社会論入門に関連するお知らせ

第2回 グループプレゼンテーション終了

今日は第2回のグループプレゼンテーションをおこないました。発表してもらったグループは以下のとおりです。

1. 多磨乃風
2. AMICI(友達)
3. チーム海
4. Hand and Hand
5. SCLAMM!
6. mediterraneo(地中海)

プレゼンのあとで全体の評価発表をおこないました。最優秀のグループにはHand and Handが選ばれました。いずれのグループも資料をしっかりと消化してよくまとまった報告をしてくれましたが、その中でHand and Handはアイディアの斬新さが際だっていたように思います。

個人レポートもグループ単位で返却しました。2学期の成績評価は、平常点+個人レポート点数+グループプレゼンテーションの点数でおこないます。

これで2学期の社会論入門の授業は終わりです。新学期にはぜひAdd-on Programの他の授業にチャレンジしてみてください。

第1回 グループプレゼンテーション終了

今日は第1回のグループプレゼンテーションをおこないました。発表してもらったグループは以下のとおりです。
1. CHO-BIJIN2
2. チィング
3. あいうえお
4. ルーの子孫
5. グループ7(セブン)
6. 富士山

1グループ10分の持ち時間でプレゼンをしてもらいました。

来週は、第2回のグループプレゼンテーションをおこないます。発表の順番は以下のとおりです。
1. 多磨乃風
2. AMICI(友達)
3. チーム海
4. Hand and Hand
5. SCLAMM!
6. mediterraneo(地中海)

プレゼンのあとで全体の評価発表をおこないます。また、個人レポートも返却する予定です。欠席することのないようにしてください。

青山亨の授業終了

今日は今年最後の授業でした。「ラオス発オーストラリア経由ニッポン」と題して青山が難民の問題、国際結婚の制度的側面と生活事情について語りました。

冬休み前に出していて個人レポートとグループ・レポートを提出してもらいました。今日、出せなかった人はただちに206に提出してください。

次回と次次回はグループ・プレゼンテーションを2回にわけて行います。グループ・レポートを踏まえて、しっかりと準備をしておいてください。

社会論入門のレポート提出日の変更

中間発表レポートについて、個人レポートの提出日を12月14日、ブループ・レポートの提出日を12月21日としていましたが、いずれも来年1月15日の授業時間中に変更します。

また、お知らせには、レポートについて、「課題と現状分析について2種類のレポートを提出」と書きましたが、これは、1点のレポートにこの二つのポイントを含めることが必要という意味です。実際に提出するレポートは、個人として1点、グループとして1点となります。

中間発表レポートは、最後のグループ・プレゼンテーションの基礎になるものですから、しっかりと取り組んでください。

野山広さんの授業終了

今日の授業では、、国立国語研究所の野山広さんに国際結婚で日本人と結婚し、日本に住むようになった外国人女性について語っていただきました。日本社会に心を閉ざすケース、ボランティア活動を通じて心を開くようになったケース、日本語教室を通じて地域に貢献できるまでになったケースと、三つの事例を通じて、学生にも考えてもらう授業を展開していただきました。

グループ・ワークでは、学生一人一人に自分の「言語史」を語ってもらいました。中国語と朝鮮語がどちらも母語だった人、家の中では日本語、家の外では英語といった環境で育った人など、いろいろな言語史をもつ人が学生の中にいることがわかって興味深かったです。

今年の社会論入門は、今日で最後です。次回は、2008年1月15日に、本学教員の青山亨が「ラオス発オーストラリア経由ニッポン」という題目で国際結婚について語ります。リーディングスに収めた竹原茂著『ラオス・日本、アジアに生きる―異文化理解と国際協力の理想を求めて』の抜粋を読んできておいてください。

レポートの提出について変更のお知らせがあります。別のエントリーを見てください。

坂間治子さんの授業終了

今日の授業では、女性の家HELPのスタッフである坂間治子さんに来ていただき、「国際結婚:相談の現場から」と題して、国際結婚をめぐるDV、子どもの養育義務、偽装結婚といった問題を語っていただきました。国際結婚の問題といっても、国際結婚をしたカップルの一部の問題であり、また、日本人同士の結婚でもおこる問題が大部分を占めます。しかし、民族差別や在留資格をめぐる暴力、子どもの国籍など、国際結婚に特有の問題も浮き彫りにんなったと思います。

