論のよいまとめになったと思います。

来週と再来週は2回にわけて、グループプレゼンテーションをしてもらいます。課題は、これまでの講義を聴いて、在住する外国人が直面する課題を取り上げ、外大生として何ができるかを発表してもらいます。

来週は1班から8班まで、再来週は9班から16班までです。各班9分の持ち時間とし、パワーポイントの使用を認めます。パワーポイントを使用する班はファイルをUSBメモリに入れてきてください。

パワーポイントのファイルはコピーを残してもらいます。パワーポイントを使用しない班はA4判の紙に発表の概要を記したものを提出してください。

6月24日 大工廻実さんの授業

今日は、日系ブラジル人で厚木市外国籍市民懇話会代表をされている大工廻実(だくざく・みのる)さんに、ニューカマーの視点からお話をしていただきました。そのうえ、前回と同様に、ギター伴奏による自作曲を披露していただき、とても印象に残りました。

次回は、多言語・多文化教育研究センターの杉澤経子さんに、在日外国人に対する日本人側の支援の状況について語っていただきます。

7月8日と15日は、受講生全員にグループ・プレゼンテーションをしてもらいます。詳しくは来週お伝えしますが、1グループ10分程度、パワーポイントの使用可という条件でおこなってもらう予定です。

6月17日 金迅野さん+KP

今日は、川崎市ふれあい館の金迅野さんによる在日コリアンについての話と、ラップ・ユニットKPによるライブ(生ギター伴奏)という二本立ての授業をおこないました。

金迅野さんには、時間は流れか積み重ねかという問いかけに続いて、大島渚監督のドキュメンタリー作品『忘れられた皇軍』(1963年8月16日、日本テレビ放映)を見せていただきました。

引き続き、KPによるトークとライブがあり、「ghost blues」「東京タワー」「BATON」「1000pieces」などの曲を聴かせてもらいました。コメントシートのコメントは金さんとKPに伝える予定です。KPの公式サイトもご覧ください。

来週は厚木市外国籍市民懇話会代表の大工廻実(だくざく・みのる)さんに、ニューカマーの視点からお話をしていただきます。

6月10日 奥島先生講義

今日は、最初に、フィリピン人婚外子10人による日本国籍の確認を日本政府に求める訴訟の結果を伝えるテレビ報道の録画を5分ほど紹介しました。これは、先週の小井土先生の授業でも言及されたケースで、10人に日本国籍を認め、国籍法を違憲であるとした最高裁判決は画期的なものです。

引き続き、今週のゲストスピーカーである神田外語大学の奥島美夏先生に日本で働く日本人労働者がかかえる諸問題を語っていただきました。インドネシア人が労働者として日本にやってくる現実には、ビジネス、外交での様々なネゴシエーションが背景にあること、不足する労働力の海外からの調達は東アジアの他の地域(たとえば韓国、台湾、香港)でも進んでいること、他の東南アジア諸国に比べてインドネシア人労働者は言語・技能といった面でハンディを負っていることなどが、具体的事例をふまえて分かりやすく説明されたと思います。

来週は、川崎市ふれあい館の金迅野(きむ・しんや)さんとラップ・ユニットKPによるライブの予定です。期待してください。

6月3日 小井土先生講義

今日は、最初に先々週のプレゼンテーションの講評をおこないました。形式では表現の仕方に工夫があったか、内容では論点が分かりやすい構成であったか、独創性では他のチームには独自の観点が示されているか、について評価をおこないました。

続いて、今週のゲストスピーカーである一橋大学の小井土彰宏先生に「国際労働移動と国民国家の多言語・多文化化―日米における権利と社会的な境界の問題を中心に―」というタイトルで語っていただきました。人びとの流動性が強まる一方で空間的な境界が強化されること、権利の格差・社会的差異が作る断層が家庭や生産現場にも生じていることを、アメリカや日本の事例をあげて、示していただきました。

来週は、神田外語大学の奥島美夏先生に、今日の講義でも言及されたインドネシア人の状況について日本とインドネシアの両方の視点から語っていただく予定です。

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5月27日 塩原先生講義

今日は本学の塩原先生に「多文化社会論入門:グローバル化と移民・国民文化」というタイトルで講義をしてもらいました。

もともと日本も多民族社会であったこと、それが第二次世界大戦後「単一民族神話」によって隠されてしまったこと、1980年代以降「ニューカマー外国人住民」の増大によって再び「多文化共生」が課題となっていること、その背景には「グローバル化」があることを、ビデオを用いながら、説明してもらいました。

