社会・文化分野に関連するお知らせ

最終ワーク課題

社会・文化の7月13日の講義では、グループワークおよび最終ペーパーの提出をしました。

この講義に出席できなかった人は、こちらから最終ペーパーの解答用紙をダウンロードして、7月17日(火)18時までに多文化コミュニティ教育支援室(研究講義棟206)まで提出してください。


7月6日裵重度さん講義

7月6日の裵重度さんのご講義は、この講義の最後を締めくくるのにふさわしい内容になったと思います。

講義レジュメはこちらです。

6月29日イスラム・ヒムさんの講義

ヒムさんの講義を聴いた後のコメントでは「ショックだった」「涙が出そうになった」といった感想を寄せてくれた人がたくさんいました。そのショックや涙は、単に「かわいそう」だから、出た反応ではないはずです。では、なぜ私たちはヒムさんの経験と姿勢に心を打たれたのでしょう?考えてみてください。

それにしても、差別を受けた経験のある方たち同士がお互いに言い争っている様を、差別の原因を作った側に位置する人たちが「傍観」していた、あの授業の光景はいったいなんだったのでしょうか?あの場で、もしも非難されるべき人がいたとしたら、それは「肌の色」で人を差別する社会に安住している人たちなのではなかったのでしょうか?「安全な場所」から、授業がスムースに運ぶことにだけ腐心している自分自身の姿に嫌悪感を覚えた瞬間でもありました。


6月22日塩原講義

少し、難しい講義だったでしょうか?
寛容にしてはいけないということでは決してないのです。しかし「日本人=やさしくて頼もしいお兄さん・お姉さん」「外国人=無力な弟・妹」という関係が、わたしたちの目指すべき多文化共生なのでしょうか。
それとも、「日本人」は「痛み」を覚悟してその先に一歩踏み込んでいくべきなのでしょうか。そうだとしたら、なぜそうしなければならないのでしょうか。簡単に答えがでる問題ではないですが、講義全体を通して考えてほしいと思います。

当日の配布資料とパワーポイントです。
塩原配布資料

塩原パワポ

6月15日石原俊さん講義

私が良く行くオーストラリアは、東京から7時間くらいで行くことできます。
しかし、私たちのいる場所から26時間以上かかる場所にも、「日本」があります。
その「日本」には、世界中からこの島にたどり着いた人々を祖先とし、日本語ではない言語を母語とする「日本人」たちが築いてきた暮らしがありました。彼・彼女たちはなぜ「日本人」になったのか、そもそも、「日本人」って何なのでしょうか?

石原さんの講義レジュメです。
6月15日石原氏配布資料

7月13日のグループワークについて

社会・文化の最終講義日である7月13日には、成績評価に直結するグループワークを行いますので、必ず出席してください。

万が一出席できない場合は、7月13日の講義終了後にこのブログ上で課題を提示しますので、それを提出するようにしてください。

なお、この講義は出欠と毎回のコメントノートが成績評価に大きな比重を占めています。履修登録をしていても授業にほとんど出席していない人もいるようですが、そのような場合は7月13日だけ出席しても単位が取れる可能性は非常に低いですので、あらかじめご承知おきください。

6月8日倉石先生講義

東外大には26言語の専攻がありますが、「27番目の言語」も学ぶことができるのをご存知でしたか?

なぜわたしたちの多くが、「27番目の言語」の存在に気がつかなかったのか?

マジョリティ性の内側から世界を見る人たちには気づかないことがたくさんあり、それに気づかせてくれる「他者」の声に耳を傾ける必要があるわけです。しかし、そうした声はときとしてわたしたちを深く動揺させ、場合によってはわたしたちの利害を損なうものでありえます。そんな声に直面したとき、わたしたちはどうするべきなのでしょうか?

「見えない多文化」を見ようとすることの意味を、考えさせられた講義でした。

6月1日のグループワーク

6月1日の社会・文化は、これまでの講義をふりかえるためのグループワークをしていただきました。
「多言語・多文化社会化する日本」という大きなテーマでの5つのゲスト講義の内容を思い返してもらいながら、「多言語・多文化化という社会の変化を考えるうえで重要な視点・問い」をグループで議論してもらいました。

以下が、各グループの報告の概要です。
6月1日グループワーク発表

ふたつのグループの提出したワークシートが優れていたので、メンバーにボーナス点を差し上げました。
減点となったグループはいないのでご安心ください。

5月25日藤岡美恵子さん講義

「日本人男性」として自分をアイデンティファイしている私にとって、ジェンダー差別と民族差別の複合という問題を直視することには勇気がいるな、と思うことがあります。自分のマジョリティ性をつきつけられて、そこから逃げることなく自分の「責任」を果たすには、どうすればいいのだろう?藤岡さんの講義を聞くことは、私を不安にさせるとともに、自分の責任について考える勇気も与えてくれるような、不思議な体験でした。みなさんにとってはどうでしたか?