来週は、国立国語研究所の野山広さんに、「中国から日本の農村に嫁いで」と題して、秋田県の農村に嫁いだ中国人女性たちについて語っていただきます。

金迅野さんとラップユニットKPの授業終了

今日は、川崎市ふれあい館の金迅野(キム シンヤ)さんとラップユニットKPのフニさんとリユンさんに来ていただき、在日コリアンとして日本に育つことの意味を語ってもらいました。

3人それぞれのトークのあと、日本語の力を全開したラップ3曲をKPの2人がギター伴奏付きで生演奏ました。この大学の授業中にラップの生演奏はたぶん初めてでしょう。なかでも「ゴースト」は言葉に命がこもって感動的でした。人は誰であれ、自分の過去やまわりの人々とつながって生きているわけですが、在日コリアンの場合は、そのつながりを常に強く意識して生きているのだと気づかされました。KPの2人のブログに授業の様子が載っています。

KPのフニさん、リユンさん、伴奏のギタリストさん、KPを紹介していただいた金迅野さん、ありがとうございます。

来週は、「国際結婚:相談の現場から」というテーマでNPOHELPの代表に語っていただきます。

金迅野さんとラップユニットKPの授業終了の続きを読む

近田由紀子さんと木下理仁さんの授業終了

今週は文部科学省初等中等教育局国際教育課適応・日本語指導係の近田由紀子(こんだ ゆきこ)さんをゲストスピーカにお迎えし、本学の多文化コミュニティ教育支援室で国際理解教育を担当している木下理仁さんのお二人で、国際理解教育について語ってもらいました。

近田さんはご自身が試みられた「あったらいいな こんなもの」という授業実践を紹介され、木下さんは異文化理解ゲームを使ったグループワークをおこないました。

近田さんの実践は、授業リーディングスに詳しい説明が載っているので、読み直しておいてください。

来週は外語祭のため休講なので、次回は再来週になります。この回には川崎市ふれあい館の金迅野さんとラップユニットKPに来ていただき、在日として日本に育つことの意味を語ってもらいます。KPの歌詞カードは配布してあるので、必ず読んでおいてください。

期末プレゼンテーションとレポートについてのお知らせ

期末プレゼンテーションのレポートについてのお知らせを発表しました。お知らせを受け取れなかった受講生は下からダウンロードし、よく読んでおいてください。

期末プレゼンテーションとレポートについてのお知らせをダウンロード PDF 122KB

大事な期日をまとめておきます:
■12月14日(金) 個人レポート締め切り 206室まで
■12月21日(金) グループレポート締め切り 206室まで
■1月22日(火) グループプレゼンテーション第1回
■1月29日(火) グループプレゼンテーション第2回

多磨探検隊の報告

今週は、ISEP-TUFS学生との合同グループによる多磨探検隊の報告をしてもらいました。1グループのみまたは2グループ合同で、各報告5分でおこないました。教員で評価をおこない、最高得点をとったグループにはちょっとした景品をお渡ししました。

いずれのグループも、日本特有の慣習や設備にとまどった経験を報告してくれましたが、興味深かったのは、慣れればすぐに順応できるハードの側面よりも、人と人の接し方のようなソフトの側面が難しいという指摘があったことです。この点は、これからの講義でも注意しておくべき点でしょう。

学期末のプレゼンテーションとレポートについてのお知らせをおこないました。別のページに案内をのせています。

10月23日 多磨探検隊の出発

今週の社会論入門からは、新しくわけた12グループで活動してもらいます。今日は、ISEP-TUFSから20名ほどの留学生に、12グループに分散して参加してもらいました。グループごとに、キャンパス内外のさまざまな場所を、留学生の視点から観察し、発見をしてもらう「多磨探検隊」プロジェクトです。今日は、グループのリーダーの選出とグループ名の決定をおこない、それぞれ指定された場所に探検に出発してもらいました。

