社会論入門に関連するお知らせ

期末グループプレゼンテーション(第2回)

今週は、先週に引き続きグループ・プレゼンテーションの第2回です。残りの4つの班に発表をしてもらいました。1班の持ち時間は15分です。やり方は先週と同様におこないました。

今年度の「多言語・多文化社会論入門」はこれで最後です。みなさん受講ありがとうございました。

来年度からは、外国語学部から言語・文化学部と国際社会学部の2学部制への改編のなかで、多言語・多文化教育研究センターの新任の先生方によるフレッシュな多言語・多文化総合プログラムの授業が開講されます。この入門の授業で多言語・多文化社会の問題に関心をもってもらった多くの学生が多言語・多文化総合プログラムの授業科目を受講することを願っています。

期末グループプレゼンテーション(第1回)

今週は、先週出された課題に基づいたグループ・プレゼンテーションの第1回です。4つの班に発表をしてもらいました。1班の持ち時間は15分です。プレゼンテーションについては、発表の形式、発表の内容、オリジナリティ、ティームワークの4項目で評価します。グループの評価はグループのメンバーの評価として2学期の成績に反映されます。

課題は以下のとおりです。

 みなさんは、自治体の多文化共生課の職員です。フィンティー君のような家族が多数集住して
いる地域で、日本人住民と外国人住民が軋轢を起こすことなく、スムーズに暮らしていけるよう
にしてほしい、と自治会から要望がありました。特に、問題なく暮らしていけるようにするため
の企画を立ててほしいとの要望です。どのような企画で彼らが地域でスムーズに暮らせるように
しますか?みなさんが考えうる限りの企画を立案して、グループで発表してください。

来週は、グループ・プレゼンテーションの第2回で、残りの4班に発表してもらいます。

中間総括

今週は、長谷部先生を中心に、現場からのゲストのお話を振り返る中間総括をおこないました。来週と再来週におこなう期末のグループ・プレゼンテーションの課題も発表しました。

日本語教育の現場から

年明けの1月17日の授業では、名古屋大学留学生センター・とよた日本語学習システムの北村祐人さんに日本語教育の現場からの話をうかがいました。外国人の日本語学習支援のための仕組みをどのように構築していくのか、具体的に説明していただきました。日本語のレベルによる会話の仕方の違いや、わかりやすい日本語のしゃべり方のポイントなどもビデオを使ってわかりやすかったです。

次回は、現場からのゲストのお話を振り返る、中間総括です。期末のグループ・プレゼンテーションの課題も発表する予定です。

行政の現場から

今週は、静岡県企画広報部地域外交局多文化共生課の交際交流員のヨコヤマ・マルコスさんに行政の現場からの話をうかがいました。

お話のなかでもコミュニケーションをきちんと成り立たせることの重要性が指摘されました。そのためには、日本に住む外国人のための日本語教育が大変に重要となります。年明けの1月17日の授業では、名古屋大学留学生センターとよた日本語学習システムの北村祐人さんに日本語教育の現場からの話をうかがいます。

それではよい新年をお迎えください。

法律の現場から

今週は、弁護士の山口元一さんに法律の現場からの話をうかがいました。

来週は、静岡県のヨコヤマ・マルコスさんに行政の現場からの話をうかがう予定です。

医療の現場から

今週は、(認定)特定非営利活動法人SHARE(国際保健協力市民の会)の山本裕子さんに医療の現場からの話をうかがい、グループディスカッションをしていただきました。

次回は、弁護士の山口元一さんに法律の現場からの話をうかがう予定です。

中間総括

今週は中間総括としてオールドカマーとニューカマーについてのグループディスカッションを行いました。

次回は、(認定)特定非営利活動法人SHARE(国際保健協力市民の会)の山本裕子さんに医療の現場からの話をしていただきます。

上田市から

今週は、長野県上田市市民生活部の保科さんに上田市の状況を語っていただきました。浜松市と似た状況にありますが、第2世代の教育に力をそそいでいる様子がうかがわれました。外国につながる子どもたちのためのキャリアデザインに大学生としてどのような支援をすることができるかをテーマとしてグループディスカッションをおこない、その結果を発表してもらいました。

来週は外語祭でお休みです。次回は11月29日に中間総括としてグループディスカッションを行う予定です。

浜松市から

今週は、財団法人浜松国際交流協会HICE・浜松市多文化共生センターの松岡真理恵さんに浜松市の状況を語っていただきました。1990年を境に急速に外国人の定住が増加したこと、現在は第2世代の教育が課題であることが見えてきました。