藤岡さんの講義レジュメはこちらからご覧いただけます。

5月18日橋本みゆきさん講義

みなさん、川崎のコリアンタウンに行ったことがありますか?
焼肉が好きな人は、身近なお店から、都市に息づく「多文化」を探してみてください。
前回の渡戸先生のご講義をさらに身近な例から考えるきっかけを、橋本さんのご講義からは得ることができたと思います。

以下が、当日の配布レジュメです。

橋本さん講義レジュメ

講義リーディングス増刷

社会・文化の講義リーディングスですが、増刷していますので、まだもらっていない人は5月14日(月)以降に多文化コミュニティ教育支援室(206)まで取りに来てください。

5月11日渡戸先生講義

今日の渡戸一郎先生のご講義「都市と多言語・多文化社会」は、とても重厚で骨太なお話でした。
世界システムと国民国家の結び目としてグローバル化している「都市」と、そのなかで展開されるコミュニティや市民社会のあり方に目配せしつつ、個別の事例を見ていくことで、新たなものが見えてくるのではないでしょうか。

講義レジュメはこちらからダウンロードできます。

4月27日五十嵐泰正さん講義

今日の五十嵐さんの講義は非常にスリリングでした。
「外国人労働者問題」を考えるうえで、日本の労働市場全体の変化を考えることが不可欠なこと、それはつまり、日本で働くわたしたち自身の労働のあり方の変化について、社会構造の変化を踏まえてきちんと考えていくことにつながります。もう、「外国人労働者問題」は、他人事では済まされなくなっているということではないですか?

五十嵐さんの講義レジュメはこちらからダウンロード可能です。

コメントノートについて

社会・文化では、毎回の講義でコメントノートに記入して、提出してもらっています。
コメントは塩原がその週のうちに見て、◎、○、△をつけています。

◎=ボーナス点
○=通常点
△=減点

コメントノートは次の週の講義の冒頭で学生のみなさんに返却し、授業が終わったらまた新たにコメントを記入し、ふたたび提出してもらいます。

欠席した場合は、次の回の講義の際にコメントノートを受け取るようにしてください。

4月20日鈴木江理子さん講義

4月20日の講義では、立教大学の鈴木江理子さんに、「外国人労働者と日本の労働市場」をテーマにご講義をいただきました。これからのこの講義全体の前提となる概説的なお話になったと思います。
以下が当日配布資料とレジュメです。

レジュメ


当日配布資料

社会・文化は抽選を行いませんでした

多言語・多文化社会論(社会・文化)
受講希望の皆様へ

・今年度の講義では、抽選は実施しませんでした。
・先週(4月20日)の講義に出席された方、および事前に申し出た登録希望者は、本講義を履修登録することができます。
・先週の講義に出席しないで本講義の登録を希望される場合は、塩原まで申し出てください。

塩原良和(外国語学部)
yshiobara@tufs.ac.jp

社会・文化第1回講義資料・パワポ

「社会・文化」第1回講義は、4月13日2限に実施されました。
講義全体のねらいや、スケジュール、評価方法などを説明しました。
当日の配布資料(参考文献除く)およびパワーポイントはPDF形式で以下からダウンロードできます。

配布資料

パワーポイント

なお、次回(4月20日)の講義では、鈴木江理子さんがゲストスピーカとしていらっしゃいます。
鈴木さんの講義の参考文献は13日に教室で配布しましたが、必ず読んできて、質問を考えてきてください。参考文献をまだもらっていない人は、206(多文化コミュニティ教育支援室)まで取りに来てください。

多言語・多文化社会論(社会・文化)第1回の講義を受講した学生の皆様へ

・第1回(4月13日)の講義では、受講希望者が多数殺到した結果、大きな混乱が生じたことをお詫び申し上げます。

・第2回(4月20日)の講義で、履修希望者全員で抽選を実施することにしましたので、履修を希望される学生は再度ご出席をお願いします。

・ただし、履修登録者を決める際には、以下のファイルに明記されている優先順位に基づいて選抜をしたいと思いますので、あらかじめご了承ください。

Add-on抽選について


2007年度 多言語・多文化社会論(社会・文化)開講予定

2007年度1学期に開講される「多言語・多文化社会論(社会・文化)」では、多言語・多文化化する国家における社会構造の変化や、社会における「マジョリティ」「マイノリティ」のあいだの関係のあり方、マイノリティの人々の文化実践のありさまを学ぶことで、グローバル化の時代における社会や文化を考える視点を履修者が身につけることを目指します。

講義は金曜2限、113教室で開講されます。講義のスケジュールはこちらをご覧ください。