結果は、レポートとプレゼンテーションの2種類で各グループごとに発表してもらいます。レポートは来週火曜日の昼休みまでに多文化コミュニティ教育支援室(206)に提出、プレゼンテーションは来週火曜日4限の時間に113教室で各グループ5分以内でおこなってもらいます。プレゼンテーションは教員によって採点し(テーマ、プレゼン、ユニークさの3項目)、優秀グループには景品を贈呈します。

206の前に特別な掲示板を用意しておきますので、リーダーから欠席者に対する連絡があれば、ここに掲載してください。その他、不明な点があれば、青山(633)から206に相談に来てください。

新しいグループ分けのお知らせ

社会論入門の新しいグループ分けを発表します。下のリンクをクリックしてください。

新しいグループ名簿 (PDF, 45KB)

次回10回23日の授業からはこのグループで活動をおこないます。

ISEP-TUFSとの合同授業に向けて

今日の社会論入門は、最初に杉澤さんの担当で、前回の異文化体験シミュレーションの振り返りをおこないました。異文化間のコミュニケーションでは、たんに言葉を翻訳するにとどまらず、相手の立場に「寄り添う」ことが大切さだということでした。続いて青山の担当で、来週・再来週のISEP学生との合同授業に向けての説明とグループワークをおこないました。

今日、6グループに分けましたが、予想よりも人数が増えましたので、現在のグループをさらに二つにわけ、全体で12グループにすることにします。グループ分けは今週中に、前回と同じく、掲示板およびブログに載せますので、注意しておいてください。

グループ分けの名簿発表

グループ分けの名簿を発表しました。学生掲示板、多言語・多文化教育研究センター(319)前の掲示板に掲示しています。また、このページからダウンロードすることもできます。

グループ分け名簿 (PDFファイル 40KB) 左のリンクをクリックしてください。

10月9日 異文化コミュニケーション・ゲーム

今日は本学多言語・多文化教育研究センターのプログラム・コーディネーターの杉澤経子さんに、異文化コミュニケーション・ゲームをしてもらいました。言葉が通じない環境の中で異文化を体験する状況をゲームを通じて感じることができたと思います。

「講義リーディングス」を配布しました。授業指定されている分については、必ず事前に読んでおき、授業に持参してください。

来週は、新しいグループ分けをおこないます。このグループは2学期の最後まで継続します。グループ分けの発表は、金曜日までにこのブログや319の掲示板でおこないますので、注意しておいてください。また、『多言語・多文化ブックレット』No.4を使いますから、あらかじめ読んだうえで、持参してください。

なお、「講義リーディングス」やブックレットなどでまだ入手していない配布物がある人は、206の多文化コミュニティ教育支援室に来て、受け取ってください。

10月2日 オリエンテーション

2007年度2学期の「多言語・多文化社会論入門II」を開講しました。

本日はオリエンテーションをおこない、Add-on Programの概要と授業の流れを説明しました。

1学期で配った「多言語・多文化ブックレット」全6冊はかならず読んでおいてください。まだ手に入れていない人は多文化コミュニティ教育支援室(206)で受け取ってください。次週には、とくにno.4を読んできておいてください。

次週はカードゲームを使った異文化体験シミュレーションをおこないます。早めに来た人は机の配置換えを手伝ってください。また、ゲームが始まると途中参加はできなくなりますから、遅れないようにしてください。