次週は、一橋大学の小井土彰宏先生に「国際労働力移動と国民国家の多言語・多文化化」とタイトルで話をしていただき、今日の議論をさらに深めていきます。

プレゼンテーションを終えました

今日は、留学生との共同グループワークの成果をプレゼンテーションで発表してもらいました。16組の発表なので1組あたりの持ち時間が3分ほどに限られてしまい、とくに最後の方は駆け足状態となって、申し訳ありません。それでも、各グループの持ち味が出ていたと思います。

評価の結果、最優秀のプレゼンテーションに選ばれたのはセブンでした。セブンのメンバーにはチロルチョコのセットをプレゼントしました。評価が高かったのは、グループワークでの練り込みの深さを反映しているものと思います。

全体として、単なる発表ではなく、コントや図で表現しようとしたグループは「形式」の得点が高かったです。内容を絞り込んで論点を明確にしたグループは「内容」の得点が高かったです。また、多くのグループで似たような結論になりましたが、いくつかのグループでは意外な結論を出してくれました。こういうグループは「独創性」の得点が高かったです。詳しい講評は次週の最初の時間に行います。

このあと、次回は塩原先生による「グローバル化と移民・外国人」の講義です。いよいよ社会論入門の本論に入りますので、ブックレットを読んでしっかりと予習をしておいてください。

留学生とのグループワーク

連休の休みをはさんで3週間ぶりの授業です。

今週と来週は2回にわたってISEP-TUFS(短期留学)の学生たちといっしょになってグループワークをしてもらいます。

テーマを「ステレオタイプ」です。日本人のあいだに外国人に対してどのようなステレオタイプがあるのか?あるいは、逆に、外国人のあいだに日本人に対してどのようなステレオタイプがあるのか?なぜそのようなステレオタイプが生まれるのか?どうしたらステレオタイプの壁を乗り越えることができるのか?グループで議論し、その結果を次週のグループごとのプレゼンテーションで発表してください。

プレゼンテーションは評価の対象になります。また、グループの議論の結果はレポート用紙にまとめて岡田先生の研究室(532)に届けるか、授業時間中に提出してください。

異文化体験シュミレーション

今日は、異文化体験シミュレーションと題してカード・ゲームを楽しみながら、言葉が通じない、文化が違う社会の中に放り込まれた状況を体験してもらいました。皆さんのコメント・シートからは内心で不安を感じた様子がうかがえます。外国から日本に初めてやって来た人たちもこんな風に感じていることでしょう。ただ、そういう時でも、言葉以外のジェスチャーや顔の表情がコミュニケーションを取るための基本的な手段であることも理解していただけたと思います。

今週作った16のグループは1学期の最後まで続きます。グループの名前とメンバーを覚えて、teamworkを発揮してください。7月8日と7月15日の2週にわたってグループごとにプレゼンテーションをしてもらいます。これが評価の対象になります。プレゼンテーションのテーマは、日本に住む外国人が直面する問題に対して、自分たちとして何ができるのか?なぜその問題を取り上げたのか、その問題の背景は何か、自分たちで何か行動するためにはどのような用意が必要か、といった点にまで配慮した発表を期待しています。

『リーディングス』を配布しました。毎回ゲストスピーカの方が使う資料ですから、きちんと授業の予習・復習のために読んでおいてください。授業にも必携です。

『多言語・多文化ブックレット』は6冊で1セットです。セットが揃っていない受講生は多文化コミュニティ教育支援室(206)に行って足りない分を受け取ってください。

連休の間、2週間お休みです。次回は5月13日です。2回にわたって留学生たちとグループワークをしてもらいます。今日の経験を生かしてください。

2008年度「社会論入門」の抽選について

本日、今年度最初の「社会論入門」の授業をおこないました。

今日の出席者は定員を少し上回る程度でしたので抽選は行わないことにしました。15日の講義で登録用紙を提出した人は、全員履修登録できます。

授業に参加を希望する人は多文化コミュニティ教育支援室(206)に行って授業で使うブックレット(6冊セット)を受け取ってください。第4号は来週4月22日の授業に関連するのであらかじめ読んでおいてください。もちろん履修登録も忘れないように。

15日の講義に出席していない人、また出席したが登録用紙を提出していない人は、履修をご遠慮ください。ただし、市民聴講生の方は、無条件で聴講できます。


担当:青山 亨(外国語学部633研究室)
問い合わせ:和田更沙(多文化コミュニティ教育支援室スタッフ)