なお、お話のなかに出てきましたが、日本の国籍法が改正されて、日本人父外国人母の場合だけではなく、日本人母外国人父の子にも日本国籍が与えられるようになったのは1984年のことです。

来週は長野県上田市の保科隆夫さんに上田市の状況を語っていただきます。

川崎市から(2)

今週は、川崎市ふれあい館の金迅野さんにゲスト講師として語っていただきました。外国人に対する施策は、日常から生成する言説から抽象からされた法・制度であり、常に日常に立ち返っていかないと、施策の本来の目的が忘れられる可能性があること、社会の基礎には共振する人と人との心のつながりが必要なことなど、味わい深い話をお聞きすることができました。

来週からは、「浜松市から」の2回シリーズが始まります。

川崎市から(1)

今週は、川崎市市民・こども局人権・男女共同参画室の湯川緑さんと西口里沙さんに川崎市の外国人市民施策を語っていただきました。前半は施策の経緯と概要、後半は川崎市外国人市民代表者会議について説明がありました。そのあと、各グループごとに、外国人に必要とされる情報をどうしたら的確に伝達できるかを考えてもらいました。

次週は、今週も取り上げられた川崎市ふれあい館の金迅野さんに語っていただきます。

ワークショップ

今週は、多文化コミュニティ教育支援室の木下理仁さんに、グループごとに、ベトナム人難民の若者をテーマとしてワークショップをしていただきました。ワークショップで見えてきた問題には、日本に住む外国人が直面する問題と共通するところがあります。これからの授業でも、今日のワークショップでの議論を参照軸として参加してください。

来週は、川崎市の現場から、湯川緑さん(川崎市市民・こども局人権・男女共同参画室)に語っていただきます。

1学期の振り返り

今週からグループに分かれて座ってもらいます。今週から参加した人も履修が可能なので、グループにはいってもらいました。

前半では、1学期の授業の内容の振り返りをおこないました。後半でhあ、グループごとに自己紹介をしてからグループの名前を決めてもらいました。そのあと、第三国定住プログラムで来日した難民について資料を読んで、どのような課題が生じるかを考えてもらいました。

来週は、木下さんによるグループワークをおこないます。グループごとに机をあわせて着席してください。

ガイダンス

本日、多言語・多文化社会論入門のガイダンスをおこないました。授業の流れと「多言語・多文化総合プログラム」の説明などをおこないました。今回は出席者が定員を超えていなかったので、抽選は行わないことにしました。今日の授業で受講希望を出した人は全員履修を認めることとします。来週、グループ分けを発表します。

今週、何らかの理由で出席できなかった人もまだ履修可能ですから、来週の授業に出席してください。

2011年度2学期の授業計画

多言語・多文化社会論入門の2011年度2学期の授業計画は次のとおりです。

日付題目・内容講師・ゲスト
110月4日ガイダンス青山 亨(本学)
210月11日日本における多言語・多文化社会(1学期のまとめ)青山 亨(本学)
310月18日ワークショップ木下理仁(本学)
410月25日川崎から(1)湯川 緑(川崎市市民・こども局人権・男女共同参画室)
511月1日川崎から(2)金 迅野(川崎市ふれあい館)
611月8日浜松から松岡真理恵(財団法人浜松国際交流協会HICE・浜松市多文化共生センター)
711月15日上田から保科隆夫(上田市市民生活部市民課)
11月22日外語祭のため休講
811月29日中間総括(1)青山 亨
912月6日医療の現場から山本裕子(SHARE国内保健事業部)
1012月13日法律の現場から山口元一(弁護士)
1112月20日行政の現場からヨコヤマ・マルコス(静岡県)
121月17日日本語教育の現場から北村祐人(名古屋大学留学生センター、とよた日本語学習システム)
131月24日中間総括(2)青山 亨
141月31日学生グループ・プレゼンテーション(1)青山 亨
152月7日学生グループ・プレゼンテーション(2)青山 亨

学生グループ・プレゼンテーション (2)

今週は、グループ・プレゼンテーションの第2回をおこないました。評価の結果、優秀なグループの発表をおこないました。

いずれもよいプレゼンテーションでした。優秀なグループのプレゼンテーションは、A案とB案の論点は簡潔に整理して、グループとしての考えをしっかりとわかりやすく述べたところが高評価だったと思います。