今後の講義スケジュールは以下のとおりです。2学期は「日本に暮らす外国人」がテーマです。

<講義スケジュール>

1. 10月2日 オリエンテーション 青山 亨(外大)
2. 10月9日 異文化体験シミュレーション:カード・ゲームを楽しもう? 杉澤経子(外大)
3. 10月16日 グループ・ディスカッション:留学生との交流活動にむけて 青山
4. 10月23日 留学生との交流活動1:「多磨」探検隊出発 岡田昭人(外大)
5. 10月30日 留学生との交流活動2:「多磨」探検隊報告会 岡田昭人
6. 11月6日 外国につながる子どもへの学習支援―多文化化する教室で 塩原良和(外大)ゲスト:出町、小島(支援室の学生)
7. 11月13日 国際理解教育―授業実践「あったらいいな」を通して 木下理仁(外大)ゲスト:近田由紀子
(11月20日 外語祭につき休講)
8. 11月27日 日本で生まれ育って ゲスト:金迅野(川崎市ふれあい館)、ラッパーユニットKP
9. 12月4日 国際結婚:相談の現場から NPO HELP
10. 12月11日 中国から日本の農村に嫁いで 野山 広(国立国語研究所)
(12月18日 月曜日の振り替え授業日)
11. 1月15日 ラオス発オーストラリア経由ニッポン 青山
12. 1月22日 学生のプレゼン第1回
13. 1月29日 学生のプレゼン第2回
(2月5日 予備日)

7月17日 プレゼンテーション終了

1学期最後の今日は13グループによるプレゼンテーションをおこないました。いずれのグループもパワーポイントを使って、規定の時間(5分)内にプレゼンを完了してくれました。評価の結果、最優秀のプレゼンに選ばれたのは、対話形式としっかりした展開で30点満点中29点を獲得したハーゲンダッツでした。

各グループのプレゼンの内容をPDFファイルにしたものを以下に掲載しました。グループ名の五十音順に並んでいます。

1. 青屋は逆さよ ファイルをダウンロード
2. アミーゴ ファイルをダウンロード
3. MNSHY ファイルをダウンロード
4. オランウータン ファイルをダウンロード
5. GRUPO ファイルをダウンロード
6. 小さな声 ファイルをダウンロード
7. チーム☆フラワー ファイルをダウンロード
8. チーム・ハロハロ ファイルをダウンロード
9. CHO-BIJIN ファイルをダウンロード
10. 日本はまあまあ住みやすい ファイルをダウンロード
11. Pararise ファイルをダウンロード
12. ハーゲンダッツ ファイルをダウンロード
13. YY6ers ファイルをダウンロード

2学期と来年度のAdd-on Programについて説明するちらしを配布しました。これからもAdd-on Programを受講する予定の人は、見落としのないようにしてください。それから、多言語・多文化教育研究センターのブックレットを第6号まで配布しました。2学期にも副読本として使いますから、夏休み中にしっかりと読んできておいてください。

7月10日 グループワークを終了しました。

今日は、来週最終回のグループ・プレゼンテーションに向けてのグループワークを行いました。今日のグループワークと来週のプレゼンテーションについては、資料を作って配布しました。下に、授業中に口頭で訂正した部分を含む改訂版を掲載したので、参考にしてください。

「学生グループ・プレゼンテーションについて」をダウンロードする (PDFファイル 183KB)

来週は、プレゼンテーションです。今日のグループワークを踏まえて、しっかりと準備をしてください。なお、来週はビデオによる撮影が予定されています。撮影されるのが不都合な方は授業前にお知らせください。

7月3日 宋賢進さんの授業終了

今週は、東京朝鮮第二初級学校長の宋賢進(ソン・ヒョンジン)さんに、「在日コリアンの子どもたち」というテーマで、民族教育の歴史と課題、そして「枝川裁判」の経緯と今後について語っていただきました。

提出してもらったグループのコメントを掲載しておきます。
グループ・コメントシートをダウンロード (41KB, MSWordファイル)

来週から、グループによるプレゼンテーションの準備と実際の発表にはいります。詳しい説明は、このブログのページに掲載しますからよく読んでおいてください(月曜日の午後を予定)。

プレゼンテーションのテーマは、1学期におこなって授業の内容にそって設定します。また、参考資料として、配布した『多言語・多文化ブックレット』(1号から4号まで配布済み)にもよく目を通しておいてください。

6月26日 ナディさんの授業終了

今週はイラン出身のナディさんをゲストスピーカにお迎えして、日本で育った外国人の子どもたちというテーマで語っていただきました。自分を「イラン系日本人」と表現するナディさんの話は、学生たちにとって考える材料をたくさん提供してくれたと思います。(2019-04-12更新)