今回のプレゼンテーションでは、結論自体の適不適が重要なのではなく、グループとして議論し、結論を出すプロセスが重要だと考えてください。今回出した結論もあくまでも現時点での考えとし、今後、授業をうけるにしたがって、自分たちの考えがどう変わっていくかに注意をはらってください。

学生グループ・プレゼンテーション (1)

今週は、グループ・プレゼンテーションの第1回をおこないました。来週は、後半の第2回をおこないます。

【課題】すでに渡してある資料から、移民積極受け入れ派Aと移民受け入れ制限派Bの論点をそれぞれ整理したうえで、グループとしてどう考えるかを、根拠を示して明らかにしてください。グループの意見は、いずれかの案に賛成という形でも、あるいは、第3の案を提示するという形でもかまいません。

外国人受け入れ支援(2)

今週は、武蔵野国際交流協会の薦田さんに、交流協会の活動を中心に外国人受け入れ支援の具体的なあり方を紹介していただきました。

来週と再来週はグループ・プレゼンテーションをおこないます。準備をよろしくお願いします。

外国人受け入れ支援(1)

今週は、多言語・多文化教育研究センターのプロジェクト・コーディネータの杉澤さんに、日本に住む外国人受け入れ支援についての話をうかがいました。

外国人受け入れ政策(2)

今週は、来週に引き続き、国士舘大学の鈴木江理子先生に日本の外国人受け入れ政策について具体的に説明をしていただきました。今週は「居住局面」についてです。

日本に住む外国人の労働環境、そのことが彼らの子どもたちの教育に影響を及ぼすこと、そしてそのことが分断された労働市場の再生産につながることを説明していただきました。

来週からは、日本に受け入れる外国人受け入れ支援についての話をゲストからうかがいます。

外国人受け入れ政策(1)

今週と来週の2回は、国士舘大学の鈴木江理子先生に日本の外国人受け入れ政策について具体的に説明をしていただきます。今週は「移動局面」について、来週は「居住局面」についてです。

外国人労働者を受け入れる場合(現実にはすでに受け入れています)、あくまでも労働力として受け入れるのか、それとも住人として受け入れるのかの選択が重要だという指摘がありました。

基本的な概念の分析がたくさんでてきますから、配付資料をしっかりと読み込んでおいてください。

中間総括

今週は、先週までのオールドカマーの議論と来週以降のニューカマーを中心とした議論を結びつけることと、プレゼンのための分析力をつけることを目的にして中間総括をおこないました。配付資料としては、「国籍条項」と「移民政策」についての記事を集めて読んでもらいました。

最初に、「国籍条項」の記事を読んでもらい、グループごとに「主張」「論点」「根拠」からなるピラミッド構造で論者の論点を整理してもらいました。

国籍条項の撤廃にはオールドカマーの粘り強い運動があったことがわかります。

続いて、映像資料『新・在日外国人』の前半を見て、ニューカマーの多様性の一端を理解してもらいました。

最後に、「移民政策」についての記事は、期末におこなってもらうグループプレゼンテーションの題材とすることをお知らせしました。記事にある移民賛成と移民反対の論点をそれぞれ整理し、グループとしてどちらの主張がより説得力があるかをしめしてもらいます。

来週と再来週は、ニューカマーの来日の仕方に大きな影響力をもつ、日本の外国人受け入れ政策について、国士舘大学の鈴木江理子先生に語っていただきます。配付した資料をしっかりと読んでおいてください。(お名前と所属を誤っていました。お詫びし訂正します。)

オールドカマーとニューカマー(2)

今週は、先週に引き続き金富子先生に「オールドカマーとニューカマー」のタイトルで在日朝鮮人の経験を中心に語っていただきました。定住外国人の地方参政権の問題のように、定住外国人の権利を考える場合には、在日朝鮮人の運動と切り離しては語れないことが多くあることがよく分かる話でした。

次回は、これまでの中間総括をおこない、期末のプレゼンテーションに備える予定です。

オールドカマーとニューカマー(1)

今週と来週は、本学の金富子先生に「オールドカマーとニューカマー」という題目で話をしていただきます。現在の外国人登録証の起源が在日朝鮮人の管理にあったこと、戦前の在日朝鮮人の労働環境が現在言うところの3K(きつい、きたない、きけん)であったことなど、ニューカマーが直面する問題を考えるうえでも大切な指摘がありました。

配付資料は引き続き使うので、来週も忘れないで持参してください。

異文化間コミュニケーション

今週は、留学生日本語教育センターの宮城徹先生に「異文化間コミュニケーション」というテーマで語っていただきました。

心理学の驚愕の「映像」や予想外の活動があって、とても刺激的な授業でした。自分が気づかずに持っている視点に気づくこと、他者の視点から見てみること、自分の視点を変える柔軟性をもつことが今回の授業のポイントでした。

来週からは、いよいよ日本に住む外国人について考えていきたいと思います。最初は、本学の金富子(キム・プジャ)先生に2回にわたって話をしていただきます。

留学生との交流活動(2)

連休明けの今週は、留学生との交流活動の第2回です。「ステレオタイプをぶっ飛ばせ」をテーマに、外国から見た日本、日本から見た外国のステレオタイプについて調べ、なぜそのようなステレオタイプがあるのか、どうしたらステレオタイプを乗り越えることができるのかについて、グループごとにプレゼンテーションをおこなってもらいました。

12グループのなかで最優秀に選ばれたのは第3班「イノグマ組」でした。マンガとコントを組み合わせた巧みなプレゼンテーション、留学生と日本人の連携のうまさが評価されたと思います。

イノグマ組のみなさんと参加していただいたすべての留学生の皆さんにささやかな景品をお渡ししました。

来週は、ステレオタイプの根本にある心理学的な仕組みにアプローチをします。

留学生との交流活動(1)

今週は岡田昭人先生と留学生14名をむかえて留学生との交流活動をおこないました。テーマは「ステレオタイプをぶっ飛ばせ」です。グループごとに課題に取り組んでください。

指示にしたがって、レポートを作成し、青山研究室(633)のドア・ボックスに提出してください。5月10日の授業時間にはグループごとにプレゼンテーションをおこなってもらいます。

ワークショップ活動

今週からはグループに分かれます。グループ分けの掲示を見て、グループごとに着席してください。グループで自己紹介が終わったら、グループ名を決めてください。

そのうえで、本学多文化コミュニティ教育支援室の国際理解教育専門職員の木下さんに、グループによるワークショップ活動の手本を示してもらいました。

ワークショップ活動の例としてブレーンストーミングのやり方を説明してもらいました。量より質、批判をしない、演説をしないの3点が重要です。

そのあと、映像資料「特報首都圏 外国人急増 街をどうする 新宿区大久保の模索」(NHK, 2008年3月14日)を見て、多文化共生社会を作るための具体的な方法について検討してもらいました。

■12のグループのグループ名は以下のように決まりました。
1. ベストバランス
2. 郁夫JAPAN
3. イノグマ組
4. チームマガンダ
5. ドラエもん
6. GEORGIA組
7. カレーうどんたち
8. ひまわり組
9. バッファローズ
10. Team10
11. チームうに
12. 眼鏡

ガイダンス

本日、多言語・多文化社会論入門のガイダンスをおこない、授業内容の案内などをおこないました。今回は出席者が170名を超えていたので、抽選を行なって96名に絞ることにしました。履修を希望する人には申込書を出してもらい、抽選をおこないました。履修が認められた人はグループに分けて今週中に206および319の掲示板に掲示します。履修が認められなかった人には本当に残念ですが、来年度に再挑戦をしてください。

2011年度1学期の授業計画

多言語・多文化社会論入門の2011年度1学期の授業計画は次のとおりです。なお、今年は計画停電に対応するため1学期の終了が通常よりも1週間繰り上がっています。

日付題目・内容講師・ゲスト
14月12日ガイダンス青山 亨(本学)
24月19日ワークショップ活動木下理仁(本学)
34月26日留学生との交流活動(1)岡田昭人(本学)
5月3日祝日につき休講
45月10日留学生との交流活動(2)岡田昭人
55月17日異文化コミュニケーション宮城 徹(本学)
65月24日オールドカマーとニューカマー (1)金富子(本学)
75月31日オールドカマーとニューカマー (2)金富子
86月7日中間総括、グループワーク青山 亨
96月14日外国人受け入れ政策 (1)鈴木江理子(国士舘大学)
106月21日外国人受け入れ政策 (2)鈴木江理子
116月28日受け入れ支援 (1)杉澤経子
127月5日受け入れ支援 (2)薦田庸子(武蔵野市国際交流協会)
137月12日学生グループ・プレゼンテーション (1)青山 亨
147月19日学生グループ・プレゼンテーション (2)青山 亨

【お詫び】鈴木江理子先生の所属の記載に誤りがありましたので訂正しました。