提出してもらったグループのコメントを掲載しておきます。
グループ・コメントシートをダウンロード (38KB, MSWordファイル)

来週は、朝鮮学校長の宋賢進さんに語っていただきます。

6月19日 イシカワ・エウニセさんの授業終了

今週は日系ブラジル人のイシカワ・エウニセさんをゲストスピーカにお迎えして、「日系労働者から見た日本社会の問題点」というテーマで語っていただきました。

文化的アイデンティティの多様性や国籍という法的アイデンティティとの矛盾など、ご自身の体験に基づく興味深いお話をしていただきました。

提出してもらったグループのコメントがまとまりましたら、ここに掲載する予定です。

来週は、イラン出身の大学生ナディ さんに語っていただきます。

6月12日 ウラノ・エジソンさんの授業終了しました

今週は、日系ブラジル人のデカセギ問題に詳しく、ご自身も日系3世であるウラノ・エジソン・ヨシアキさんをゲストスピーカにお迎えして、「日系労働者受け入れの背景と労働の実態」というテーマで語っていただきました。

日系労働者が不安定な労働条件で働かざるを得ない状況を説明していただきました。このような状況のしわ寄せが、子どもたちの不就学や非行といった問題にもつながっているわけです。

今回はグループディスカッションの時間が十分にとれませんでしたが、提出してもらったグループのコメントとその一部に対するエジソンさんの回答を下に掲載しています。

グループのコメントをダウンロード (MS Word, 72KB)

来週は、日系労働者から見た日本社会の問題点をイシカワ・エウニセ・アケミ(静岡文化芸術大学文化政策学部准教授) さんに語っていただきます。

6月5日の授業終了しました

今日は本学の教員のみで授業をおこないました。

最初に、高橋教員から、講義の最後に予定されているプレゼンテーションに至るまでの手順について説明をしてもらいました。よいプレゼンテーションとは、正しい現状認識に基づいて、問いを発し、説得的な論理をともなって、はっとする答えをだすことだ、と指摘されました。現状認識のために本を読むことの重要性も強調されました。

続いて、青山教員が、在留特別許可を得ることに成功したペルー人家族の事例と、日本の企業で働く日系ブラジル人の事例について、二つのビデオを紹介し、これまでの在留特別許可をめぐる講義の総括をするとともに、次週からの日系外国人をめぐる講義に向けての問題提起をおこないました。

今回は、グループワークでコメントシートを作るよう指示はしませんでしたが、いくつかのグループでは自発的に作ってくれました。作ってもらったグループのコメントシートを下に掲載しています。

グループのコメントをダウンロード (MS Word, 28KB)

次回は、日系ブラジル人のデカセギ問題に詳しいウラノ・エジソン・ヨシアキさんをゲストスピーカにお迎えして、「日系労働者受け入れの背景と労働の実態」というテーマで語っていただきます。

5月29日 横田さんの授業終了しました

今週は、今学期の現場の声の第3弾として、NPO法人ACTION代表横田宗さんをゲストスピーカにお招きして、授業をおこないました。

配布物は、ACTIONとワークキャンプを紹介するちらし各1枚と、ルースベネディクトの『菊と刀』から第12章「子どもは学ぶ」の部分の抜粋でした。

初めに青山が前回の授業のふりかえりをおこないました。先週のコメントの中には、日本では不法滞在者に対してなぜアムネスティ(大赦)がおこなわれないのかという質問がありましたが、2003年にアムネスティをおこなった韓国の事例をあげて、日本でも遅かれ早かれその是非が議論される時期がくることを示唆しました。

続いて、横田さんから、日本のフィリピンパブの歴史に始まって、日本におけるフィリピン人エンターテイナーの実情と将来についてのお話がありました。そのあと青山がいくつかの質問を横田さんにしたあと、日本の足らないところを補うために外国人(たとえばフィリピン人)をどのような職種にいれて行ったよりのか、グループで議論してもらいました。議論のあとグループの代表者に前に集まってもらって、一人一人グループの考えを横田さんにぶつけてもらいました。グループでの議論の結果は大きな紙にまとめました。これを整理したものを下に掲載しました。次回の授業の冒頭でふりかえりに使いますから、読み直しておいてください。

グループのコメントをダウンロード (MS Wordファイル, 32KB)

次回7月5日は、ペルー人家族の事例をビデオで紹介し、新しい問題群の抽出をおこないます。

5月22日 山口元一さんの授業終了

今週は、今学期の現場の声の第2弾として、弁護士の山口元一さんをゲストスピーカにお招きして、授業をおこないました。

配布物は、山口さんのプリントアウト2点です。

初めに青山が前回の授業の振り返りをおこないました。先週のコメントの中には、フィリピン国内で仕事をみつけることができない人々が日本に来て仕事をみつける状況について触れたものが多くありました。この点については、次の2点だけを指摘しておきます。第1に、かつては日本も海外に移民を送り出す立場にあったこと、第2に、フィリピンの国内の問題は問題として重要であるとしても、日本国内の問題にまず取り組む必要があるということです。

続いて、山口さんによる、弁護士としての視点から、現場の体験に基づいたお話がありました。このあと、山口さんの話についてグループで議論してもらい、グループごとの質問に山口さんに応えていただきました。グループでの議論の結果は大きな紙にまとめました。これを整理したものを近日中に下に掲載します。次回の授業の冒頭で振り返りに使いますから、読み直しておいてください。

グループのコメントをダウンロード (PDF形式 25KB)

次回5月29日は、NPO法人ACTION代表横田宗さんに、フィリピンの孤児院での支援活動から見える日本社会について語っていただきます。

5月15日 アガリン長瀬さんの授業終了

今週は、今学期の現場の声の第1弾として、KAFINのアガリン長瀬さんをゲストスピーカにお招きして、授業をおこないました。

配布物は、先週のグループワークで作成したグループ毎のコメントのまとめ1枚と、アガリン長瀬さんのパワーポイントのプリントアウト2枚です。

初めに青山が前回の授業の振り返りをおこない、先週から在日フィリピン人労働者に焦点をあてていることに受講生の注意を喚起しました。

そのあと、アガリン長瀬さんによる話とビデオの紹介があわせて1時間ありました。ポイントの一つは海外で働くフィリピン人労働者(Oversears Filipino Workers)について(とくに日本にエンターティナーの資格で入国するフィリピン人女性)、もう一つのポイントは在日フィリピン人を支援するKAFINの活動についてでした。お話は英語でなされ、日本語への通訳がつきました(高野さん、ありがとうございました)。

ビデオのあとで、アガリン長瀬さんの話についてグループで議論してもらいました。今日は時間がなかったので、2つのグループの代表に、グループとしての質問を出してもらい、アガリン長瀬さんに答えてもらいました。グループでの議論の結果は大きな紙にまとめてもらいました。これを整理したものを掲載しておきます。次回の授業の冒頭で使いますから、読み直しておいてください。

  ■グループのコメントをダウンロード (MS Wordファイル 40KB)

個人のコメントシートは遅くとも明日の夕方までに206に提出してください。なお、自分の所属するグループ名は必ず記入し置いてください。

次回は、弁護士の山口元一さんをゲストスピーカにお招きして、授業をおこないます。今日、十分に明らかにできなかった事柄は、ぜひ次回の授業で質問してください。

5月8日 塩原教員の講義が終わりました

ゴールデンウィーク明けの今日の講義では、グループ毎に机をあわせてすわってもらい、杉澤さんによるアイスブレーキングのグループワークをおこないました。ここで作ったグループは1学期を通じて続きますから、しっかりと仲間になってください。

そのあと、本学の塩原教員による授業をおこないました。授業では、非正規滞在であるため強制送還のおそれがあるフィリピン人母子家庭の生活を描くビデオを紹介し、それについてグループで議論してもらいました。次回からは、数回にわたって、このテーマに沿って現場の声を聞いていきます。

グループでの議論の結果は大きな紙にまとめてもらいました。これを整理したものを掲載しておきます。次回の授業の冒頭で使いますから、読み直しておいてください。
  ■ファイルをダウンロード (MS Wordファイル 28KB)

授業では『多言語・多文化ブックレット』No.1, 2, 3の3冊を配布しました。これはこの講義の重要な副読本なので必ず読んでおいてください。また、3冊揃っていない受講生は、センター(319)に行って足らない分を受け取ってください。

次回は、KAFINのアガリン長瀬さんをゲストスピーカにお招きして、授業をおこないます。

4月24日 アイスブレーキングとグループ分け

今日の社会論入門では、「部屋の四隅」を使ってアイスブレーキングをしたあと、だいたい8人ごとにグループに分けました。グループに対しては、日本は外国人にとって住みやすいと思いますか?という問に対して、グループとしての意見を述べてもらいました。言葉の壁や法的権利の制限など、いろいろな意見が出されました。授業の最後の週では、グループごとに発表をしてもらう予定ですから、しっかりとチームワークを作ってください。

個人別のコメントシートは、明日の夕方5時までに、多文化コミュニティ教育支援室(206)に提出してください。また、今日の授業にでれなかった人は、明日、206に出向いて、和田さんの指示にしたがってください。

来週、5月1日は休校です。次回の授業は5月7日になります。アイスブレーキングに続いて、ビデオを見てもらいます。

社会論入門が開講

今日4月17日、火曜日4限の「多言語・多文化社会論入門 I 」を開講しました。第1回めはオリエンテーションとして、授業担当教員の青山がAdd-on Programの概要と「社会論入門」の説明をおこないました。

受講希望者が定員110人を超えた場合には抽選をおこなう予定でしたが、定員まで少し余裕があったので、今日の授業に出席した受講希望者については全員受講を認めることにしました。

来週4月24日は、クラスのグループ分けをします。グループに所属していないと、学期末のグループ別のプレゼンテーションにも参加できず、評価の対象にならなくなりますから、必ず出席してグループ分けに参加してください。

なお、専攻語のオリエンテーションなどでどうしても参加できない人は、翌4月25日に多文化コミュニティ教育支援室(206)に出向き、支援室の和田さんから指示を受けてください。

2007年度の「多言語・多文化社会論入門」

2007年度1学期の「多言語・多文化社会論入門」は火曜・4限(14:50~16:20)113教室で開講します。

第1週4月17日には、オリエンテーション、受講生多数の場合の抽選など、重要な手続きがありますから、受講希望者は必ず出席するようにしてください。授業概要(PDF 443KB)をダウンロードすることができます。

1学期の授業計画は以下のとおりです。(2019-04-23更新)


2007年度1学期「多言語・多文化社会論入門」火曜・4限 113教室 担当教員:青山 亨

4月17日 オリエンテーション 青山 亨(東京外国語大学)
4月24日 授業の導入、アイスブレーキング、グループ分け 杉澤経子(東京外国語大学)
5月1日 (休講)
5月8日 ビデオ1(フィリピンの親子の事例):問題群の抽出 塩原良和(東京外国語大学)
5月15日 現場の声:日本で働くフィリピン女性 アガリン長瀬(KAFIN代表)
5月22日 現場の声:外国人の法的地位と在留特別許可制度 山口元一(弁護士・第二東京弁護士会
5月29日 議論:フィリピンの孤児院での支援活動から見える日本社会 横田 宗(NPO法人ACTION代表)
6月5日 ビデオ2(ペルーの家族の事例):問題群の抽出 青山 亨
6月12日 現場の声:日系労働者受け入れの背景と労働の実態 ウラノ・エジソン・ヨシアキ
6月19日 現場の声:日系労働者から見た日本社会の問題点 イシカワ・エウニセ・アケミ(静岡文化芸術大学文化政策学部准教授)
6月26日 現場の声:日本で働く外国人労働者の子どもたち ナディ(亜細亜大学国際関係学部在学)
7月3日 現場の声:在日コリアンの子どもたち 宋賢進(東京朝鮮学園東京朝鮮第二初級学校校長)
7月10日 学生によるグループワーク 青山 亨
7月17日 学生グループによるプレゼンテーション 青山 亨

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